【例文あり】アルバイト採用の電話対応や伝える際のポイントを解説!

企業がアルバイト採用の活動をおこなっていく中で重要なステップのひとつに「採用連絡」があります。
アルバイト採用の連絡では、主に電話やメールが用いられます。
面接案内・採用通知・不採用通知など採用活動における各段階の連絡には、応募者の意欲を確認したり選考辞退を防止したりと様々な役割を担っています。
また、応募者に対して企業のイメージ・印象を決定づけるものであると同時に、その後の採用プロセスにも大きな影響を与えます。

この記事では、アルバイト採用の活動における電話連絡をおこなう際の伝え方や状況別テンプレートを詳しく解説!
電話だけでなく、応募者に好印象を与えられるメールテンプレートもご紹介します。
スムーズにアルバイト採用の活動を進めるために、電話やメールで対応する際の意識すべきポイントを抑えましょう◎

1章.今すぐ使えるアルバイト採用の電話テンプレート

アルバイト採用の活動をおこなう中で、採用担当者が応募者に電話で連絡をすることがよくあります。
電話でアルバイト面接の案内や選考結果を伝える際に「具体的にどのような流れで話したらよいのか」とお悩みの採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
電話をするときの対応内容によって企業の印象が左右されるため、スムーズかつ丁寧な対応が非常に大切になります。

1章では、応募者へ電話をするときにスムーズかつ丁寧に対応ができるよう、今すぐ使える電話テンプレートをご紹介します!

ご紹介するテンプレートは以下の通りです。

1-1.アルバイト面接案内&設定
1-2.アルバイト面接日2日前のリマインド
1-3.選考結果~採用(合格)の場合~
1-4.選考結果~不採用の場合(メールが最適!)~ 
1-5.アルバイト採用のイレギュラーな電話対応テンプレート3選!

1-1. アルバイト面接案内&設定

アルバイト面接の案内電話は、採用担当者と応募者が初めてやりとりをする場面であることが多いです。
曖昧な話し方をしてしまうと応募者は不安になってしまうため、事前に応募者情報や話すことをまとめておくことが大切です。また、電話では声が聞き取りにくいこともあるため、普段以上にハキハキと話す・早口にならないようにすることを意識すると良いでしょう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

恐れ入ります、【企業名】採用担当の〇〇でございます。
●●様のお電話でお間違いございませんでしょうか。

ありがとうございます。弊社の求人にご応募いただいた件でお電話をさせていただきました。
ただいまお時間数分いただいてもよろしいでしょうか。

この度は弊社の求人にご応募いただき、ありがとうございます。
書類選考を行いましたところ、●●様にはぜひ面接でお話をさせていただければと考えております。
このままお電話で面接日の設定を行いたいのですが、問題ございませんでしょうか。

ありがとうございます。
それでは、〇月〇日(〇)以降でご都合のよろしいお日にちとお時間帯をお伺いしてもよろしいでしょうか。

~カレンダーなどを見ながら調整~

かしこまりました。それでは、〇月〇日(〇)〇〇:〇〇~にて確定とさせていただきます。
当日は【持ち物】をご持参の上、【面接場所】までお越しください。
(※持ち物は筆記用具や履歴書など)

この後、ご登録いただいているメールアドレスに面接場所の住所などを含めた面接日確定のメッセージをお送りいたしますので、必ずご確認をお願いいたします。

こちらからのご案内は以上になりますが、何か面接についてご不明点などございますでしょうか。

当日はお気をつけてお越しくださいませ。
お時間ありがとうございました。失礼いたします。

1-2.アルバイト面接日2日前のリマインド

応募者が面接日程を失念していたことにより、連絡なしにドタキャンされてしまうことが案外多いです。
リマインドをおこなうことによって、応募者のドタキャンを防ぐ効果があります。また、「事前に連絡をしてくれるなんて親切な会社だな」と応募者の志望度が高まることもあるため、リマインドは必ずおこないましょう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

恐れ入ります、【企業名】採用担当の〇〇でございます。
●●様のお電話でお間違いございませんでしょうか。

ありがとうございます。面接日の2日前になりましたので、確認のお電話をさせていただきました。
ただいま1~2分ほどお時間いただいてもよろしいでしょうか。

●●様とは〇月〇日(〇)〇〇:〇〇~に面接のお時間をいただいておりますが、ご予定にお変わりございませんでしょうか。

当日のお時間やお日にちの変更は、メールではなく緊急連絡先の〇〇-〇〇〇〇-○○○○までお電話いただきますようお願いいたします。

それでは●●様とお会いできますことを楽しみにしておりますので、当日はお気をつけてお越しくださいませ。
お時間ありがとうございました。失礼いたします。

1-3.選考結果~採用(合格)の場合~

アルバイト採用の通知を電話でおこなうことにより、応募者の反応を読み取りやすいです。採用の意向を伝えたときの反応や声のトーンで、自社に対する熱意や志望度を改めて確認できるため、内定辞退のリスクを察知することができます。
また、応募者に疑問や不安がある場合も直接対応が可能なため、その場で不安を解消・スピード感のあるコミュニケーションが図れます。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

恐れ入ります、【企業名】採用担当の〇〇でございます。
●●様のお電話でお間違いございませんでしょうか。

ありがとうございます。先日お受けいただいた面接結果についてのご連絡をさせていただきました。
ただいまお時間数分いただいてもよろしいでしょうか。

先日は面接にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
選考の結果、●●様をアルバイトとして採用することが決定いたしました。

つきましては、入社手続きに必要な労働契約などがございます。一度弊社(店舗)にお越しいただきたいのですが、〇月〇日(〇)以降でご都合のよろしいお日にちとお時間帯はございますでしょうか。

かしこまりました。それでは〇月〇日(〇)〇〇:〇〇~にて確定とさせていただきます。
当日は【持ち物】をご持参の上、【場所】までお越しください。
(※入社手続きには印鑑や口座番号の分かるものなどが必要です。)

この後、ご登録いただいているメールアドレスにも当日の持ち物などを含めた日程確定のご連絡をさせていただきますので、必ずご確認をよろしくお願いいたします。

こちらからのご案内は以上となりますが、現時点でご不明点などございますでしょうか。
当日までにご不明点や気になることがございましたら、いつでもご連絡ください。

当日はお気をつけてお越しくださいませ。お時間ありがとうございました。
●●様と一緒に働けますことを楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
失礼いたします。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

アルバイト採用の場合、入社日当日に手続きを行う企業も多いです。
その場合は、面接の際にヒアリングした入社日で問題はないか・当日に手続きを行うことを必ず相手に伝えましょう。

1-4.選考結果~不採用の場合(メールが最適!)~

恐れ入ります、【企業名】採用担当の〇〇でございます。
●●様のお電話でお間違いございませんでしょうか。

ありがとうございます。先日お受けいただいた面接結果についてのご連絡をさせていただきました。
ただいまお時間数分いただいてもよろしいでしょうか。

先日は面接にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
選考の結果、誠に残念ではございますが、今回は採用を見送らせていただくことになりました。
今回の応募に対して想定を上回る応募があったため、やむを得ずこのような判断となっております。

お預かりしている書類は、弊社で責任をもって破棄いたします。
(※書類の取り扱いは企業によって異なりますため、ご確認をお願いいたします。)

改めまして、この度は弊社アルバイトスタッフに応募していただき、ありがとうございました。
失礼いたします。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

不採用通知は応募者にとって非常にセンシティブな内容であるため、企業側は相応の配慮や対応力が求められます。単に不採用になったことを知らせるだけでなく、応募してくださったことに対しての感謝の気持ちを伝えたり、個人情報の取り扱いについてしっかり説明することも大切です。

一方、現在不採用の連絡で最も一般的な方法がメールです。
電話で応募者に結果を伝えた方が誠実な印象を与えられると思われますが、ふとした言葉で応募者を不愉快な気持ちにさせてしまう可能性があります。相当な配慮が必要となり、「言った・言わない」のトラブルに発展する可能性もあるため、記録を残すといった点でもメールが最適でしょう。

下記に不採用連絡のメールテンプレートもご紹介いたします!

<メールの場合>

件名:【選考結果のご連絡】(企業名)

●●様(フルネーム)

お世話になっております。
【企業名】採用担当の〇〇でございます。

先日は面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。
選考の結果、誠に残念ではございますが、今回は採用を見送らせていただくことになりました。
ご応募いただいたのにも関わらず、このような結果となり申し訳ございません。

今回の募集に対して想定を上回る応募があったため、やむを得ずこのような判断となりました。

なお、お預かりしている履歴書につきましては、弊社で責任をもって破棄いたします。

この度は弊社のアルバイト募集にご応募いただき、ありがとうございました。
末筆ながら、●●様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

(企業名)採用担当
〇〇

1-5.アルバイト採用のイレギュラーな電話対応テンプレート3選!

電話をしても応募者が必ず対応できるとは限りません。
タイミングによっては忙しくて電話に出られなかったり、出たとしても対応できないことがあります。
そんな場合でも臨機応変に対応できるよう、イレギュラーな事例の電話テンプレートを3つご紹介します!

<留守番電話の場合>

お世話になっております、【企業名】採用担当の〇〇でございます。
●●様のお電話でお間違いございませんでしょうか。

選考結果の件でご連絡させていただきました。
また改めてお電話いたします。

失礼いたします。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

応募者が電話に出なかった場合、留守番電話を残しておくと折り返しがくる可能性が高まります。

長くなりすぎず、端的に伝えましょう。

 

<応募者が対応不可の場合>

応募者「申し訳ございません、今少し忙しいので別のお時間帯でもよろしいでしょうか。」

失礼いたしました。こちらから再度お電話をさせていただきたいのですが、●●様のご都合のよろしいお時間帯をお伺いしてもよろしいでしょうか。

かしこまりました。それでは本日(〇日)〇時に改めてお電話させていただきますので、よろしくお願いいたします。
お忙しいところご対応いただきありがとうございました。
失礼いたします。

<応募者から採用を保留にしてほしいと言われた場合>

応募者「他の会社の選考結果を待ってからお返事がしたいため、〇月〇日(〇)までお返事を待っていただくことは可能でしょうか。」

かしこまりました。それでは〇月〇日(〇)までにお電話またはメールにて●●様のご意志についてご連絡いただけますと幸いです。

入社に際してご不明点や不安なことなどございましたら、お気軽にご連絡ください。
それでは●●様からのご連絡をお待ちしておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
失礼いたします。

2章.アルバイト採用で上手く電話をするコツ5選

「アルバイト求人募集に応募は来るが、面接や採用に繋がらない」とお困りの採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。選考途中で辞退が多いのは、応募者への対応が適切ではないことが原因かもしれません。

2章では、応募者のモチベーションを保つための対応ポイントやコツをご紹介します!

詳しくは以下をご紹介します。

2-1.時間帯は午前中が一般的!応募者の職業や生活スタイルに合わせることも大切
2-2.面接案内&設定の電話は3営業日以内に連絡する~辞退を防ぐ3つのポイント~
2-3.採用連絡は1週間以内に伝える!
2-4.伝えること・流れを事前に準備
2-5.電話が終わった後は必ずメッセージも送る~テンプレートあり~

2-1. 時間帯は午前中が一般的!応募者の職業や生活スタイルに合わせることも大切

アルバイト採用の電話連絡をする際は時間帯を意識することにより、応募者に繋がりやすくなります。

電話を掛ける時間帯は、応募者からの指定がない限り午前中が一般的です。
日中は学校や仕事があって連絡が取りにくい学生や転職活動中の方でも、午前中に電話を掛けておけばお昼休みや終業後などに折り返しがくる可能性があります。

しかし、応募者の職業や生活スタイルに合わせて、電話を掛ける時間帯を考慮することも大切です。
アルバイトの応募者は様々な背景を持つため、一概に「この時間が良い」とは言い切れないためです。主ふや学生・フリーターなどの状況を想定しながら、可能であれば平日の午後や夕方以降、あるいは土日を候補にするのも効果的です。

現職中の方(正社員):

勤務時間中に電話を掛けることは避けた方が良いでしょう。職場で電話に出ることが難しい場合もありますし、個人的な電話を勤務中に受けることにストレスを感じる方もいるかもしれません。そのため、勤務時間外を狙うと電話も繋がりやすく、電話に出なかったとしてもすぐに折り返しがくる可能性があります。

現職中の方(アルバイト):

勤務時間やシフトが不規則であることが多いため、柔軟に対応する必要があります。平日の夕方以降などの休みやプライベートの時間帯を意識することで、現職中の応募者にとっても負担の少ない時間に連絡することができます。

学生の方:

基本的に午前中~日中は授業で忙しい方が多いため、夕方以降が望ましいです。 

夕方以降に電話する場合、20時以降に掛けることは応募者への迷惑になるため避けましょう。
相手の生活スタイルを考慮して、可能であれば事前にメールやメッセージで都合の良い時間帯を聞いておくとスムーズにやり取りをおこなうことができます。

2-2.アルバイト面接案内&設定の電話は1~3営業日以内に連絡する~辞退を防ぐ3つのポイント~

応募をいただいても「忙しくてなかなか対応できない…」と後回しにしてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、日数が経ってしまうと面接設定をすることが難しくなってしまいます。

応募をいただいたら、1~3営業日以内に面接案内の電話をすることが理想的です。
連絡が応募から3日以上経ってしまうと、面接設定率は60%まで下がるといわれています。理由としては応募者が忘れてしまったり、他社の選考に進んで辞退してしまうためです。複数社応募している方が多いため、早めに連絡が取れた企業から選考に進んでいく応募者が大半のようです。また、連絡がなかなかこないと「応募方法を間違えてしまったのではないか」と不安になってしまい、マイナスな印象を持ってしまう可能性も。
そのため、応募後の連絡は20時以降を避け、できる限り早めにすることをお勧めします。

ここからは選考辞退を防ぐため、意識していただきたいポイントを3つご紹介いたします!

①応募後の連絡は早めにおこなう
②丁寧な対応を心がける
③面接日2日前に確認の連絡をする

①応募後の連絡は早めにおこなう

選考辞退を防ぐために最も重要なことは、応募者へのスピード感のある対応です。
応募後は意欲が高い状態のため、電話が繋がる率や返信率も高いのです。そのため、時間を掛けすぎてしまうと不信感を抱いてしまったり、他社へ興味が移って自社への志望度が下がってしまい、結果として選考辞退に繋がります。

アルバイト面接の案内など連絡がすぐにできない場合は、まずは応募に対するお礼の連絡をすることで、企業に対する信頼度や応募者の意欲を高いまま維持することができます。スピード感のある対応を心がけることで、自社への興味を保ちつつ、選考辞退を防止するようにしましょう。

②丁寧な電話対応を心がける

応募者との丁寧なコミュニケーションも選考辞退を防ぐためには欠かせません。企業が応募者におこなう電話の対応は、応募者が企業に抱く印象に直結します。実際に優れた社員が多かったとしても、選考過程での対応をおろそかにして応募者にマイナスな印象を与えれば、それがそのまま企業のイメージになるのです。そのため、電話対応は丁寧におこなうことを意識しましょう。

具体的には…

・明るい声でハキハキと話す
・対応が可能かどうか相手の都合を伺う
・事前に話す内容をメモにまとめておく。曖昧な言い方はしない。
・面接日程などを決めるときは、柔軟に対応する姿勢をみせる
・「はい」「かしこまりました」などの適切な相槌を打つ

などを意識すると良いでしょう。小さなことですが、以上を実施することで印象が大きく変わります。

③面接日2日前に確認の連絡をする

面接日2日前になったら、電話やメールで確認の連絡をするのも効果的です。
なぜ2日前なのか。それは、前日の確認だと連絡がつかないまま当日を迎えてしまうことになりかねないためです。1日余裕があるタイミングがベストなのです。
応募者が多忙な場合、面接があることを忘れてしまったり、日程を勘違いしてしまっていることがあります。応募した日から面接日まで間が空く場合も、モチベーションが下がったり、他社へ興味が移ってしまうことが考えられます。

そのため、面接日2日前に確認をすることで応募者に面接を忘れられるのを防ぐ効果があります。また、企業側から「面接でお会いできますことを楽しみにしております」と伝えることで、応募者のモチベーション維持・ドタキャンを防止する効果もあります。
それと合わせて、緊急連絡先を伝えておくと良いでしょう。応募者が急な体調不良や仕事で面接に来れなくなってしまっても、日程の再調整に繋げることができるため、選考辞退を防止することができます。

詳しくは、1章の「1-2.面接日2日前のリマインド」で今すぐ使える電話テンプレートが記載されておりますので、是非ご確認ください。

2-3.アルバイト採用(合格)連絡は1週間以内に伝える!

採用に繋げるためには、選考後の結果を伝えるタイミングも非常に大切です。
遅くなってしまうと辞退の原因になります。それでは、何日以内に採用連絡をすることがベストなのでしょうか。

採用連絡は面接から1週間以内におこなうと良いでしょう。
採用連絡のスピードは、応募者に対する歓迎の度合いや誠実さを示すものとなるためです。

「結果を早く知りたい」と思っている方が大半のため、面接から選考結果の連絡までに時間が掛かってしまうと、企業に対して不信感を抱いてしまう原因になります。結果を待っている期間は志望度が高ければ高いほど長く感じられ、応募者は不安が募っていくのです。

また、応募者は「不採用だったのかな」と考え始め、他社の選考に応募したり、保留にしていた他社の採用を承諾することがあります。複数社応募している方が多く、他社からの連絡で気持ちに変化が現れやすい期間でもあるため、企業は迅速な連絡を意識した方が良いでしょう。そのため、1週間以内が基本ではあるものの、採用の難易度が上がっている近年では面接後、当日~3日以内に連絡をする方が人材獲得に繋げられる可能性が高まります。

2-4.伝えること・流れを事前に準備する

1章.1-1アルバイト面接案内&設定の部分で「事前に応募者情報や話すことをまとめておくことが大切」と述べましたが、ここでは具体的に電話をする前に何を準備すれば良いのかをご紹介します!

電話でのコミュニケーションはメールとは異なり、声のトーンや言葉の選び方が直接的に伝わります。そのため、事前に十分な準備が必要です。
電話をする際に伝えるべき項目は一般的に以下の通りです。

・企業名、担当者の名前
・応募者氏名の確認
・対応できる状況か確認
・応募や面接に対するお礼
・面接案内や選考結果
・今後の流れ(来社日や持ち物などの確認)
・問い合わせや連絡方法

応募者氏名の確認:

氏名を間違えることは絶対に避けるべきです。電話をする際には、応募者の氏名や電話番号など情報をしっかりと確認しておきましょう。

対応できる状況か確認:

電話を掛ける時間によっては、応募者が対応できない場合もあるため、確認は必ずおこないましょう。また、言葉遣いにも注意を払い、応募者が心地よく感じるような配慮をおこなうことも重要です。

応募や面接に対するお礼:

時間を割いて応募してくれたこと・面接に参加してくれたことへの感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

面接案内や選考結果:

曖昧な話し方をせず、応募者に対して的確な情報が伝えられるようにしましょう。採用条件などの細かい点においても把握しておくことが求められます。

今後の流れ(来社日や持ち物などの確認):

必要な書類や今後の手続きなどの日程を事前に確認しておくことが大切です。応募者が次のステップに進めるようにサポートしましょう。

問い合わせや連絡方法:

応募者が質問をしたいときや面接当日に体調不良などで来られなくなってしまった場合に備えて、問い合わせ先を伝えておくと安心感を与えることができます。

2-5.電話が終わった後は必ずメッセージも送る~テンプレートあり~

電話が終わった後または電話に出られなかったときにメッセージを送ることが最適です。
ひとりひとりにこのような対応をすることは手間に感じるかもしれません。しかし、電話やメールにはそれぞれメリット・デメリットがあり、組み合わせることによってお互いのデメリットを補い・メリットを享受できます。そのため、労力をかけるだけの価値があるといえます。

面接設定や採用連絡などで電話が終わった後は、すぐにメッセージでフォローアップをおこないましょう。応募者との信頼関係を構築する上で重要なステップであり、電話で伝えたことをメールで詳細に説明することで、応募者が忘れずに確認できるようになります。また、メールを送ることで双方が情報を明確に共有することができ、誤解や伝え忘れを防ぐことができます。

ここからは、今すぐ使えるメールテンプレートを状況別でご紹介します!
ご紹介するテンプレートは以下のとおりです。

①アルバイト面接案内
②面接設定
③アルバイト面接日2日前のリマインド
④選考結果~合格の場合~

①アルバイト面接案内

応募者が電話に出られなかったときや対応が難しいと言われたときは、面接案内メールを必ず送り、日程決定まで繋げましょう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

件名:【面接日程のご案内】企業名

●●様(フルネーム)

お世話になっております。
【企業名】採用担当の〇〇でございます。

この度は弊社の求人にご応募いただき誠にありがとうございます。
先程お電話させていただきましたが、メールにて失礼いたします。

書類選考の結果、●●様とはぜひ面接でお話をさせていただきたく、ご連絡いたしました。

面接は弊社へご来社いただいての実施となります。
当日は、●●様との相互理解を深められる機会にできればと考えております。

下記に面接候補日程を記載させていただきますので、ご希望の日程を複数ご教示いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、●月●日(●)までにご返信いただけますと幸いです。

■面接候補日程

●月●日(●) ●●:00~
●月●日(●) ●●:00~
●月●日(●) ●●:00~
●月●日(●) ●●:00~

所要時間は1時間ほどを予定しております。
(※弊社には5~10分前にお越しください。)

■面接場所

【企業名】
【住所】
【アクセス】

■連絡先

〇〇-〇〇〇〇-○○○○
※ご質問等ございましたら、こちらの電話番号かメールでお気軽にご連絡ください。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
ご返信心よりお待ちしております。

———————–

【企業名】
採用担当 〇〇

※ここには住所や電話番号など記載しましょう

———————–

②面接設定

件名:【面接日確定のご連絡】企業名

お世話になっております。
【企業名】採用担当の〇〇でございます。

先程はお電話にてご対応いただきありがとうございました。
※メールでやりとりしている場合(面接希望日程のご連絡いただきありがとうございます。)

下記日程にて確定とさせていただきます。

■面接日程

●月●日(●) ●●:00~

所要時間は1時間ほどを予定しております。
(※弊社には5~10分前にお越しください。)

■面接場所

【企業名】
【住所】
【アクセス】

■緊急連絡先

〇〇-〇〇〇〇-○○○○
※当日の日程変更や交通機関の遅延など
トラブルがございましたら、こちらの電話番号にご連絡をお願いいたします。
また、ご質問等ございましたら、同様にこちらの番号かメールでお気軽にご連絡ください。

■持ち物

・△△
・▲▲

■服装

指定はございません。
スーツ着用をお願いいたします。 など

当日はお気をつけてお越しくださいませ。
お話しできることをスタッフ一同楽しみにしております。

———————–

【企業名】
採用担当 〇〇

※ここには住所や電話番号など記載しましょう

———————–

③アルバイト面接日2日前のリマインド

件名:【面接のご確認】企業名

お世話になっております。
【企業名】採用担当の〇〇でございます。

先程はお電話にてご対応いただきありがとうございました。
※電話に出られなかった場合(先程お電話させていただきましたが、メールにて失礼いたします。)

面接日の2日前になりましたので、確認のご連絡をさせていただきました。
●●様とは下記日程で面接のお約束をいただいております。
日程の変更などご希望ございましたら、事前にご連絡いただくよう、何卒よろしくお願いいたします。

■面接日程

●月●日(●) ●●:00~

所要時間は1時間ほどを予定しております。
(※弊社には5~10分前にお越しください。)

■面接場所

【企業名】
【住所】
【アクセス】

■緊急連絡先

〇〇-〇〇〇〇-○○○○
※当日の日程変更や交通機関の遅延など
トラブルがございましたら、こちらの電話番号にご連絡をお願いいたします。
また、ご質問等ございましたら、同様にこちらの番号かメールでお気軽にご連絡ください。

■持ち物

・△△
・▲▲

■服装

指定はございません。
スーツ着用をお願いいたします。 など

明日はお話しできますことを心より楽しみにしております。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

———————–

【企業名】
採用担当 〇〇

※ここには住所や電話番号など記載しましょう

———————–

④選考結果~合格の場合~

件名:【選考の結果について】企業名

お世話になっております。
【企業名】採用担当の〇〇でございます。

先程はお電話にてご対応いただきありがとうございました。

また、先日はお忙しい中弊社の面接にお越し下さいましたこと、重ねてお礼申し上げます。
選考の結果、●●様を弊社アルバイトスタッフとして採用することが決定いたしました。

つきましては、お電話口でお話しさせていただいた日程で入社手続きをおこないます。

■入社手続き日

●月●日(●) ●●:00~

■場所

【企業名】
【住所】
【アクセス】

■緊急連絡先

〇〇-〇〇〇〇-○○○○
※当日の日程変更や交通機関の遅延など
トラブルがございましたら、こちらの電話番号にご連絡をお願いいたします。
また、ご質問等ございましたら、同様にこちらの番号かメールでお気軽にご連絡ください。

■持ち物

・△△
・▲▲

当日はお気をつけてお越しくださいませ。
●●様と一緒に働けますことをスタッフ一同楽しみにしております。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

———————–

【企業名】
採用担当 〇〇

※ここには住所や電話番号など記載しましょう

———————–

3章.まとめ

本記事では、応募者への電話対応やポイントについてご紹介しました。
電話でのやりとりは伝え方次第で印象が大きく変わるものであり、スムーズに対応をするにはあらかじめ応募者に伝える内容をまとめておくことが非常に大切です。
また、良い印象を持ってもってもらうには、スピード感をもって対応することや連絡時間帯に配慮すること・丁寧で親切な対応を心がけることがポイントです。1人でも多くの人材を確保するためにも、このポイントを意識しながらおこないましょう。

ただし、応募者によっては電話が繋がらないこともあります。その場合は、留守番電話を残したり、メールでの対応が効果的です。

対応に迷ったときは、本記事でご紹介した電話・メールテンプレートをカスタマイズしてぜひご活用ください!

 

コメント

人材採用でお悩みの方には、サポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
人材採用でお悩みの方には、サポートいたします。
お気軽にお問い合わせください。