中途採用の説明会とは?実施方法や順序についてご紹介!

中途採用説明会

中途採用の説明会を実施したいけど、何から準備をすれば良いのか分からない、、。
中途採用の説明会の流れが知りたい、、。
このようなお悩みをお持ちの人事の方は多いのではないでしょうか?

新卒採用のみならず、中途採用においても説明会はかなり重要な役割を果たします。
自社の事業内容や風土、福利厚生などを求職者の方に知ってもらい、多くの求職者の方に「企業のファン」になってもらう、絶好の機会です。本記事を通して、中途採用説明会を一緒に成功させましょう!

中途採用説明会は下記の流れで行われていきます。

▽会社概要・企業理念の説明(説明会限定の内容を盛り込む)
▽業務内容や仕事のやりがいについて
▽経営陣からの要望や今後のビジョンについての説明
▽中途採用の先輩社員との交流会・質問受付
▽今後の採用フローについて説明
▽説明会アンケートの実施

それでは、それぞれ詳しく説明していきます!

会社概要・企業理念の説明(説明会限定の内容を盛り込む)

会社説明会を行うにあたって、まずは自社がどのような会社であるかを求職者の方に理解してもらう必要があります。
会社の歴史や事業内容、企業理念、社名の由来などをできるだけ分かりやすく説明し、自社に対する興味・知識を高めてもらいましょう!

それでは、説明する項目ごとにポイントをお伝えいたします。
説明する項目は大きく分けて、以下の5つとなります。

 

1.説明会司会者の自己紹介
2.会社の歴史
3.会社概要
4.企業理念
5.社名の由来

 

それでは、詳しくご紹介いたします。

説明会司会者の自己紹介

会社説明会を始めるにあたって、司会者の自己紹介(名前・部署・在籍年数)を行いましょう。
この際に、入社時の志望動機などを伝えると求職者の共感を得ることが出来ます。
パワーポイントなど資格資料を用いて、プライベートについて少し触れると、求職者が親近感を持つことができます。

会社の歴史

まず初めに、求職者の方に会社の歴史を説明しましょう。
会社の歴史を説明することで、下記のようなメリットを得ることができます。

中途採用説明会

入社後に社内の一体感を高めることができる

入社前に会社の歴史を説明しておくことで、会社の価値観に賛同する求職者が多く応募するので、入社後の社内の一体感を高めることができます。
また、会社の歴史を知らずに入社した場合、今後の方針に関する意見の不一致につながる場合もあります。

どのような価値観を持ち、事業を展開したかを理解することができる

2つ目のメリットは、歴史を知ることで会社・企業がどのような価値観を持ち、事業を展開したかを理解することができます。
これらを知ることで、価値観に共感した求職者を集めやすくなることから、入社後の定着率を上げることができます。

入社意欲を高めることができる

3つ目のメリットとして、入社意欲を高めることができる点が挙げられます。
会社・企業が今日までどのように成長を遂げてきたのかを知っていただくことで、求職者の一緒に成長していきたい気持ちを掻き立て、入社意欲を高めることができます。

会社概要

会社概要は、ホームページやWebサイト、配布資料にも記載されていますので、それをそのまま読むのではなく、さらに詳しい情報を付け加えることがオススメです。
会社概要の詳細を伝えることで、求職者の企業への信頼感・安心感アップへと繋がります。

会社概要の情報が少ないと、不信感へと繋がりかねませんので、できるだけ詳細を書くように心がけましょう。
また、ニッチな事業を行っている会社は、ここでわかりやすく会社概要を説明し、他企業との違いを出していくことが重要なポイントとなってきます!

また、来社時に配る資料には会社概要として下記の項目を記載しておくとわかりやすいです。

【会社概要記載情報】
会社名
代表者名
所在地
電話番号
事業内容
受付時間
設立
資本金
従業員数
売上高
主要取引先

企業理念

企業理念の説明も、会社説明会を行うにあたって重要なポイントとなります。
企業理念に関しても、会社概要と同様そのまま読み上げるだけでは足りません。
説明会に参加しないと分からない、企業理念の背景についての説明ができることが理想です。

社名の由来

社名の由来についてもここで説明することで、求職者の方々の企業理解度が上がります。
また、ここで現在の社名になるまでのユニーク・特徴的なエピソードを紹介することで、求職者の方への印象付けを図ることもできます。
社名に込められた想いや意味を知っていただき、理解度を上げていただきましょう。

業務内容や仕事のやりがいについて

次に、事業内容や仕事のやりがいについての説明をしていきます。
これらの説明は、下記の流れで説明していきます。

1. 仕事内容
2. 1日のながれ
3. やりがい
4. 研修(中途採用者向け)

それでは、詳しく説明していきます!

仕事内容

仕事内容の説明は、会社説明会の中でもかなり重要なポイントとなってきます。
求職者のかたが、入社した場合に毎日行うこととなる業務内容ですので、具体的に働いているイメージが持てるくらいに説明できることが理想となります。
また、職種をざっくりと説明するよりも、職種ごとの仕事内容を伝えたほうが、求職者にとってわかりやすい説明だといえます。

1日のながれ

1日の流れを用いて業務内容を説明すると求職者は入社後に自分が働く姿がイメージしやすいためオススメです。
職種ごとにモデルの社員を設定し、一日の流れを紹介しましょう。

下記のようにスライド、または資料に一日の流れをまとめると求職者の方にとってわかりやすく、オススメです。

上記のような資料を活用し、口頭で細かい情報(提案MTGの頻度やメールの通数など)を伝えていきましょう。

やりがい(中途採用者の実体験など)

次に、仕事のやりがいについてです。
職を選ぶ際に、やりがいを重視する求職者の方は多くいらっしゃいます。上記で説明した業務内容を通して、どのようなやりがいがあるのかを職種ごとに伝えると、求職者の志望度もアップします!
やりがいを感じた瞬間のエピソードをいくつか用意しておくと良いかもしれません。

研修(中途採用者向け)

入社後の研修の有無や研修期間についてもここで伝えておきましょう。未経験者可能の職種の場合、研修内容の充実度は応募への一歩を踏み出しやすい、安心材料となります。
入社後から、研修期間終了までに学ぶ内容を一覧などにして、流れがわかるようにすると研修を通して学ぶ内容、研修後の自分をイメージしやすくなります。

経営陣からの要望や今後のビジョンについての説明

続いて、経営陣からの要望や今後のビジョンについての説明を行います。
それぞれの説明方法について説明いたします!

求職者・社員に対する要望

経営陣から求職者の方に対して今後のビジョンを共有することで、一緒に会社を創り上げていくという動機づけをすることができます。
経営陣が考える、社員のあるべき姿や会社のあるべき姿をここで伝えてくことで、方向性を一致させることができます。

今後のビジョン

今後のビジョンに共感してもらうことで、長期的に働き、活躍するイメージを持ってもらうことができます。
経営陣が考える今後のビジョンを共有することで、同じビジョンや方向性を持った求職者の方を集めることができます。

中途採用の先輩社員との交流会・質問受付

会社についての説明が終わったところで、先輩社員との交流会・質問受付を行っていきます。
参加者と先輩社員が交流・質問する場を設けることで、入社後の不安の解消・入社後イメージを持ってもらうことができます。

交流会を実施する際は、事業や職種ごとにテーブルを分け、少人数の求職者が質問をする形式がオススメです。少人数のほうが質問をしやすく、テーブルを移動すればより多くの先輩社員から話を聞くことができるので、志望度も高まります。
実際に働いている方の経験や今後のキャリアプランを聞くことで就活・転職活動を行っている参加者の方々の目標再設定やこの会社で働きたいと考えるきっかけになることもあります。

実際に、会社説明会の交流会を通して会社の雰囲気を知ることができ、志望度が一気に上がった方や交流会をきっかけに入社を決めたといった方は多くいらっしゃるので、しっかり時間を確保するようにしましょう。

今後の採用フロー・募集要項について説明

続いて、今後の採用フローや募集要項についての説明をします。
参加者が説明会を通して、入社したいと感じた際に必要な情報となりますので、
伝える際に抜け漏れがないように注意していきましょう。

採用フローに関しては、下記のように視覚資料を用いると求職者の方にとってわかりやすいです。

 面接の実施方法(web,対面など)や服装、内定までに要する期間もこの際にお伝えできると良いです。
面接のおおよその日程に関してもここで伝えておくことが、参加者の方々が予定が立てやすいため、おすすめです。

新卒採用の際には、この採用フローに候補者同士でグループになり、ある議題について討論する『グループディスカッション』が入る場合があります。

続いて、募集要項について求職者の方々へ説明していきます。
説明会前に、下記のように選考の際に必要となる項目について事前にすり合わせておきましょう。

・職種
・仕事内容
・求める人物像
・勤務地
・就業時間
・給与
・福利厚生
・休日
・応募方法
・選考プロセス

説明会アンケートの実施

説明会の最後に、アンケートを実施する会社も多くいらっしゃいます。

アンケートの回答項目については、

・説明会で良かった点、改善してほしい点
・知りたいことを知れたか
・説明会のクオリティ、満足度
・興味を持った事業
・やりたい仕事
・何社ぐらい受けているのか
・自社は第何志望か

上記のように、今年度または次年度の採用活動に活かすことができる項目を入れましょう。

説明会終了後には、アンケートで回収した回答をもとに、改善できるところから改善していきましょう!

中途採用説明会を行うにあたって準備するべきこと

説明会の流れを全てお伝えしたところで、説明会を行うにあたって準備するべきことをご紹介いたします!
説明会を行う際に準備するべきことは大きく分けて下記の3点がございます。

1. 中途採用説明会を行うタイミング・場所について決める
2. 中途採用における採用指標を明確にする
3. 中途採用説明会を行う会場や使用する機材を万全に整えておく

詳しくご紹介いたします!

中途採用説明会を行うタイミング・場所について決める

会社説明会を行うタイミング・場所について決める必要があります。
タイミング・場所について、いくつか選択肢がございますので、ご紹介いたします!

タイミング

選考前

選考前に説明会を行うことで、より多くの応募者を獲得することができます。
求職中の方々を自社のファンにすることで、認知度を広げていきましょう!
また、転職フェアなどのイベントでも会社説明会を行うことができます。
転職フェアは、合同説明会や転職セミナーといった名称で行われています。

選考途中

選考前に会社説明会を行う企業が多数ですが、選考途中に会社説明会を組み入れている企業もあります。
選考途中に会社説明会を組み入れるメリットは、良いと思った応募者だけに自社についての詳しい説明を行うことで、採用の合理化を図ることができます。

定期開催

定期的に会社説明会を開催する企業もあります。
SNSなどで募集を集うことが多く、これから転職活動に取り組むライトな層、本気で応募を考えている層にもアプローチできることが魅力の一つです。

場所

・イベント会場:幅広い層と対面で会話することができる
・自社(対面):志望度が高い層と対面で会話することができる
・WEB(オンライン):居住地に関わらず、全国の方に会社について知ってもらうことができる

上記のタイミング・場所について考慮し、自社にあったタイミング・場所で会社説明会を行うようにしましょう。

中途採用における採用指標を明確にする

会社説明会を行うまでに、採用指標を明確にする必要があります。
早期離職を防ぐためにも、自社に合った人材であるかを見極める採用指標を明確にし、会社説明会を実施することをオススメします。

中途採用説明会を行う会場や使用する機材を万全に整えておく

会場や機材の状態を万全に整えておきましょう。
トラブルによる延長などは、参加者の方にとって悪印象となりかねません。
会社の印象が決まる日といっても過言ではない「会社説明会」。
スムーズに終えることができるよう、心がけていきましょう!

中途採用説明会を行うにあたって注意すべきこと

次に、説明会を行うにあたって注意するべき点をご紹介いたします。
注意するべき点は大きく分けて下記の3点がございます。

1. 対話を意識した構成にする(一方通行はNG)
2.「中途採用説明会」から逸脱しないようにする
3. 説明会日時スケジュールや内容についての直前の変更は避ける

それでは、詳しく説明していきます!

対話を意識した構成にする(一方通行はNG)

会社説明会のタイムスケジュールを立てる際に対話を意識して構成していきましょう!
長時間一方的に会社の説明をするのでは、参加者の方々の集中力が切れてしまいます。
特に、志望度がそれほど高くないライトな層の方々の為にとっても一方通行の説明会では集中力が保てません。
印象的な説明会、そして会場の程よい緊張感を出すためにも対話を意識した説明会を心掛けていきましょう。

「中途採用説明会」から逸脱しないようにする

説明会を盛り上げたい気持ちから、説明会とは関係ないコンテンツや雑談を多く取り入れてしまわないように注意しましょう。
雑談を好む参加者も一定数いるかもしれませんが、『会社説明会』として集まっていただいている以上、『説明会』から逸脱しないように心がけましょう。

説明会日時スケジュールや内容についての直前の変更は避ける

日時のスケジュールや内容についての直前の変更はしないようにしましょう。
特に、中途の会社説明会ですと、現職で働いている方が多く、仕事の合間を縫って就職活動を行っている方が多くいらっしゃいます。
日時に関する変更は特に、一度変更してしまうと参加者の予定を狂わせてしまうだけでなく、今後の説明会への参加が見込めなくなる可能性が高くなります。
上記の理由から、スケジュールや内容についての直前の変更は避けるようにしましょう。

まとめ ~中途採用説明会とは~

以上のことから、中途採用の説明会は下記の流れで行われます。

▽会社概要・企業理念の説明
▽業務内容や仕事のやりがいについて
▽経営陣からの要望や今後のビジョンについての説明
▽先輩社員との交流会・質問受付
▽今後の採用フローについて説明
▽説明会アンケートの実施

 

説明会を行う際には、できるだけ具体的にわかりやすく説明するように心がけましょう!
また、ホームページやパンフレット等に載っていない情報をお伝えすることもポイントです。

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