「採用サイトを作成することにメリットはあるの?」
「魅力的なサイトの特徴は?」
そんな疑問にお答えするため、採用サイトのメリットや成功の秘訣をまとめた記事を作成しました。
求人広告など転職に関する情報が溢れている昨今では、求人広告を見て、会社のHPも併せて確認するのが求職者にとって当たり前になりつつあります。
採用サイトは、集客や来社率、入社意欲を高めたりなど自社について良い印象を持ってもらえるなどメリットも沢山あります。
そのため採用サイトの必要性も高まり、作成に力を入れている企業も年々多くなっています。
採用サイトの作成をお考えの人事の方は是非この記事を参考にされてください。
採用サイトのメリット5選
採用サイトを作成することのメリットを5つ解説させていただきます。
採用サイトのメリットは大きく下記の5つが考えられます。
採用サイトメリット
①企業の理解促進ができ、ミスマッチを低減できる
②採用候補者の志望度を上げることができる
③長期的に見て採用コストを減らすことができる
④SNSやWeb広告と併用ができる
⑤社員のモチベーションを上げることができる
採用サイトのコンテンツや情報を工夫すればより会社のことを知ってもらい応募者の志望度を上げることができるメリットがあります。また、求職者だけでなく、取引先の企業様へもどんな会社かを知ってもらえるメリットもあります。
採用サイトの主なコンテンツは下記になります。
採用サイト コンテンツ
1.採用サイトトップページ
2.事業内容、経営理念、会社の強み、コーポレート情報
3.応募者へのメッセージ
4.詳しい仕事内容や求人要項
5.会社の雰囲気や働く人のインタビュー など
上記のようなコンテンツを盛り込むことで効果的な採用サイトを作成することができます。
採用サイトのコンテンツについては下記のサイトにも詳しくまとめてありますので是非チェックしてみてください。
※コーポレートサイトと相互にリンクを設置したり、導線も大切です。
▼求職者を惹きつける採用サイトのコンテンツを徹底解説!
https://www.bsearch.co.jp/media/recruitment-site-content
【採用サイトのメリット①】企業の理解促進ができ、ミスマッチを低減できる
採用サイトは掲載内容や表現が自由に作成することが可能なため、自社の雰囲気やリアルな情報を求職者に伝えることができます。
そのため、求職者側が企業に抱くイメージと実際の様子の相違が起こりづらくなります。
企業にとって採用してもミスマッチによって退職者が出てしまうことは避けたいので、できるだけ採用サイトでは多くの情報を盛り込むことが重要です。
例えば、自社の雰囲気を伝えるために採用サイトにオフィスの写真や社内イベントを載せたり、働いている人の実際のインタビューなどをターゲットとなる求職者に合わせて採用サイトに載せることで会社の雰囲気にマッチした人材からの応募が期待できます。
また、どんな仕事をするのか仕事内容も1日の流れや働く様子などを載せることで後から思ったような仕事と違った、、など認識の相違が起こりにくくなり、より自社にマッチした人材を集めることができます。
【採用サイトのメリット②】採用候補者の志望度を上げることができる
採用サイトの内容によって求職者の志望度を上げる効果があります。
応募を決めかねている求職者であっても、社員インタビューで実際に勤務している先輩社員の声を閲覧したり、企業理念などを確認することによって応募を促す後押しになります。
情報が限定的な求人広告ですと、どうしても給与や条件面で比較されてしまう傾向があるため、掲載型の広告は自由に情報を入れ込むことができる採用サイトと併用して採用活動するのがオススメです。
求人広告に採用サイトのURLを張り付ければ求人媒体に登録している求職者を採用サイトに誘導することができ、より志望度を上げることができます。
【採用サイトのメリット③】長期的に見て採用コストを減らすことができる
採用サイトは求職者に自社の詳しい情報を確認してもらった上で応募を促すことができるため、志望度の高い人材が集まりやすいです。
そのため、応募の質も上がりやすく、結果的に採用のコストを減らすことができます。
また、求人広告は掲載に広告費が発生してしまいますが、採用サイトは作成時にコストが発生し、その後は自社でも更新していくことが可能なので長期的に採用活動を行いたい企業にはメリットがあります。
【採用サイトのメリット④】SNSやWeb広告と併用ができる
採用サイトは制作したあと、求人媒体への掲載やSNSで発信するコンテンツ、Web広告として配信するコンテンツなどに二次利用をすることができます。
SNSを利用してより多くの求職者に見てもらうことで応募数の増加や企業のブランディングを期待することができます。
【採用サイトのメリット⑤】社員のモチベーションを上げることができる
採用効果とは直接関係がないですが、採用サイトに載せるコンテンツを作成する過程で社員のモチベーションを上げることができます。
インタビューを通して、会社や仕事に対する想いを語ることで、仕事へのモチベーションを高め、改めて自社を意識するきっかけにもなります。
また、採用サイトの中に動画や写真を入れたり、座談会などの企画を入れることで部署などが違い、普段話さない社員同士でもコミュニケーションが生まれ、結果的に社内に良い効果を生むことができます。
採用サイトのデメリット
1章では採用サイトのメリットを解説させていただきましたが、この章では逆に採用サイトのデメリットをご紹介させていただきます。
メリット、デメリットを両方理解して自社の採用戦略に盛り込むか判断しましょう。
サイト制作にコストと時間がかかる
採用サイトを制作するには、予算と時間が必要です。
一般的にオリジナルのデザインでコンテンツも1から制作したいとなると費用として50万〜150万、期間は1ヶ月〜2ヶ月ほどかかります。
自社で制作するとしてもWeb制作の知識のある人員の確保が必要なことでコストがかかる可能性もあります。
また、採用サイト内に載せるP R動画や社員インタビューも作成するとしたら制作の手間や時間がかかります。
今はエンゲージやAirワークなど簡単に無料で採用サイトを制作することができる求人広告媒体もあるので、そのようなツールを利用してみるのも良いかもしれません。
上手く運用しないと応募者が増えない
採用サイトを作成したからといって、その結果必ずしも成果が出るとは限りません。
多くの求職者は求人サイトを経由してくるため、会社の認知度が低いと訪問者が増えない可能性があります。
採用サイトは、自社の存在を知っていて積極的に情報収集をしている求職者とつながるためのツールです。
そのため求人広告や採用イベントなど他のコンテンツとの併用が必要です。
サイト活用で成功するコツ
前章まででは、採用サイトのメリット、デメリットをご紹介してきましたが、この章では採用サイトを活用することで採用活動を成功させるためのコツをご紹介していきます。
是非、コツを活かして採用サイトのメリットが得られるような運用を意識していきましょう。
KPIを設定することで進捗状況が分かりやすくなるメリットがある
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績指標」と言います。簡単に言うと、KPIは最終目標を達成する過程として設定する小さな目標のことです。
例えば、最終目標が「自社で活躍する社員を1年間で10名採用すること」だとすると、KPIはこの目標から逆算して、応募者全体の人数をはじめ、各段階の通過人数、かけるべきの採用コストなど細かく決めることが重要です。
KPIを設定することで、現在の進捗状況が分かりやすくなり、もし目標に達成できていなければ早い段階で計画を修正することができます。Googleアナリティクス、Googleサーチコンソルを活用すれば無料で効果測定、分析見える化することもできます。
採用サイトのKPIとしては具体的に下記のようなものが考えられます。
採用サイトのKPI
- エントリー数(応募者数)
- 書類選考率
- 面接辞退率
- 内定辞退率
- 内定受諾率
この5つの指標を採用サイト作成前やリニューアル前、リニューアル後で比較することで効果を把握することができます。
もちろん実際には、面接官の対応など採用サイトに関係のないことでも数値は変動するので採用サイト単体での効果か分からないとも多いです。
だからこそ、KPIだけでなく関係する指標の動きを見て、総合的に判断する必要性があります。
求人媒体と連動させることでより応募に繋がりやすくなる
作成した採用サイトは求人媒体と連動させましょう。
求人媒体と連動させることで、Googleなど検索エンジン以外からのアクセスも期待できるようになります。
求人媒体経由のアクセスは、転職への意欲が高い方の流入が期待できるので、その点でもオススメです。より応募が繋がりやすくなります。
エンゲージやAirワーク、Indeedなど求人を掲載すると無料で採用サイトを作成できるサービスがある求人媒体もあります。
採用サイトを有効活用するためにも求人媒体と連携して運用しましょう。
求職者が求めるトレンド情報を採用サイトに継続的に追加、情報を更新することで求職者から信頼を得られる
採用サイトは作成して終わりではなく、常に新しい情報に更新をしていく必要性があります。
情報が古くなるとそれだけ求職者からの会社に対する信頼性なども低下してしまう傾向があります。
また、掲載しているコンテンツが求職者のニーズに答えられているかも重要なポイントとなります。
求職者が働きたいと思える企業に何を求めているのか、採用サイトを見る目的、就職、転職のトレンド情報を分析するようにしましょう。
会社説明会や採用活動の中でアンケートを集め、どんなコンテンツにニーズがあるのかを把握するのもおすすめです!
また、会社の情報は定期的に更新をしていく必要性があります。
求職者はリアルな情報を重視する傾向があるため、求人サイトに載っている情報が古いものしかないと、会社に応募するかの判断がつかなくなってしまいます。
応募者をしっかり獲得するためにも採用サイトの情報の更新は徹底して行いましょう。
ニーズを採用サイトに反映し、時流にあった情報にアップデートし、管理・改善していきましょう。
動画など新規コンテンツを追加することで応募の質をあげられるメリットがある
採用サイトは、企業ごとに独自にカスタマイズが可能なので、動画などのコンテンツを入れ込むことで更に効果を上げることができます。
採用動画であれば、テキストでは伝わりきれない会社の雰囲気や社員の生の声を求職者に向けて発信できるので、イメージと違った、、、といったミスマッチを防ぐことができます。
また、効果の上がる採用サイトのコンテンツとしては以下のものが考えられます。
効果の上がる採用サイトのコンテンツ
- 社員インタビュー
- 1日の流れ
- オフィスツアー
- 社員座談会
- 新入社員インタビュー
- 研修制度やキャリアパスについて
このようなコンテンツを採用サイトに出すことで、採用サイトへの集客ができるだけでなく、働き方のイメージが付きやすくなり入社後のミスマッチが起こりにくくなります。
無料で使える採用ホームページ2選
採用サイトをHP制作会社へ有料で依頼していくことも大切ですが、一方で採用サイトにお金をかけずに同じような効果を得る方法についても解説します。採用サイトは欲しいけど、作成するお金や時間がない場合、無料で採用サイトを作ることも可能ですので、参考にしてみてください。
engage(エンゲージ)
engageの特徴は「無料で採用HPを利用でき自由度高く求人作成・公開ができます」
基本的に求人広告を載せる際には月数万円~数十万円の費用がかかりますが、engage(エンゲージ)を利用すれば、コスト面で制作を諦めることなく採用活動を行うことができます。
採用が無い場合、追加料金を払うといったことがないため、コストを抑えながら行うことができます。
「自由度高く求人作成・公開ができる」とは、必要な時に必要な分だけ求人を掲載できるということです。
締め切りや掲載期間、掲載件数の縛りがなく、24時間求人を公開/非公開にできます。
掲載期間が長いという理由で費用が追加で発生することもありません。
基本的に自分で停止しない限り、求人は掲載され続ける状態になります。
一般的な求人広告とは、掲載後は決まった期間公開され続けたり、掲載後の修正に規定があったりします。
エンゲージ(engage)では、何回でも公開や修正を行うことができるので、掲載後に効果を追いながら必要があれば改善するといった対応ができるのが魅力です。HPやSNSのリンク設置や関連動画の設置も可能です。indeedへも連携されます。
Airワーク(エアワーク)
Airワークは、基本的にすべての機能を無料で利用できます。
採用ページの作成から求人掲載、応募者管理まですべて無料で、採用に成功した際に費用が発生することもありません。
費用無料で利用できるので、工数やコストのかかる業務をAirワークを利用することで採用コスト削減することが可能です。
indeedへも連携されます。
採用サイトの事例
この章では具体的な採用サイトの事例をご紹介します。
是非、採用サイトを作成する時の参考にしてみてください。
①株式会社ニトリ
https://www.nitori.co.jp/recruit/newgraduate/
1章でもお伝えした通り、採用サイトのメリットとして、求職者の方の志望度を上げることができる点があります。
株式会社ニトリの採用サイトには仕事の具体的な内容だけでなく、その仕事を行うことで身に付けられるスキルや「先輩たちのキャリア変遷」など入社後のイメージがつきやすいコンテンツを盛り込んでいます。
実際に働いている先輩社員の生の声を載せることで「自分もこうなりたい…」と思わせることができ、求職者の応募の意欲を上げるメリットがあります。
②株社会社パルコ
https://www.parco.co.jp/jinji/
株式会社パルコの採用サイトは色々な年代の社員のインタビューを掲載しているのが特徴的です。
自分と同じ年代の人がどんな仕事をこなしているのか…新入社員はどんな人が多いのか上司となる人はどんな人なのか、そんなことをこの採用サイトを見るだけでイメージすることができます。
会社のリアルな雰囲気を感じさせることで、雰囲気に合った人の応募を集めることができ、入社後のミスマッチを防ぐことができるメリットがあります。
③ADKホールディングス
広告代理店らしいおしゃれなデザインと「解けるヒト、飛べるヒト」といったキャッチーなコピーで魅力的な採用サイトになっています。
また、求める人物像を採用サイトの最初に示すことで、より企業にマッチした人材の応募が期待できます。
④株式会社bサーチ
株式会社bサーチの採用サイトは会社としてのビジョンやコンセプトがサイトを通して求職者に伝わるようにレイアウトされています。
企業を理解するのに、重要な内容が1ページにまとめられているため、求職者はスクロールするだけで会社についての情報を入手することができ、ページの最後に募集要項がまとめられているため応募の意欲を高めることができます。
また、社員全員のインタビューが載っているので求人サイトを通してリアルな社内の様子などが伝わりやすい作り方になっています。
求職者の知りたい情報をしっかりと載せることで会社の信頼性を高め、応募に誘導できるメリットがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では採用サイトのメリット、デメリット、効果的な運用方法に関してまとめ解説してきました。
株式会社bサーチでは、求人広告に紐づいた採用サイトの作成が可能です。
採用H Pだけでなく一連の採用活動についてのノウハウが豊富なので、採用サイトで企業の認知を高めて応募、その後の面接などの設定まで全て一貫して任せていただけます。
自社に採用サイトを作成したいけど、どのようにすれば分からないといった悩みがある方は是非ご相談ください。
bサーチはengage(エンゲージ)、エアワークの正規認定パートナーです。採用サイトの作成に悩んだら、求人広告代理店bサーチにご相談ください。