求人に載せる写真。
「やっぱり目立つものが良いのかな」
「とりあえず撮った写真で載せてしまおう」
など、意外と悩むポイントかもしれません。
しかし、なんとなくを選ぶだけでは非常にもったいないのが現実!
あなたの会社と求職者がマッチングするために、しっかり画像や装飾で魅力をアピールしていきましょう!
本記事では、具体的な写真例や構図、撮り方も一緒に、求人に載せる写真のポイントや求人広告写真における効果を出すコツ、さらに職種別のおすすめを紹介しています。
これらのコツをふまえ、応募が集まる求人広告を作成していきましょう。
求人に載せる写真のポイント4選
企業の情報を伝えるために、求人への写真掲載は必須といえます。
画像は文字の7倍の情報量があるため視覚的な情報が優位であることや、自社の魅力をアピールする要素として必要不可欠です。
さらに、文字だけでは伝わりにくい職場の雰囲気を伝えられるため、求職者は会社についてのイメージを持ちやすくなり、結果として写真がある求人の方が応募数も増やしやすいでしょう。
この章では、撮影や求人へ写真を載せるにあたり、意識するポイントを4つご紹介します。
ターゲットを明確にする(求人採用する方とマッチする写真)
募集中の内容とマッチしない人材が来ては意味がありません。
ターゲットの年齢など、人物像をはっきりさせておくことで、相手に何を伝えれば興味を持ってくれるかハッキリするため、写真の大まかな方向性をイメージしやすくなります。
例として、未経験で20代の女性をターゲットにした求人の場合、写真もそのくらいの年齢の方を起用します。
「20~30代活躍中!」と記載しているにも関わらず、年齢が高めの方の写真を掲載していると、自分には合っていないと感じ、応募に繋がらないということになります。
写真の例は以下になります。
例1▼20~30代活躍中!
こちらの写真では、若手社員が活躍しており、社員同士の仲も良い雰囲気をアピールできます。
ターゲットと同年代くらいの人を載せることで、求職者は一緒に働くことになるかもしれない同僚の写真を見て働くイメージができるでしょう。
例2▼30~40代への訴求
スーツを着用している点もふまえ、キャリアアップをしていきたい転職者には合う写真となります。
「バリバリ働きたい」という方に向けてであれば問題ありません。
「若手への訴求、働きやすさ」という点では、少し堅い印象を持つので離れていると感じられます。
表情が分かる写真にする
自然な笑顔や自然な雰囲気の写真を載せることで、求職者に安心感を与えることができます。
逆に、人物が後ろを向いていたり、背景が暗かったりすると、求職者に暗い印象を与えてしまうのでオススメできません。
【補足】
求人媒体によっては、検索した際にスマホ画面では小さく映ることもあります。
以下の写真では、写真の様子がよくわからない状態です。
(NG例)
そのため、以下のように特にメインの写真は多くても2~3名ほどにし、かつ表情が分かる写真にすると良いでしょう。
こちらの検索画面は、求人の顔ともいえるので、パッと見て惹きつけられるようなわかりやすい写真を選びましょう。
(OK例)
その他の例として下記も挙げられます。
例▼ターゲット 女性/20~30代/製造スタッフ
この写真のように、単体の笑顔の女性の素材は度々使用されます。
自然な笑顔や柔らかい表情の写真は見た人にも安心感を与えることができます。
働くイメージが湧く写真にする
求人原稿では、「楽しそう!」「自分にもマッチしそう」と思ってもらえることが大切です。
この会社で働いてみたいと思ってもらうにはどんな写真が良いか紹介します。
①社員が笑顔で写っている写真
求人に関わらず、笑顔の写真は好印象ですよね。
求人でも活かすことで、「楽しそうな会社だ」「自由そうな社風だ」とアピールすることができます。
パソコンなど普段使用しているものも一緒に写すことで、より求職者も仕事のイメージができるようになります。
②ミーティング中の写真
営業職や企画職など、ミーティングの写真を載せる企業は多くあります。
こちらの写真では、真剣なのは良いことですが、以下のNG例の写真のようにピリピリした様子がうかがえる写真ではなく、皆で意見を交換し合っているような和やかな、OK例の写真にすると良いでしょう。
ここでも、どのような社員が活躍しているのかを伝えるため、ターゲットに合った年齢の方を載せましょう。
(NG例写真)
(OK例)
③研修中、あるいは先輩のサポートが充実な点をアピールする写真
このような構図の写真を見たことがある方もいるのではないでしょうか。
研修充実な点をアピールする際には、OJTなど先輩スタッフがしっかり寄り添っている様子がわかる写真を選ぶと良いでしょう。
また、ここでも人の表情は柔らかい方が良いです。
④休憩中の写真
仕事をしている姿だけでなく、休憩中の様子も載せると入社後のイメージが湧きやすくなります。
シフト制ではない会社で、皆同じタイミングで休憩を取る場合、楽しく過ごしている風景を載せるのもポイントです。
また、以下の写真のように普段社員が利用しているマグカップや社員食堂などがあれば積極的にアピールしていきましょう。
求職者が欲しい情報を求人写真に入れる
限られた情報の中で、効果的な求人原稿にするためにも写真選定は重要です。
求人原稿内に載せられる写真の枚数は決められているので、より会社をアピールできる写真を選びましょう。
①社員の雰囲気
自分が入社した時にどんな人たちと働くのか、何となくでもイメージできることは求職者にとっても安心に繋がります。
忙しそうな写真や無表情な写真ではなく、楽しそうにミーティングをしている写真などが良いでしょう。
(NG例)
仕事をバリバリしたい、キャリアアップ志望の方に向けてなど、このような写真を使う場合があるかもしれません。
しかし、電話をしながらPCを操作し、表情も相まって楽しそうには見えません。
(OK例)
こちらの写真のように、年齢関係なくコミュニケーションを取っている姿があると好印象です。
②服装
社内ではどのような服装で働くのか、求人原稿でイメージすることも可能です。
オフィスカジュアルである場合、スーツの写真は一切載せないなど、会社に合った写真を選びます。
また、実際は作業服があるにも関わらず、オフィスカジュアルの写真を載せてしまうと入社後のギャップになってしまうので注意が必要です。
▼例1 作業員
▼例2 完全服装自由(オフィスカジュアル)
▼例3 介護職
制服貸与などがある場合、実際の服装を載せることをオススメします。
③オフィスの写真
オフィスの綺麗さがアピールポイントの一つであれば、載せることも効果的です。
また、六本木や横浜など立地が良い点をアピールする際には、あえて横浜の風景をトップに持ってくるなど工夫するのも一つの手です。
例1▼オフィス内風景
実際に自分が働く姿をイメージしてもらえるように、オフィス内の写真を載せるのも良いです。
以下の写真の場合、どのくらいの規模感のフロアなのかなどイメージできます。
また、エステサロンなど店舗ごとの募集の場合、受付ブースの写真を載せるのも効果的です。
例2▼フリースペースが売りであれば、積極的にアピール
視覚的にアピールできる求人写真では、その会社ならではのアピールポイントがあればどんどん盛り込みましょう。
綺麗なオフィス・おしゃれなオフィスで働くことに魅力を感じる求職者も少なくありません。
そのため、こだわりのあるオフィスであれば使用しましょう。
例3▼立地をアピール
勤務地周辺に有名な建物がある場合など、写真に入れるのもおすすめです。
オフィス周辺のイメージも湧くことや、あえてその写真を求職者の検索時のトップ写真にすることで、人物写真が多い中、他求人との差を付けることも可能です。
求人広告の写真で効果を出すコツ2選
求人に写真を入れるにあたり、どのような点を意識するとより効果的な求人になるか、紹介していきます。
求人広告の一覧表示の写真にこだわる
求人原稿は、求職者の検索画面が勝負といっても過言ではありません。
たくさんある求人の中で自社にクリックしてもらうためにもメインの写真選びは大切です。
メインの写真は表情が分かるものや寄った写真、鮮やかな色味のものを選ぶと良いでしょう。
特に、バナーを活用することで、より目を惹く求人にすることもできます。
バナーとは、求人広告の場合主にメインの画像に使用し、photoshopなどでデザインすることで画像を目立たせ、クリック率向上を狙うものです。
バナーデザインによって色味を工夫することで、女性向け、エンジニア向けなど様々なアピールをすることができます。
さらに、写真だけでなくバナー内に文字を入れることで、文字だけでは入りきらなかった自社のアピールポイントを入れることができるのも魅力です。フォトショップでの加工や装飾も効果的です!
以下のような写真がバナー画像です。
こちらの求人写真のように、「賞与年2回」などキーワードを入れ、アピールすることができます。
色味も、コーポレートカラーやかっこよい雰囲気にしたい、女性訴求でかわいい雰囲気にしたいなどイメージにターゲットに合わせて作成できるのもメリットです。
いろんな場面の写真を求人広告や採用サイトに入れる
基本的に求人原稿は写真を複数枚入れられることがほとんどです。
indeedや求人ボックス、engage(エンゲージ)など求人検索エンジンなどで、写真を最大6枚入れることができるのであれば、しっかり6枚入れることをおすすめします。検索上位表示のアルゴリズムの中に求人情報の充実も重要な要素として入ります。
人物を入れるのはもちろん、自社ならではの商品などがある場合はそれを求人原稿に載せるのも一つの手です。
また、仕事風景だけでなく、「社員旅行の写真」や「社内表彰式」の写真など、アピールポイントを視覚的に伝えていきましょう。
こちらが求人写真の例になります。
入れられる最大枚数を入れ、自社の魅力をアピールしていきましょう。
職種別!おすすめの求人写真
子どもに関わる職業は、笑顔の子供写真を入れて、仕事イメージを作る
求人で使用する写真は、働く人の写真ではなく、保育士やキッズ送迎ドライバーなど子どもと関わるお仕事の場合、笑顔の子どもの写真を使用するのもひとつです。
パッと見てかわいらしく、目を惹く求人になるでしょう。
食品系は製造したものを、おいしそうに食べている人の求人写真も
食品製造スタッフの求人は、以下のような写真が使用されていることが多くあります。
そこで、他社との差をつけるためにも、以下のような写真にすることもおすすめです。
自社で製造しているものを笑顔で食べている写真は、その仕事に携わるとどのような方々に届けられるのかといった想像ができます。
淡々と作業を行うだけでなく、誰かの笑顔のために頑張りたい方や、感謝される仕事をしたい方、やりがいを感じながら仕事をしたい方などに向けてアピールできるでしょう。
倉庫スタッフはチームワークを訴求する求人も有効
淡々と作業することをイメージしやすいですが、実はチームワークも必要であることが多い業界です。
そのため、どんなメンバーがいるのか分かり、かつ表情の明るい写真を選ぶとよいでしょう。
工事スタッフは楽しそうな求人写真を使用する
施工管理や足場作業員など、稼げる点が魅力で応募する求職者も多くいるでしょう。
以下のような写真にすることで、チームワークの良さや達成感がありそうなことをアピールできます。
ITエンジニアはパッと見て最先端の雰囲気の写真や在宅ワークをアピールする
エンジニア系の求人では、かっこよさをアピールしていることも多いです。
そのため、以下のような最先端の雰囲気の写真を使ってもよいでしょう。
また、在宅ワークをしている姿など働きやすさをアピールできるような写真も人気です。
運転手は送迎するお客様の求人写真でイメージを創造する
タクシー運転手の求人はたくさん出ているため、少しでも他社との違いを見せることが必要になります。
運転している姿ではなく、あえて送迎する相手の写真にすると、イメージが湧きます。
たとえば、主に子どもの送り迎えのサービスを行っている場合など、笑顔の子どもの写真にすることで、子どもが好きな方に向けたアピールも同時に行うことができるようになります。
他の方法としては、先述のようにバナーを使い自社の色味にあった画像に加工するなど工夫するとよいでしょう。
美容系職業は、お客様のその先をイメージできる求人写真にする
エステサロンなどの求人は、店舗スタッフの写真をメインにすることも多いでしょう。
クリックしたくなる主役となる写真は、あえて以下のような写真にすることもあります。
食品系の写真と同様、仕事を通じて実現されるイメージを持つことができるためです。
自社の魅力がアップする求人写真の選び方まとめ
いかがでしたでしょうか。
求人の写真選びにはコツがあり、写真によってさまざまなアピールをすることが可能になることが理解いただければ嬉しいです。写真撮影のときやプロのカメラマンに依頼して撮影するときなど写真撮影の時に参考にしていただければと思います。
文章でのアピールに加え、スタッフの顔や職場の雰囲気など写真があることで追加の情報がインプットされ、より求人が素敵なものに見えてくるはずです。
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