「indeed(インディード)に掲載できる職種や内容に基準はある?」「indeed(インディード)に求人が反映されない」など、indeed(インディード)の基準に関して、疑問を持つ採用担当者は少なくないです。
indeed(インディード)は、求職者にあった環境・仕事を提供するために、掲載基準(ガイドライン)を設けてます。
求職者側が検索した際に、実際の業務内容や記載内容(勤務地・待遇等)とのギャップを感じないような表記が必要になります。
掲載を開始したいけど「掲載できない・されない」「何度行ってもうまくいかない」ということがないように、事前にindeed(インディード)にどのような基準があるかを確認しておきましょう。
「indeed(インディード)掲載基準9選」と「indeed(インディード)に自社の採用サイトを掲載させるための基準6選(クローリング)」を解説します。
目次
indeed(インディード)掲載基準9選
indeed(インディード)に求人掲載するにあたって、押さえておくべき基本的な基準は9つあります。
掲載する際にこちらの基準を知っておくことで、不備のない掲載・求職者が求めている掲載を投稿できることに繋がります。
indeed(インディード)の基本的な掲載基準を9つ解説していきます。
“indeed(インディード)掲載基準9選”
1.求人情報以外の掲載をしていない
2.当事者以外が許可なく投稿をしていない
3.掲載内容は、内容が詳細かつ、正確な情報の記載がされている
4.求人に応募する際に、求職者側が無料で応募ができるかどうか
5.不快を与えるコンテンツの掲載をしていない
6.職種名と仕事内容の記載が適切である
7.差別的は表現をしてはいない
8.検索結果を操作するような行為をしてはいない
9.採用企業以外の求人情報の掲載をしてはいない
求人情報以外の掲載をしてはいけない
indeed(インディード)の1つ目の基準は、求人情報以外の掲載することができないということです。
掲載することが可能なのは、求人情報のみになります。フランチャイズや協力会社の募集、合同説明会やセミナー・研修等の案内、人材を必要としていない求人、すでに充足している求人等は、求人以外の投稿であり、掲載することは許可されていません。
その他にも求人情報でない求人は以下のようになります。
・実際に募集していない職種の求人
・一人親方募集、代理店などのビジネスパートナー募集
・マルチ商法への勧誘
・成人向けの商品やサービス関連の求人
・個人情報を必要とする求人(マイナンバー等)
・覆面調査や治験の求人
・オンラインショップ運営や転売ビジネスに関する在宅勤務の求人
・会社の宣伝を目的とした求人
・金銭以外のポイント払い等の報酬が渡される求人
当事者以外が許可なく投稿をしてはいけない
indeed(インディード)の2つ目の基準は、当事者以外が許可なく投稿をしてはいけないということです。
検索後に表示される求人に関しては、募集を行う企業の代表として、権限のある担当者が掲載を行う必要があります。企業の代表担当者の代理で採用活動を行うとなると、求職者側に対して、誤った情報を提供してしまう場合があるため、基本的には企業の権限のある代表担当者が投稿を行うようにしましょう。
掲載内容が詳細かつ、正確な情報の記載がされている
indeed(インディード)の3つ目の基準は、求人の内容は詳細かつ、正確な情報の記載が必要であるということです。
indeed(インディード)で投稿を行う際に、情報が不十分とみなされる求人に関しては掲載されない場合があります。「どこまでの詳細を記載しなければいけないか」や、「文字量をどのくらい記載しないといけない」といった明確的な基準が決められているわけではありません。
正確な情報の記載は必要なため、「勤務地」や「職種名」を異なる職種名で掲載することは禁止されています。職種名を記載するときは、募集職種の正式な名称で記載して、勤務地に関しても、「東京都江東区」のように大まかな内容で記載することはNGとなっております。
求職者側が働き始めた後に、求人内容とのギャップを感じてしまうような状態は好ましくありません。休日や給与、待遇面、仕事内容は誇張したような記載は行わずに、詳細に正確な情報をより多く記載することが必要になります。
求職者側が企業に興味を持っていただき、安心してご応募いただけるように、情報量は多く、より内容をより詳細にすることが必要不可欠です。
詳しい情報と正しい募集内容の記載を心がけるようにしましょう。
求人に応募する際に、求職者側が無料で応募ができるかどうか
indeed(インディード)の4つ目の基準は、求職者に費用がかからないことで応募出来ることが基準になります。
indeed(インディード)では、求職者側が無料で仕事を探すことができることを前提としたサービスであります。採用活動時に、求職者に対して、費用を課すことは禁止となっており、研修費用や手数料を課すことは、規定違反として判断される可能性があり、非掲載となります。
基本的に求職者には費用がかかることのないように募集を行いましょう。
不快を与えるコンテンツの掲載をしていない
indeed(インディード)の5つ目の基準は、求職者が不快を与えるコンテンツを掲載してはいけないという基準があります。
求職者がindeed(インディード)上にて仕事を探す際に、不快感を与える可能性のある内容や表現を記載してはいけません。違法な掲載内容やわいせつな表現を表示・記載する求人やコンテンツは、違反とみなして掲載されません。
性的表現、わいせつ、卑猥な表現、露骨等
基本的に求職者側の目線に立って、内容やコンテンツを拝見して、選定をしていくことを心がけるようにしましょう。
掲載する職種名と仕事内容の記載が適切である
indeed(インディード)の6つ目の基準は、職種名と仕事内容が詳細かつ適切であることです。
■職種名
職種名以外に記号やブランド名、地域名が含まれている場合や職種名より仕事内容情報が多い場合についても、「質の低い職種名」とみなされ、求人が掲載されません。また、「営業」を「セールス」や「コンサルタント」のように、同職種の表現方法を変えて複数掲載することは、基準を違反したと判断されて掲載されない可能性があります。
【NG例】
・オープニングスタッフ!完全週休2日制 イタリアンレストランスタッフ
・☆未経験歓迎☆ワイワイ楽しい職場の横浜市の居酒屋スタッフ
・簡単なお仕事!時給1,400円 ファミリーマートの事務スタッフ♪
【OK例】
・イタリアンレストラン 調理補助スタッフ
・居酒屋 ホールスタッフ
・コンビニエンスストア データ入力事務スタッフ
「時給1,000円」「未経験歓迎」「簡単な仕事」のように職種と関係ない労働環境や記号、勤務地情報などは、基本的には使用しないように心掛けましょう。
求職者に採用条件や待遇、仕事内容をアピールポイントしたい場合に関しては、職種名内での記載ではなく、詳細内で記載するようにしましょう。
■仕事内容
実際の仕事内容と違う内容の記載や、メインの仕事と関連性が低い仕事内容の記載をすることはいけません。どんな業種で、どのような商材やサービスを扱って、どのような仕事内容なのかは最低限でも記載しましょう。
営業職として働いていただきます。
業務用複合機の販売と反響営業を行っていただきます。
上記のように、営業=職種、業務用複合機=扱う商材、販売と反響営業=内容のように、働いた後のイメージをしやすくなるような記載をしましょう。
求職者が働き始めた後に事前の仕事内容とのギャップを感じるように心がけましょう。
差別的は表現をしてはいない
indeed(インディード)の7つ目の基準は、差別的な表現はしてはいけないということです。
人種、国籍、信条、性別、社会的身分、門地、年齢、労働組合の組合員であること等を応募条件や応募制限をかけるような求人は非掲載になります。労働基準法や男女雇用機会均等法、雇用対策法などの法的規則に沿った表記が必要になってきます。
いかに注意を払っても知らぬうちについ使用してしまっているNGな差別表現とOKな表記を紹介してまいります。
※法令等による合理的な理由を適切に明示している場合のみ、掲載が可能になります。
下記でそれぞれの基準を解説していきます。
・看護士 → 看護師
・主婦歓迎 → 主婦(夫)歓迎
・営業マン → 営業マン(男女)/営業職
・女性歓迎 → 女性活躍中
・ウエイター → ホールスタッフ
・カメラマン → 撮影スタッフ/フォトグラファー
基本的に性別を限定するような記載をしないことが大切です。近年「LGBT」などのマイノリティの方への配慮も高まっています。男性だけ優遇や女性限定といった、どちらかを限定した表現はしてはいけません。
・35歳まで/18歳以上 → 年齢不問
※合理的理由が適切に明示されている場合のみ表記可能。
・20代・30代歓迎 → 20代・30代活躍中
・ミドル世代歓迎 → ミドル世代活躍中
・若い方歓迎 → 学生歓迎
基本的には、「歓迎」ではなく、「活躍中」という事実を伝えるような表記の仕方がいいとされています。しかし、「学生歓迎、高校生歓迎」といった表現は、現在掲載不可の対象になっていません。
また「学生不可」「高校生不可」「大学生不可」等の文言が含まれている場合、就学状況による応募機会の制限は適当ではないと判断し求人を非公開にします。とindeed(インディード)公式で公表されています。個人のスキル等に関しては、年齢のみで判断できるものではありません。求職者が年齢のみで仕事探しの機会を制限してしまうような表現をしないようにしましょう。
・外人 → 外国人
・外国人歓迎 → 英語で日常会話が話せる方
・原住民 → 現地人
・特殊部落 → 被差別部落
・〇〇県にお住まいの方 → 地元の方歓迎
・色盲、色覚異常 → 色覚障害
・ブラインドタッチ → タッチタイピング
・コミュニケーション能力高い人 → コミュニケーションを取りながら接客できる人
※性格ではなく、個人の能力に関することはOK
何気なく利用しているキーワードも、基準を反している可能性がありますので、掲載の際は上記ワードに注意しましょう。
検索結果を操作するような行為をしてはいない
indeed(インディード)の8つ目の基準は、検索結果を操作するような行為をしてはいけなにということです。
表示回数を増やすために、下記の3つの行為を行うことはindeed(インディード)上のアルゴリズムを操作しようとしていると判断されて、求人の露出度が低下してしまう恐れがあります。
1.キーワードを必要以上に詰め込む行為
indeed(インディード)では、表示量を増やすためことを目的として、必要以上に関係ないキーワードを盛り込むことは求人が掲載されないことがあります。
キーワードを入れる場合については、求職者に自社を知ってもらう、理解してもらううえで必要となってくるキーワードのみを原稿内に使用するようにしましょう。
2.本来の勤務地以外の周辺で勤務地を設定する行為
indeed(インディード)では、応募を増やすために、本来求職者が働くこととなる勤務地以外の勤務地で同職種を掲載することはいけません。
【例】東京都渋谷区/渋谷オフィス勤務の場合
NG例:渋谷区と新宿区の2パターンで求人を作成。
(理由:勤務先が渋谷にあるオフィスにもかかわらず、周辺地域の新宿区で募集している。)
OK例:渋谷オフィスのみで掲載
※その他にも新宿区や江東区などにも店舗がある場合に関しては、別々で掲載可能。
応募数を稼ぐために実在しない勤務地での掲載は行わないようにしましょう。
3.同じ求人情報の再投稿を繰り返す行為
indeed(インディード)では、同様の求人情報での再投稿を行うと掲載がされません。
同じ求人については、職種や雇用形態、勤務地などの求人情報が同一であり、検索一覧に同様の求人が表示されることを表します。
営業をセールスに変更して投稿することや雇用形態をアルバイトとパートの違いだけで同じ内容の募集など、微妙な違いだけで投稿を行っても、掲載されないので注意しましょう。
採用企業以外の求人情報の掲載をしていない
indeed(インディード)の9つ目の基準は、採用企業以外の求人情報を掲載していないことです。
掲載される求人については、採用活動を主として対応する担当者が提供するものであり、採用企業以外の求人情報を掲載することはしてはいけません。
indeed(インディード)で、自社の採用サイトを掲載させるための基準6選(クローリング)
クローリング掲載とは自社サイトの求人ページとindeed(インディード)の検索結果を直接紐づけるものになります。
自社求人サイトの掲載(クローリング掲載)をする際に関わる6つの基準を紹介していきます。
“indeed(インディード)に自社の採用サイトを掲載させるための基準6選(クローリング)”
1.掲載する求人情報はPDFでなく、HTML形式で記載されている
2.1求人ページにつき、1職種×1勤務地である
3.職種・仕事内容・勤務地(住所)・会社情報などが記載されている
4.仕事詳細の閲覧のために、求職者側にユーザー登録をさせる行為は行わない
5.自社の採用ページが用意されている
6.求人情報を開き、誰でも簡単にエントリーができる
掲載する求人情報はPDFでなく、HTML形式で記載されている
1つ目の基準は、求人情報がPDFや画像でなく、テキストで記載されていることです。
そのため、PDFや画像で作成した求人情報をアップデートしても、情報がうまく読み取ることができずにクローリングされないことがあります。
indeed(インディード)がクローリングするのはテキスト情報のみになりますので、注意しましょう。
1求人ページにつき、1職種×1勤務地である
2つ目の基準は、indeed(インディード)では「1職種×1勤務地=1求人」であることです。もし、東京都と大阪府の2拠点で掲載をする場合、「東京都で1求人」・「大阪で1求人」と拠点ごとで別々の求人を出す必要があります。職種も同様で、事業職と事務職募集の場合でも、1つの求人ページで、2つの職種を募集することができないため、2つの求人に分ける必要があるということです。
正直な話、1つの求人で複数職種と複数勤務地を掲載した方が管理の面でも楽になることは間違いありません。しかし、indeed(インディード)に関しては、「求職者が最適な仕事探しを行うための求人サイト」であることを目標としているため、1職種1勤務地での求人掲載となるわけです。
実際に多数支店での募集をしたい場合、どのように掲載を分けたほうがよいのか。下記で紹介していきます。
【NG】
職種:営業職・事務職募集
勤務地:渋谷支店・新宿支店・池袋支店、その他視点も同時募集!
【OK】
職種:営業職
勤務地:東京都渋谷区〇〇町2丁目△-△-△ □□ビル2階
職種:事務職
勤務地:東京都新宿区〇〇町3丁目△-△-△ □□ビル14階
このように職種や勤務地ごとに、別々の求人を作成すること必要となります。
これは、indeed(インディード)がキーワードで条件を絞ってユーザーの求めている求人を探し出すサービスであるため、1ページ内に複数の職種で掲載されているコーポレートサイトのようなものに関しては、原則として掲載できないことになります。
複数勤務地や複数職種での掲載をする場合は、「1職種×1勤務地=1求人」になっているか掲載前に確認をしましょう。
職種・仕事内容・勤務地(住所)・会社情報などが記載されている
3つ目の基準として、職種・仕事内容・勤務地(住所)・会社情報などが記載されていることです。
この基準に関しては、はっきりとした基準がもうけられているわけではありません。ひとことでいうなら、「求人情報は求職者が、どのような企業かわかるように詳しく書きましょう」ということです。indeed(インディード)の求人情報は前提として、「仕事内容」「職種名」「勤務地」「募集条件」は詳しく記載しなければいけません。その他の情報も記載することでより良い求人になります。
【最低限記載するべき項目】
・職種(営業だけでなく、提案なのか、ルートなのか詳細も)
・仕事内容(誰が見ても仕事内容がわかるように)
・雇用形態(正社員・アルバイトなど)
・勤務地
・会社情報
・給与
・勤務時間/休日日数/曜日
・最寄り駅
上記以外にも、必要なスキル・福利厚生・待遇等の求職者側が企業を選定する際に必要とする内容関して、加えて記載しておくとなおいいでしょう。
indeed(インディード)には、求人情報は詳細までしっかり盛り込むようにしましょう。
仕事詳細の閲覧のために、求職者側にユーザー登録をさせる行為は行わない
4つ目の基準は、仕事詳細の閲覧のために、求職者側にユーザー登録をさせる行為は行わないということです。
indeed(インディード)の求人ページには、だれでも閲覧できることが必要になります。求人サイトで会員登録をしなければ閲覧できないようなサイトに関しては、掲載することができないので、気を付けましょう。
自社の採用ページが用意されている
5つ目の基準は、自社の採用ページが用意されていることです。
indeed(インディード)は、他社で運営しているサイトに掲載中の求人に関しては掲載することができません。自社HPに採用ページが設置されていることが条件となります。
他社で載せている求人情報をHPに掲載する場合、文章をコピペではなく、あくまでも置き換えて掲載をするようにしましょう。
求人情報を開き、誰でも簡単にエントリーができる
6つ目の基準は、求人情報を開き、誰でも簡単にエントリーができることです。
応募方法が明記されており、応募ボタンの導線が整っていて、求職者が迷うことなくエントリーをすることが前提となります。
しかし、応募に必要な情報については下記のようなエントリーフォームを作成して、求職者の応募の方法や導線を作るようにしましょう。
indeed(インディード)の求人掲載基準15選まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、indeed(インディード)を掲載するにあたって必要となる基準について解説してきました。
この記事を通して、「掲載がされない原因がどこにあったか」や「掲載再前に事前に基準を確認して、不備なく円滑に掲載ができる」、このような状況になっていれば幸いです。
また求人広告代理店である株式会社bサーチは、indeed(インディード)正規認定シルバーパートナーです。indeed(インディード)に関するより効果の出る運用方法や多数の実績を有しております。
indeedからスタートした新サービス「indeedPLUS」や求人ボックス、engageプレミアムといった商品も取り扱いがあり、多数お問い合わせをいただきております。
疑問やご質問、不明点等あれば、お気軽にお問い合わせください。
↓詳しくはこちらのHPをご覧ください!↓
https://www.bsearch.co.jp/