【初心者向け】Indeed運用の始め方と運用のコツ

indeed

Indeedで掲載を始めてみたけれど思ったような成果が得られない」
「そもそもIndeedの運用と言っても何をしたら良いのか分からない」

 そんな方のためにこの記事ではIndeed運用について初心者の方でもIndeed(インディード)を始められるように、効率的な運用方法のコツをまとめました。Indeed運用時にご活用ください。

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Indeed(インディード)の運用は原稿作成と有料設定を行うことで開始できる!

無料でも求人を掲載できるのがIndeed(インディード)の大きな特徴ですが、より効果を出すためには、有料で掲載する方法があります。毎月使う予算や原稿の出稿の仕方を効果に応じて変更していくことがIndeed運用の方法になります。この章ではIndeed(インディード)の運用を始めるために必要なことをまとめました。

【Indeed運用の方法】原稿の作成方法

この章ではIndeed(インディード)の原稿作成の方法をご紹介させていただきます。Indeed(インディード)は比較的自由に原稿を作成することができる求人サイトですが、Indeed(インディード)の理念として「Job seeker first」がある通り、求職者第一に求人を作成していく必要があります。そのため、求人票は求職者の方が見ても不安にならないよう、抜け漏れなく記載をするようにしましょう。Indeed(インディード)の求人作成の方法を下記にそれぞれのステップごとにまとめました。求人作成はIndeed運用においても、重要な要素です。Indeed運用を既に始めている方も自社の求人に記載が抜けている部分はないか確認してみてください。

【ステップ1】左側のアイコンから「新規作成」にカーソルを合わせ、「求人」をクリックする。

【ステップ2】「求人票を作成する」の画面から作成方法を選択し、「続ける」をクリックする
「過去の求人をテンプレートとして使用する」で以前作成した求人票を編集して投稿することもできます。用途によってどちらかを選択しましょう。

 

【ステップ3】企業情報を入力する
企業情報は必須の項目になります。情報が誤っていたり、入力ができていない項目があると、求職者から見て信頼性の低い求人とみなされ、効果が落ちたり、非掲載の原因となります。また、2024年からIndeed plusが始まり、Indeed(インディード)で求人を掲載するだけで、リクナビNextやタウンワークでも掲載が可能になりました。しかし、Indeed plusを利用するためにはIndeed(インディード)の掲載ガイドラインを守る必要があるため、下記の情報は必ず記載するようにしましょう。

企業情報の入力項目

  • 事業形態
  • 企業名
  • 代表者名
  • 代表電話番号
  • 所在地※支店アカウントの場合でも、本社情報を入力
  • 法人番号※事業形態が「個人」の場合は入力不要

【ステップ4】基本情報を入力する
Indeed(インディード)の職種名には「!」や「♪」などといった記号や、職種と関連性の低い情報は記載せず、求職者が見て分かりやすいものにしましょう。職種名やキャッチコピーの改善方法は次章でもまとめていますので気になる方は是非チェックしてみてください。
また、勤務地は市区町村以下まで詳細に記載をするようにしましょう。Indeed(インディード)は1つの求人票につき、勤務地は一つだけしか登録ができません。勤務地が複数ある場合は原稿を分けて作成をするようにしましょう。

入力事項は下記になります。いずれも求職者の方にとって必要な情報となるため、必須項目以外も記載した方が、より求職者の目に留まりやすくなります。

基本情報の記載項目

  • 会社名(求人票に表示される会社名なので正式なものを記載しましょう。)
  • 職種名
  • 求人キャッチコピー
  • 採用予定人数
  • 勤務地

【ステップ5】求人の詳細を入力する
求人の詳細では、下記の7項目の入力をしましょう。いずれも必須の項目になり、記載がない場合や誤って記載をしてしまったはガイドライン違反や非掲載の原因にもなるため、よく確認し、入力を進めるようにしましょう。

求人の詳細の記載項目

  • 雇用形態
  • 給与
  • 固定残業代の有無
  • 勤務形態
  • 平均所定労働時間
  • 社会保険
  • 試用期間の有無

基本的に雇用形態は該当する1つを選択します。求職者側と相談し、雇用形態を検討する場合のみ「求職者側での雇用形態を選択する」にチェックを入れ、複数選択をしましょう。また同じポジションでも複数の雇用形態で募集をかけたい場合は1つの原稿にまとめず、それぞれ個別に原稿を作成するようにしましょう。
固定残業代がある場合は、その額も含む金額の入力が必要です。通勤手当や家族手当など、個々人によって変動する可能性がある金額に関してはここには含めず、募集要項にまとめるようにしましょう。給与額の表示方法は「範囲で表示」「最低額を表示」「固定額を表示」から選択をすることができ、給与形態は「月給」「週給」「日給」「時給」「年棒」から選択が可能です。

【ステップ6】求人の募集要項を入力する
基本情報や詳細を入力し終わったら、いよいよ仕事内容など募集要項を入力していきます。募集要項は、今回の求人でどんな人を求めているのか、ターゲットを意識して作成をしていくことが重要です!また、最近ではスマートフォンで仕事を探す方が大多数になってきているため、スマートフィンで閲覧した際に読みやすくなっているかもポイントです。詳しい原稿内容の改善ポイントについては次章にもまとめているので参考にしてみてください。

募集要項の記載項目

  • 仕事内容
  • アピールポイント
  • 求める人材
  • 休暇、休日
  • 勤務地の詳細
  • アクセス
  • 給与(昇給・賞与・手当の有無など)
  • 待遇、福利厚生
  • その他(採用までの流れなど)
  • 掲載画像

これら全ての内容が必須項目ではないですが、なるべく全て埋めた方が、よりターゲットとなる求職者の方に届きやすくなります。
また、Indeed(インディード)以外の媒体でもそうですが、求人広告には表記の仕方にルールがあります。自社の原稿内容に法令違反の部分はないか、差別的な表現や限定表現を使っていないかなど気を付けながら入力をするようにしてください。

 

【Indeed運用の方法】原稿の有料設定方法

前章では原稿作成の方法をご紹介してきましたが、この章ではIndeed(インディード)の原稿を有料出稿する方法についてご紹介します。Indeed(インディード)は簡単に有料で出稿することが可能です。有料掲載することでスポンサー求人枠になり、無料で掲載するよりも求職者の目に留まりやすくなります。また、2024年から始まった「Indeed PLUS」では有料掲載をすることで「リクナビNEXT」「タウンワーク」「はたらいく」「とらばーゆ」「フロムエーナビ」などIndeed(インディード)以外の国内主要求人サイトに求人票を届けることが可能です。これまでリーチができていなかった潜在層を含め、より多くの求職者にアプロ―チすることが可能になるので積極的に利用するようにしましょう。
※Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります。有料出稿するからといって必ず複数サイトに連携されるとは限りません。

【ステップ1】求人予算を入力する
Indeed(インディード)の自動運用では1日あたり、もしくは1ヶ月あたりの予算を設定することで、その設定に合わせてシステムが上限クリック単価を自動的に調節する仕組みになっています。求人予算は『平均日額』または『月額』を選択することができます。平均日額を選択した場合、1ヶ月を通して運用をした1日の平均消化金額を定めることが可能です。(※1日あたりの消費金額の上限ではありません。)原稿のかける予算の基準に迷ったら『入力推奨予算額』を基準にすることで、求人の露出を高め、検索結果での表示回数を増やすことができます。

【ステップ2】終了日を設定しましょう
終了日を設定する場合は、ボックスにチェックを入れ、カレンダーから終了日を選択しましょう。こちらは任意の項目になっており、選択をしなかった場合は予算の消化が終了次第に終了します。

【ステップ3】ステータスの確認
予算設定をしたら、求人の掲載状況を「求人」のダッシュボードから確認しましょう。求人票の掲載審査は、数時間から72時間かかります。審査に通過すると、自動でステータスが[審査中]から[募集中]に変わります。[募集中]になったのを確認できたら、Indeed運用のスタートです。

 

Indeed(インディード)を上手く運用するためのコツ【求人原稿】

Indeed(インディード)は誰でも簡単に求人を掲載できる媒体ですが、運用のポイントを押さえなければ効果に繋げるのは難しいです。Indeed運用のコツは、定期的に状況を確認し、課題を発見し改善をしていくことです。打ち手をとったのち、結果のデータやノウハウをためていくことで効果的な運用をすることができます。この章ではIndeed運用においてよくある課題においてどのように原稿を改善していけばよいのかをご紹介します。是非Indeed運用においての課題解決に役立ててください。

〈Indeed運用のコツ①〉クリック数が低い場合は職種名を改善する

求職者は、希望する職種名で検索をすることが多いです。そのため、求人票に掲載する職種名も明確かつシンプルであるほど検索にヒットする確率が上がり、クリックされやすくなります。また、業務内容などがイメージしやすい職種名に設定することで、無駄なクリックを避け、有効な応募を集めることができます。
スマホに掲載される際は画像やキャッチコピーも表示されるため、入力ができているかも確認してみましょう。

下記に職種名の良い例と悪い例をご紹介します。

【悪い例】
「オープニングスタッフ募集!」→何の職種か分からない
「部長代理候補」→何の業界なのか分からない
「営業スタッフ/未経験歓迎/東証一部上場」Indeed(インディード)ではシンプルな職種名を付けることが推奨されており、効果の落ちる原因になる。

【いい例】
「風力発電システムエンジニア」「お菓子の販売」「保険商材の営業スタッフ」
→何の職種かはっきり分かる、仕事内容が想像できる。

いい例のように、できるだけシンプルかつ職務の内容がイメージしやすい職種名を付けることが効率の良いIndeed運用を進めるためには重要です。求める人材がどのようなワードで検索をするのかをイメージしながら職種名を考えるようにしましょう。

〈Indeed運用のコツ②〉応募率が悪い場合は原稿内容を見直す

クリック率は確保できているのに応募が全く集まらない!そんな時は原稿の内容を見直してみる必要があります。仕事内容や条件面などを見直し、どの部分が途中離脱に繋がっているのかを見極めましょう。下記に原稿内容で見直すべきポイントをまとめます。

1】ファーストビューの改善をして求職者に刺さる内容の求人にする
詳細まで進んだ応募者がまず目にするのは原稿上部の内容です。ここのファーストインプレッションでいかに職種名との乖離をなくし、求人内容を読ませるかが重要になります。原稿上部に会社の魅力や求人の魅力などを入れることで、より求職者の興味を引く求人にすることができます。また、原稿内に入れる写真やバナー画像なども重要です。ターゲットに即したものになっているか、業務内容で誤解を与える写真になっていないか、職場の雰囲気が分かる写真になっているかを確認するようにしましょう。

2】原稿内の文字数に注意し、スマホ表示で見やすくする
最近では、スマホで仕事を探す方がほとんどになってきているため、応募数を増やす求人にするためには、スマホでの流入を意識したものにする必要があります。皆さんもスマホで文章を読むときにあまりにもスクロールが多かったり読みづらかったりした場合、途中まで読んで違うサイトに移る…なんて経験があると思います。求人も同じで、文章量があまりに多く、読みづらい場合は途中離脱につながり、クリック課金だけされて応募に繋がらないことも考えられます。下記に文字数のポイントをまとめます!

【キャッチコピーの文字数は50文字以内でまとめる】
Indeed(インディード)はスマホ版のみキャッチコピーを表示することができます。Indeed(インディード)のスマホで表示されるキャッチコピーは50文字程度です。ちなみにキャッチコピー内に記載している単語はキーワードとして機能しないため、原稿内にもしっかり記載をするようにしましょう。

【本文の文字数は1,000文字〜3,000字で記載する】
全体の文字数は1,000文字~3,000文字程度で記載するようにしましょう。スマホで見やすいように20文字~25文字程度で改行をすると見やすいです。

 

〈Indeed運用のコツ③〉表示回数が低い場合はキーワードを入れることで露出を増やす

Indeed(インディード)は、求人検索サイトです。会社名や職種、勤務地、条件面などで検索をかけることで自分の希望する求人を検索することができます。そのため必要なワードが原稿内に入っていないと求職者に検索をされず、目に留まらなくなってしまいます。よく検索されるキーワードとして下記のようなものが想定されます。

  • 職種(事務・営業・ドライバーなど)
  • 勤務地(○○市・○○駅など)
  • 雇用形態(パート・アルバイト・派遣社員・正社員など)
  • こだわり条件(交通費支給・福利厚生など)
  • 時給・月給など給与情報
  • 休日(夏季休暇有、完全週休2日制、土日休みなど)

このように幅広い検索キーワードが想定されるので、キーワード検索できちんと自社求人を表示させるために、関連キーワードをできるだけ沢山、求人内に記載するようにしましょう。

Indeed(インディード)を上手く運用するためのコツ【キャンペーン設定】

前章まででは原稿内容でできるIndeed(インディード)の運用方法のコツをお伝えしてきました。この章ではIndeed(インディード)の管理画面の設定でIndeed(インディード)を上手く運用するためのコツをご紹介します。Indeed(インディード)の機能を上手く利用して、より応募者が集められるようにしましょう。

 キャンペーンを設定することで得られる効果

Indeed(インディード)に求人を掲載する際に、職種やエリアが多い場合、求人数が多くなってしまい、運用の管理に時間がかかってしまいます。増えた求人をまとめて一括で管理したい場合は、Indeed(インディード)のキャンペーン機能の利用がおすすめです。Indeed(インディード)のキャンペーンとは、掲載する求人情報をグループ化する機能で、職種や勤務地、雇用形態ごとなどで分けてまとめて運用をすることができます。キャンペーンごとにかける予算を変えることができるため、より注力したい求人に予算をかけたり、より予算消化を速めて早く募集が集まるように設定を調整することができます。

キャンペーンの具体的な作成方法

では、実際にキャンペーンをどのように設定すればよいのかをご紹介します。Indeed(インディード)のキャンペーンの設定は選択式になっていたり、記載する場所が分かりやすくなっているので、慣れていない人でも間違えずに設定することができます。

【キャンペーン作成前、確認事項】

キャンペーン設定でIndeed運用を始める前に下記の2点を確認しましょう。

①Indeed(インディード)にキャンペーン設定依頼の連絡をする
キャンペーンを設定して運用する場合、Indeed(インディード)側でも事前設定をする必要があります。サポートセンターに設定依頼の連絡をしましょう。

▼サポートセンターURL
https://indeed.my.site.com/employerSupport1/s/contactsupport?language=ja

②すべての求人が「無料設定」になってことを確認する
キャンペーンで原稿の有料設定を行う場合、キャンペーンにしたい全ての求人が「無料設定」になっていることを確認しましょう。原稿ごとに個別で予算設定がされている場合、設定された予算金額の合計が上限金額として設定されるため、キャンペーンで設定された予算に原稿ごとの予算が上乗せされた状態になります。

~キャンペーンの作成方法~

【ステップ1】左側のアイコンから「キャンペーン」を選択、「キャンペーンを作成する」をクリックする

 

【ステップ2】キャンペーンの目標指定を選択する
Indeed運用の目標指定は下記の2パターンあり、それぞれ特徴があります。自社の採用方法に合った方を指定して運用しましょう。

・バランス型:可能な限り応募数を増やすことを目標とし、すべての求人で応募が均一になるように調整します。

・応募数最大化:応募数を求人ごとに均等に分散するのではなく、キャンペーン内の合計で応募が最大限になるようにします。キャンペーンの求人数が少ない場合や、どの求人に応募者が集中しても問題ない場合におすすめです。

 

【ステップ3】求人リストからキャンペーンに追加したい求人を選び、チェックをつける。


【ステップ4】日程を選択する

日付選択設定は下記の2パターンあり、それぞれ特徴があります。課金のタイミングやいつまでに応募人数を集めたいかによって選択するようにしましょう。

ワンタイムキャンペーン:指定した期間内で予算消化していきます。終了日を予算が残っていても終了する「指定した日付」か予算が残っている場合は期間を自動延長する「目標とする日付」と選択することができます。

月額キャンペーン:指定した期間で毎月1日に繰り返し実施される設定にすることができます。

【ステップ5】予算を設定する

【ステップ6】キャンペーン名を変更する

【ステップ7】公開完了
ステップ6まで入力が完了したら、キャンペーンでのIndeed運用がスタートできます。キャンペーンは設定して終わりではなく、管理画面からいつでも変更が可能です。予算を追加したり、原稿を増やすなどして継続的に確認をするようにしましょう。

Indeed(インディード)を上手く運用するためのコツ 【採用市場レポート機能の活用】

前章まででお伝えしてきました通り、Indeed(インディード)は単純に応募者を増やすだけではなく、キーワードやエリアなどの検索を利用し、より自社が求める人材の採用に繋がる効率的な運用を推奨しています。採用効果を高めるために、Indeed(インディード)の独自分析機能である「採用市場レポート」の活用がおすすめです。こちらの機能も上手く使いながらより精度の高い求人にアップデートしてIndeed運用に役立てましょう。

 採用市場レポートの使い方

Indeed(インディード)の採用市場レポート機能の使い方は簡単です。採用市場レポートは管理画面のアナリティクスのタブから確認をすることができます。

「採用市場レポート」では、「募集職種」「勤務地」に調査したい内容を入力すると、前月のデータを抽出することができます。表示されるデータは下記の9項目です。

  • 市場トレンド
  • 採用難易度スコア
  • 求人
  • 求職者
  • 求人あたりの求職者数
  • 求職者のデバイス
  • 平均給与
  • 採用企業
  • クリック数上位の人気検索キーワード

下記にそれぞれの項目の説明と使い方をご紹介します。

【市場トレンド】
選択した指標に関する成長率データをグラフで確認することができます。指標は「求人あたりの求職者数」「求職者」「求人」「採用企業」の4項目から選択することができます。
例えば「事務×東京都」で検索した場合の市場トレンドは下記のようになります。競合他社の数や自社エリアにいる求職者数を把握することで、自社エリアでの採用難易度や、直近でターゲットとなりうる求職者がどのくらいいるのかを知ることができます。

【採用難易度スコア】
選択した求人市場(職種×勤務地)が他の地域の求人市場と比較し採用難易度がどのくらいあるかを表した数値です。数値が大きいほど採用難易度が高いといえます。
「事務×東京都」で検索した場合の採用難易度は下記のようになります。こちらでは他の求人市場と比べて平均的な難易度であることが分かります。高い難易度になってしまった場合は、かける予算を調整したり、職種名を変更するなどの対策を立てる必要があります。

【求人】
Indeed(インディード)で掲載されていた求人のうち、選択した職種名と勤務地でクリックされた求人数が分かります。
求人数が多すぎると自社の求人が埋もれてしまう可能性もあるため、既に出稿している求人に比べて自社の求人が応募を集められるものになっているかどうか、原稿内容を確認をする必要があります。

【求職者】
入力した職種名と勤務地において、求人をクリックしたユニークビジター数(サイト訪問者数)を表します。こちらの求職者数がターゲットの数となるため、求人数と比べて求職者がどのくらいの人数なのかを確認するのに役立てましょう。

【求人あたりの求職者数】
入力した職種名と勤務地の採用市場において、求人情報1件に対しての求職者数の平均が分かります。この数値が多いほど採用難易度は低くなります。

【求職者のデバイス】
選択した求人市場において、モバイル(スマートフォン)経由でのクリックの割合が分かります。最近ではスマートフォンの流入が主のため、求人原稿の書き方などをスマートフォンでも読みやすいようにプレビューなどで確認をするようにしましょう。

【平均給与】
選択した求人市場における求人の平均給与額を確認することができます。自社の求人の給与が平均と比較して高いのか安いのか把握し、効果的な原稿作成に役立てましょう。

【採用企業】
選択した求人市場において、求職者にクリックされた企業の総数が確認できます。

【クリック数上位の人気検索キーワード】
選択した求人市場において、求人情報のクリックに繋がった人気のキーワードランキング上位10位を表示することができます。例えば「事務×東京都」で検索した場合、「事務」「正社員」「パート」などのキーワードからの流入が多くなっています。原稿内にこれらのワードを盛り込むことで、求職者の流入を増やすことができます。しかし、無意味にキーワードを羅列するのは、キーワードスタッフィングと捉えられてしまい、ガイドライン違反になる場合があるため、適切に盛り込むようにしましょう。

これらの項目は左側のパネルの管理で、表示や非表示を調節することができるので、必要なデータだけPDFとして保存することが可能です。また右上の日付選択部分で1年間分のデータを振り返ることも可能ですので、もし昨年のデータを確認したい場合は右上のタブから該当の年月を選択しましょう。

採用市場レポートの活用でできること

前章では、採用市場レポートの項目をご説明してきました。では実際に、効果的な採用活動を行うために、データの活用方法例をこの章ではご紹介いたします。

【活用方法1】「採用難易度スコア」によって、効果的な採用予算を分配する
効果的なIndeed運用において、適切な予算で運用をすることはとても重要です。しかし、何も基準がなければ、どの求人にどのくらいの予算をかければ良いのかを判断することは難しいです。Indeed運用でなかなか効果が上げられない時、これらの予算設定を感覚に頼って設定してしまっている場合が多いです。データに元づいて運用をすることができれば、そらがひとつの指標になり、運用結果を追いやすくなるので、おすすめです。

例えば、「東京都」と「北海道」で『販売スタッフ』の募集を考えている企業があるとします。結果を確認すると、東京都の方が「56」北海道が「35」と東京都の方が採用難易度は高くなります。東京の方が競合の企業数が高いため、必然的に採用難易度が上がることは想像しやすいかもしれませんが、数値で確認することでより明確にイメージができるようになります。

東京都「56」と北海道「35」では21ポイントの差があるため、採用コストもそれに合わせて、難易度が高い東京都に振り分ける対応ができるようになります。もちろん、この対応が必ずしも効果を上げることに繋がるとは限りません。前章まででお伝えした通り、Indeed(インディード)の効果は原稿や採用時期など複合的に改善していく必要があるからです。しかし、自社の採用コストの基準を考える上では有効な手段と言えるでしょう。

【活用方法2】「求職者のデバイス」で8割以上の場合は、スマホでの流入を意識した原稿内容にする
「求職者のデバイス」とは、前章でもご紹介した通り、選択した市場において、モバイル(スマートフォン)でのクリック数の割合がどのくらいなのかを示す数値になります。この数値が大きいほどスマートフォンからの求人への流入が多いことを示しています。「求職者のデバイス」が8割以上なら原稿内の応募に関する設定を「性別」「生年月日」「電話番号」だけにするなど簡易化することで応募につながる可能性があります。
また、2章でもご紹介した通り、スマートフォンでの流入が多い場合は文字数にも気を付けるようにしましょう。求職者が求人をスマートフォンで確認する場合、あまりにもスクロールが多いと途中で読む気を無くしてしまい、途中離脱に繋がる危険性があります。

このように採用市場レポートを活用することで、すぐに求職市場の相場を把握することができます。
Indeed運用で効果を出すためには、いかにターゲットとなりうる求職者層に向けてアプローチしていくかが重要になります。分析データを活用し、自社の採用戦略の参考にしましょう。

まとめ

これまで4章に渡ってIndeed運用のコツを解説してきました。結論、Indeed運用で効果を出すためには「掲載→運用→データ分析→改善」を3ヶ月ほど繰り返し、求人の質や運用方法を常にアップデートしていく必要があります。効果的な採用に結びつけていくためには『表示回数』『クリック率』『応募数』の各指標で目標を定め、取り組んでいくことが重要です。
とはいえ、いきなりIndeed運用を始めようと思っても、「自社ではノウハウがないし…」など悩まれる方は多いと思います。そんな時は求人広告代理店を利用するのもオススメです。株式会社bサーチはIndeedのシルバーパートナーにも認定されており、Indeed運用の実績がある運用代行もできる代理店です。効果的な求人掲載や選び方から「原稿の作成→運用→データ分析→改善」まで一連して対応しており、運用ミーティングも定期的におこなっております。今すぐ、Indeed運用をはじめようと思っていなくても、「この職種をIndeedで募集したらどのくらい応募数が集まるだろう…」「地方採用での今までの実績を知りたい」など実績共有のご希望などございましたら、是非お気軽にご連絡をお待ちしております。

人材採用でお悩みの方には、サポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
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