採用活動で使える!「Facebook」での求人掲載方法について

最近では、求人広告をSNSに投稿し、求職者を募集するソーシャルリクルーティングを利用する企業様が増えています。何気なく日常で頻繁に使用しているSNSに求人広告を投稿することで、それだけニーズに合った人材に出会える可能性が高くなります。

そこで、今回はSNSの一つである「Facebook」での求人広告の投稿方法や運用について徹底的に解説していきます。
Facebookは他のSNSとはことなり、実名を登録することが原則です。
そのためFacebookでは学歴やキャリア、スキルセットなどを詳細に記載しているユーザーも多く、ビジネスに関する内容もみられるため、ユーザーの仕事に対する考え方やパーソナリティを把握しやすいなどのメリットがあります。

メリットを踏まえて、Facebookでは実際どのようなことができるのかや求人の掲載方法などを解説していきますので、採用活動の参考にしていただけますと幸いです!

Facebookのビジネスページにて有料広告で求人を発信することが可能!

FacebookやSNSで採用活動を行う企業様も近年増えており、そこで今回Facebookでの求人掲載などのビジネス面で利用するための方法をご紹介していきます!

ビジネスページでは、企業の広報活動ができます!

Facebookビジネスページとは、企業が会社名やブランド名等で作成しているビジネス向けのページのことを指します。
Facebookページでの個人アカウントの違いは、大きな部分で言いますと、複数人で管理が可能であり、SEO対策を行っているので、検索の上位に表示されます。
他にも、様々な機能の違いがございますので、下記資料とともにあわせてご覧ください!

【異なる点】
・アカウント名
・作成できるページ数
・管理者(人数)
・他アカウントとの関係性
・アクセス分析
・Facebook広告
・カスタマイズ性
・閲覧の範囲
・SEO対策 など 

他にも、Facebookページでは予約投稿や、広告配信が可能になりますので広報活動はFacebookページで行うことがベストと言えるでしょう。
広告配信では、採用活動の一環として求人広告を配信することも可能ですので、求人広告の作成のやり方について本記事でご紹介していきます。
Facebookの広告配信の際、AIが学習し、広告の無駄打ちの防ぎやすい機能もあります。
また、新しく作成したFacebookビジネスページは、検索結果に表示されるようになるまで数日かかる場合があるそうですので、確認してみてください!

Facebook有料広告は100円から設定し出稿が可能!

Facebook広告に求人を掲載する際は、下記の料金体系があります。
Facebook広告は費用を広告主自身で設定し、管理することがでるため予算が比較的管理しやすいのがメリットになります。
また、Facebook広告は100円~設定が可能になりますので、求人投稿における相場とあわせてご紹介します。

◇クリック課金方式(CPC)
クリック課金方式では、広告が1クリックされるごとに費用が発生します。
広告内容に興味を持った人数に応じて、広告費が発生する認識です。
└費用目安:100円~200円/クリック数

◇インプレッション課金方式(CPM)
インプレッション課金方式では、広告が表示されるごとに広告費が発生します。
広告がクリックされずとも費用が発生してしまいますが、広告表示のみに焦点をあてる場合は、クリック課金方式よりもコストパフォーマンスは高いです。
└費用目安:100~500円/1000imp

◇動画再生課金
動画再生課金方式では、広告動画が再生されると費用が発生します。
費用のタイミングは、「動画が15秒以上再生」と「動画が2秒以上再生」の2種類から選ぶことが可能です。
動画は視覚的なインパクトがあり、音声も使って一度にたくさんの情報を届けるのがメリットになります。
└費用目安:100~150円/再生数

Facebook広告の求人出稿時の最適な予算を求めるときには、2種類あります。
例えば、コンバージョン獲得をする場合は、「クリック単価÷コンバージョン数×目標コンバージョン数」で予算の目安を立てられます。
もう一つは、認知工場やブランディングを目的とする場合は、「インプレッション単価×インプレッション数」で予算の目安が立てられます。

上記を参考にFacebook広告を利用してみてください!

Facebook広告とリスティング広告の違いがイマイチよく分からないと感じている方いらっしゃると思います。
違いとしては、Facebook広告では、潜在層にアプローチすることに対し、リスティング広告では顕在層にアプローチできます。
また、リスティング広告は費用が少しかかる部分もありますので、費用をあまりかけられない企業様はFacebook広告でのアプローチをおすすめします!

 

【求人掲載方法STEP1】Facebookのビジネスページを作成する。

これから実際にFacebookページを作成する手順を詳しく解説いたします!

【作成手順】
①    まずは、Facebookにログインします。(個人アカウントお持ちの方)
※個人アカウントお持ちでない方はアカウント作成から行う必要がございます。

②   Facebookログインを行ったら、Facebookのホーム画面から下記画像の丸印を選択し、作成ページを選択します。


③    Facebookページ名を入力し、カテゴリを選択しましょう。カテゴリは必須項目ですが、詳細の方も必須項目ではいいですが、記載があるとより詳細に企業の魅力が伝えられますので、おすすめです!

④    すべての必須項目入力後、左下の「Facebookページ作成」をクリックします。

⑤    Facebookページのプロフィール画像(①)は、「170px×170px」以上の正方形画像を登録してください!
Facebookページのカバー画像(②)は、幅820px×高さ360pxで登録します。
設定ポイントとしては、中央の幅640px×高さ312pxのエリア内に見切れては困る要素をいれると、スマートフォン表示・PC表示ともにスマートに表示されるため、おすすめになります!

⑥    Facebookページ設定完了までのステップ通りに進めると、必要な設定が完了するようになっています。
そのほかにも住所や電話番号、営業時間やコーポレートサイトURLなど、登録したい情報を記入すれば完成になります!!

⑦Googleビジネスプロフィールに連携を行うことで、GoogleでもFacebook求人広告の内容を投稿できます!
FacebookとGoogleビジネスプロフィールは、自動では連携されないので、Google画面上で操作を行う必要がありますが、連携することでより多くの人材にFacebook広告で投稿した求人情報を目にとめてもらうことが可能です。

 

【求人掲載方法STEP2】Facebook広告を作成・掲載する

3章では、Facebookの求人作成と掲載方法についてご紹介していきます。

Facebookの求人広告を出稿するためには、先に予算を設定する必要があります!
費用が発生するものの、幅広い層に情報を届けられることが強みになります。

Facebook広告を用いた、求人作成方法についてご紹介いたします。
(Facebook無料の求人機能は2023年2月22日の変更により、サービスは終了しており、無料の求人を投稿できない状態です。)
①    Facebookのメニューを開き、プロフェッショナル内の「広告マネージャー」をクリック!

②    Facebookの広告マネージャーの中の「+作成」をクリックし、キャンペーンの目的の選択ができます!

③    キャンペーンの目的を選択する
 
今回は「トラフィック」を選択してください。
Facebook広告のトラフィックはリンク先へのアクセス数を予算内で最大化させるキャンペーンになります。求人広告のリンク先にユーザーを誘導させる仕組みであり、クリックする可能性に高い人に表示させることを目的とします。選択しましたら「次へ」のボタンを押してください。

④    特別な広告カテゴリから「雇用」を選択

次に「特別な広告カテゴリ」の設定を行います。
「申告されたカテゴリはありません」と書かれた、ダイアログボックスをクリック!
今回はFacebookの採用に関する広告であるため、「雇用」を選んで「次へ」を押します。

⑤    求職者にもわかりやすい求人情報を記載する
まずは、Facebookの求人広告の予算を決定します。予算は、自社で自由に設定が可能です。あわせて、いつ求人広告を出稿するかを決めておくとよいでしょう!


そしてクリエイティブの欄で、募集する職務の給与、福利厚生、労働時間などはできるだけ詳細な情報を求人広告に記載します。正しい求人情報を発信することでミスマッチの回避に役立てられます。また記載の際、正確な職種名と勤務地を示して関連性を高めることで求職者にも企業のアピールが伝わりやすくなります。また、具体的は選考フローを求人広告に記載することで、求職者が選考の流れを把握しやすくなります!

⑦    設定を見直したら、「公開する」をクリック!
まだ手順は終わりではなく、最後にFacebook求人広告の表示に関する設定を行います。
Facebookの求人広告名やSNS内のどのスペースで広告を表示させるかなどを選択します。
準備が出来ましたら「公開する」を押して求人広告を投稿できます!
求人広告はすぐ反映されますので、確認してみてください!

この順番でFacebookの求人広告を作成していきます。

Facebookのビジネスページの求人広告を上手く運用するコツを徹底解説します!

Facebookページを円滑に運用する、求人広告の効果を出すために、以下のpointをおさえて運用するとより企業の宣伝になりますので、ぜひ行ってみてください!
また、Facebookの求人広告は3ヶ月以上続けることによってAIが学習する機関やクリエイティブなどを改善する期間などが確保できるので、マストになります。

point1:自社社員に求人広告をシェアしてもらう

Facebookページを作成し、求人広告を投稿しても、誰にも認知されないままでは意味がありません。
より見てもらえる人を増やすために、フォロワーを獲得することが必須になってきます。
Facebookのフォロワーを増やす方法として、知人や友人、クライアントなどにフォローを依頼する、Webサイトやメルマガなどを通してFacebookページを運用していることを伝えてフォローしてもらうなどがありますので、まずはフォロワーを増やすことから始めます。

point2:求人広告でのターゲットを明確にする

SNSマーケティングでは、ユーザーに興味を持ってもらい、共感してもらうことで、認知や交流等の関係性が生まれます。ターゲットを明確にし、どんなユーザーにどんな求人内容を届けるのかを運用するメンバーと連携進めましょう。また、Facebookの求人広告を投稿し、ユーザーからコメントが来たら、早く返信を返し、素早く対応することが大切です!
Facebookでは世界中の人々が利用しているため、海外の方を採用することも可能です!その際には、求人広告の言語は日本語以外で記載をし、投稿することもできます。

point3:「トップに固定」と「ハイライト表示」をうまく利用する

Facebookの求人広告の投稿内容は、時系列にタイムラインの下へと流れていきます。
新サービスや注目商品など、ユーザーに目を留めてほしい求人広告の投稿に関しては、「トップ固定と「ハイライト表示」を活用して運用していきましょう!

・「トップに固定」・・投稿は7日間、ピンマーク付きでタイムラインのトップに固定されます。
・「ハイライト表示」・・投稿をハイライト表示して目立たせることができます。

point4:フィード投稿で関心を惹きつける

Facebookで作成した求人投稿は、他のフィード投稿と同じタイムラインに表示されます。
なお、Facebookのフィード投稿は、時系列ではなく、ユーザーの興味関心の度合いによって露出が左右されます。つまり、普段の投稿でフォロワーの興味関心を高めておかなければ、求人投稿の表示回数は伸びず、閲覧してもらえません。
そのために、Facebookのフォロワーへのアピールを続けていく必要があります。
※フィード投稿は、Facebookのページ中央に表示される記事のリストにある「フィード」にFacebook広告が投稿されるコンテンツの事です。

point5:個人的特質の断定の表現を使用しない

Facebookの求人広告を作成する際に注意すべき点として、「個人的特質の断定」の表現を使用しないというものがあります。
個人的特質の断定とは、「〇〇なあなたへ」という訴求のことです。
例えば、「25歳の男性のあなたへ」、「転職活動しているあなたへ」といった訴求はすべて個人的特質の断定に該当し、Facebookから警告を受ける原因になります。最悪の場合はFacebookのアカウントが強制的に停止されてしまう可能性もあります。

point6:質問項目を設けて、応募者の情報を把握する

Facebookの求人広告では、簡単な質問事項を設けて応募者に回答してもらうことが可能です!
求人広告の中で質問事項を活用すれば、より具体的に応募者の情報を把握できます!
また、応募者が事前に気になる点などを質問として回答すれば、不安や疑問を払拭し、安心して応募してもらうことに繋がります。

Facebookの求人広告を記載する際に個人的特質の団ていを避けるには、主語を「あなた」ではなく「私」にすることです。
この例としては、「弊社のサービスは20代男性の満足度〇%です!」など「私」を主語に文章の構成を編集してみましょう!

 

Facebook広告で採用成功している企業をご紹介!

 

Facebookの作成方法や求人の運用方法を分かっても、実際にどのようにFacebookの広告運用に取り組めばよいのか分からない企業様も多いと思います。
本章では、実際にFacebookのビジネスページを使用し、応募が集まり採用成功している企業を2つ取り上げてご紹介します!

ソフトバンク

ソフトバンクでは、用途に合わせてFacebookのビジネスアカウントを使い分けていて、採用面では新卒採用と中途採用に分けてFacebookアカウントを運用しています。
新卒者は、基本的には社会に出た経験を持つ人がほとんどいなく、そのためビジネスの内容を深く掘り下げるよりソフトバンクの強みを簡単にまとめています。求人広告には入社した際を考慮して、福利厚生に関する情報も積極的に取り入れているのも注目すべきポイントになります!

中途採用者向けでは、ビジネスの具体的な情報も数多く紹介されています。
ターゲットに合わせてコンテンツの方向性を一貫させる手法が強みです!

スターバックス

スターバックス社はアメリカのシアトルで創業し、日本を含めて世界中に店舗を展開しています。
日本でも全国で約1900店舗を展開していて、絶大な人気を誇っています。
そんなスターバックスのFacebookのビジネスページは「Stabucks Partners」という名称であり、企業のカルチャーを中心とした投稿を行っています。
その中で求人広告の投稿などを行っています。
世界中の人々が気軽にコミュニケーションを取れる、SNSならではの強みを生かした事例です。

 

まとめ

この記事では、Facebook上で求人を投稿できる仕組みや料金体系、運用方法について詳しく解説しました。Facebookの求人広告を利用する際、掲載料金が企業側で操作しやすいことや高いターゲティング精度などが強みとしてあげられます。そのため、より企業のニーズにマッチした人材と出会える可能性が高いです。最近では、このようなソーシャルメディアを利用して採用活動を行っている企業様も増えています。ただし、Facebook広告は非常に規約が厳格なため、求人の広告文などの構成には十分注意することが大切です。

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