
「求人制作時、求職者に刺さるキャッチコピーが浮かばない」、「アピールポイントが複数あり、何を訴求したら良い求人キャッチコピーになるかかわからない」といったお悩みはありませんか?
求人キャッチコピー作成の際は、以下の5点を意識することでグッと目を引く求人キャッチコピーになります。
★離脱を無くす!誰が読んでも分かる内容に
★具体的にアピール!数字を入れ説得力アップ
★安定志向のターゲットに刺さる!会社の規模をアピール
★入れないともったいない!その会社にしかない魅力を入れる
★欲しい人材を獲得!ターゲットに合った内容にする
求職者の目に留まりやすいキャッチコピーは、貴重な応募への第一歩です。
そのため、ただアピールポイントを並べるだけでなくちょっとした工夫が必要になります!
この記事では、採用成功に近づくための作成のコツや具体例を記載しているので、参考にしてみてください。
目次
求人キャッチコピーを作成する目的とは?
そもそも「キャッチコピー」とは、商品やサービスの魅力を短い言葉で伝え、ターゲットの心をつかむための広告文です。
マーケティングにおいては、広告や販促物の最上部に配置され、最初に目に入る言葉として注目を集め、消費者の行動を促す役割を持ちます。
求人広告におけるキャッチコピーもマーケティング手法の応用であり、応募率に大きな影響を与えます。
なぜキャッチコピーを用いるのかを3つの目的に分けてご紹介します。
①ブランドイメージの確立
②競合他社との差別化
③ターゲットへの印象付け
①ブランドイメージの確立
キャッチコピーは、企業の価値観や雰囲気を端的に伝える手段となります。
求職者に「どんな会社か」を印象付けて、共感を得ることでマッチ度の高い応募が期待できます!
企業文化や職場の雰囲気、理念などを盛り込むことで、採用後のミスマッチ防止にもつながります。
②競合他社との差別化
同じ職種・雇用形態でも、求人キャッチコピーひとつで印象は大きく変わります。
独自の言葉で他社と差別化し、選ばれる求人広告にしましょう。
例えば「風通しの良い職場」よりも「毎朝雑談から始まる職場」の表現の方が、
職場で働いている人達の様子が想像しやすく、なおかつ良いイメージがつきやすいです。
メッセージ性が薄い競合他社の求人広告よりも、具体的で個性のあるキャッチフレーズで訴えた自社の求人広告の方が、求職者の記憶に残り
応募される確率も上がります。
③ターゲットへの印象付け
求人キャッチコピーには「あなたに向けた求人です」と明確に伝える役割があります。
たった1人の求職者に伝えるという意図があることで、応募者の心を動かすことができます!
そのため、特定の属性(学生・主婦・シニアなど)を意識した表現が効果的です。
自分事として認識させることで、共感や興味を引き出しやすくなります。
メラビアンの法則によると、「第一印象は3秒で決まる」と言われています。
基本的には【短く、覚えやすい】キャッチコピーが読まれやすくなります。
人間は1秒間に約5~10文字を読むことができるため、わずか【15~30文字程度】のキャッチコピーで企業や職種の魅力を凝縮して、求職者の関心を惹きつけ、求人へと導くことが重要になります。
ただし、採用特設ページやパンフレットなどでは少し長めのストーリー性のあるキャッチコピーも効果的です。
媒体に応じて使い分けて作成していく必要があります★
この短い文章で「面白い」「働きたい」「もっと知りたい」をという感情を喚起するのがキャッチコピーの役割です!
効果的なキャッチコピーは、求職者の目を惹き、企業の魅力を伝え、最終的には応募率の向上に直結します。
効果的な行動心理学をご紹介!
行動心理学を活用したキャッチコピーは、応募者の関心を惹きつけます。
アンカリング効果
最初に与えられたアンカー(数字)やデータが、意思決定の際に強く影響を与える心理現象の事です。
例えば「5年以内の離職率は5%以下!」「有給取得率80%以上!」などの情報をキャチコピーに入れた場合、募集内容を見た時に「これだけ待遇が良ければ自分も長く働けそう! 」など、好印象に映りやすくなります。
スノップ効果
入手困難なものほど需要が高まり、気軽に手に入るものほど需要が薄れていく現象です。
求人・採用キャッチコピーで活用する際は「限定採用」「残り2名!」など、人気が高い印象を持たせることができます。
希少性や限定性は特別感を演出し、人の承認欲求や優越感を刺激します。
カクテルパーティー効果
雑音の中でも自分に関係あるキーワード(自分の名前や関心事など)には、自然と意識が向く心理効果です。
「主婦(夫)歓迎」「ブランクOK」「20代活躍中」などの言葉が有効です。
求職者の属性に合う言葉をキャッチコピーに入れることで「自分にマッチした求人」と感じさせ、関心を引くことができます!
人の洗剤的な行動をついたキャッチコピーは、応募へつながり、クリック率や応募率が向上する可能性があります★
求人キャッチコピーに作成手順を解説!
キャッチコピーは、しっかりとした戦略とプロセスに基づいて作成していくことが大切です。
以下の5つを軸に、作成手順をご紹介していきます。
①ペルソナを明確に設定する
②自社で働くことへのベネフィットを整理する
③感情に訴えるキーワードを選ぶ
④競合他社のキャッチコピーを分析する
⑤複数案を出してブラッシュアップする
①ペルソナを明確に設定する
マーケティングにおけるペルソナとは、商品やサービスを購入・利用する理想的な人物像を詳細に描いた架空の顧客モデルのこと。
ペルソナを設定することで、コンテンツ設計がブレなくなり、訴求力が高まります。
なお「ターゲット」と「ペルソナ」は異なる意味を持ちます。
ターゲットは、ペルソナよりも大まかな層(学生・主婦・第二新卒・シニアなど)を指しており、幅広い母集団に向けて設定します。
特定の人物に訴えかけるからこそ、求職者は「自分に合った求人だ」と思えるのです。
求人キャッチコピーの場合、ペルソナに沿った表現や魅力付けの効果で、応募者の心に届くフレーズが作れます。
【ペルソナ設定の項目】
・年齢、性別
・家族構成
・前職、スキル
・ライフスタイル(学生、子育て中、Wワーク希望など)
・求める条件(給与、勤務時間、職場環境など)
こうしたペルソナ設定をすることで、言葉の選び方や訴求ポイントが明確になり、応募率アップに直結する可能性が高くなります。
②ベネフィットを整理する
ベネフィットとは、商品やサービスを利用することで得られる“恩恵”のことです。
ペルソナと同様にマーケティングでは重要な役割を果たします。
たとえば、雇用条件である「週休2日制」はメリットですが、「週末は家族とゆっくり過ごせる」などの想いはベネフィットです!
求人キャッチコピーを作成する際は、企業側が伝えたい思うだけでなく、求職者の立場で「設定した人物像(ぺルソナ)がどういった恩恵を受けられるか」をイメージできる表現を心がけましょう★
③感情に訴えるキーワードや表現の設定をする
求人キャッチコピーにおいて最も大切なのは「この企業で仕事をしたい」と応募者の感情を動かすことです。
そのため、ただ事実や条件を並べるのではなく、人の心に響く“言葉の力”を活躍する必要があります。
例えば、「未経験OK」だけでは特徴が伝わるだけですが「ゼロからの挑戦を応援します」と言い換えることで印象がガラリと変わります。
応募意欲を掻き立てて、チャレンジしてみようという後押しをするフレーズです。
④競合他社のキャッチコピーを分析する
キャッチコピーを作成するには、自社の事だけでなく「他社がどんな訴求をしているか」を把握することも重要です。
競合他社のキャッチコピーを分析することで、業界内のトレンドや求職者に響く表現、さらには差別化すべきポイントが明確になります。
⑤複数案を出してブラッシュアップする
キャッチコピーは読んだときの直感的な感覚も大事ですが、クリック率や応募率など客観的な反応をもとにブラッシュアップしていくと、最終的に成果の出るキャッチコピーにつながります。
実際に働いているスタッフからの意見を反映すれば、リアリティや共感性のある表現を選ぶためのヒントにもなります。
求人キャッチコピーは複数パターンを作って比較・検証し、一番ターゲットに響くコピーを選びましょう!
応募者の心に響くフレーズを作るためには、まずは作成手順を押さえるところからスタートです。
効果的な求人募集キャッチコピー作成のコツ5選
求人募集のキャッチコピーを考えるとなると、広告業界のイメージも強いためクリエイティブなイメージを持つかもしれません。
しかし、求人キャッチコピー作成のコツを抑えることでグッと作りやすくなるので、以下の5つのコツを参考にしてみてください。
キャッチコピー作成時は、読んですぐに言いたいことが理解できることが最も大切です。
離脱を無くす!誰が読んでもわかる内容に!
求人のキャッチコピーは誰が読んでも分かるような簡単な内容にしていきましょう。
※転職希望者はほとんど文章を読まないと思って作成しましょう。
職種名とキャッチコピーの欄が同一の場合は、何の仕事なのかぱっと見てわかる職種名も記載するようにします。
職種名や単語からイメージされる内容を推測して補足や逆転できる内容をキャッチコピーにすると目を引くキャッチコピーを作成することができます。
事例:保険営業の持つイメージ:知人に販売、厳しい、ノルマがある。具体的に想像できるデメリットや職種の持つイメージを想像してキャッチコピーを考えていきましょう。
→保険営業:継続率90%、不要な保険は売らない、お客様に寄り添うサポートセールス
※職種名の持つイメージと自社で覆せる内容や補足で切る内容をキャッチコピーに置いた事例になります。
逆に難しい職種名や難しい単語や言葉を使用すると、堅い印象があったり、実際はそこまでではないのにも関わらず難しく感じてしまい求人を読まなかったりということにもなりかねません。
求職者に働くイメージを持ってもらえるためにも、専門用語や難しい言葉は相手に与える印象を意識して、はなるべく使用しないようにしましょう。
例)ぱっと見てわかる仕事内容はどちらでしょうか。
A.私生活が充実する技術スタッフ
B.住宅補強の施工技術スタッフ
Bの方が何のスタッフなのかはっきりしています。Aは、プライベート充実という点を訴求していることが伺えるので、「住宅補強の施工技術スタッフ/年間休日120日以上」というように分けて記載するとより伝わりやすいでしょう。
求人媒体には文字数が設けられているので、文字数ギリギリまで活用して、最大限訴求することがおすすめです。
求人キャチコピーは、職種名の欄とキャッチコピーの欄が別々のものが多いので、職種名とキャッチコピーの内容が重複しないように作成することも大切です。
求人キャッチコピーで具体的にアピール!数字を入れ説得力アップ
しっかり求人のメリットをアピールできるように、キャッチコピーには、数字で表現できる部分は数値化していきましょう。
文字が並ぶ中に数字があると、視認性が高まりシンプルにわかりやすく訴求することが可能です。
キャッチコピーに数字が入っていると、説得力がありませんか?
例)以下の例では、どちらの方が魅力的でしょうか。
A.残業ほぼなし
B.残業月10時間以内/定時退社推奨
どちらのキャッチコピー例も残業時間がない事を訴求していますが、より安心感や数字(時間)が明確なBのキャッチコピー方が事実として理解認識しやすい特徴があります。
他にも数字で記載する求人キャッチコピーの事例は以下のようなものがあります。
- 「年間休日125日」
- 「定着率90%以上」
- 「創業60年の老舗企業」
- 「継続率95%」
- 「離職率10年間で0%」
- 「残業代100%支給」
- 「社員満足度100%」
- 「有給取得率100%」
などの数字とセットで求人内容の記載があることで、働きやすい職場であることや安定企業であることが事実として伺えます。
明確な記載があることで企業への信頼度は上がるでしょう。
安定志向のターゲットに刺さる!会社の規模をアピール
安定企業で働きたいという方がターゲットである場合など、「東証プライム上場企業」や「グループ企業の名称」、「業界トップクラスの○○」といった会社の規模が伝わる内容を求人キャッチコピー入れると良いでしょう。
前述の数字を入れ込む内容にも繋がりますが、「大手契約企業200社以上」といったように、
大手企業との取引が多数であることを求人キャッチコピーに入れて安定感をアピールすることも可能です。
例)以下の例で会社の規模がわかりやすいのはどちらの求人キャッチコピーでしょうか。
A.大手取引企業多数
B.大手取引企業1700社超!
Bの内容は数字も入れ込んでいます。
「施工管理/大手取引企業1700社以上/前給保証/50・60代活躍中」といったように、応募者がイメージしやすいキャッチコピーづくりを心がけましょう。
会社の規模感を入れた求人キャッチコピーの事例は以下のようなものがあります。
- 「東証プライム上場」「東証スタンダード上場」
- 「創業50年」「創業●●年」
- 「全国150店舗展開」
- 「売上高業界No.1」
など会社の規模感や歴史、売上高など入れて安定感を訴求する求人キャッチコピーを作ることができます。
入れないともったいない!その会社にしかないオリジナル風の魅力を入れる
多くの求人広告がある中で、差別化につながる魅力や求職者が面白いと感じる、その会社ならではのオリジナルの魅力や理由を一緒に求人キャッチコピー入れ込みましょう。
「雰囲気◎」や「休日多め」、「飽きない仕事」は魅力的ですが、オリジナル感や具体性に欠けます。
そのため、どのような点において雰囲気が良いと感じるのか、有給取得のしやすさ、具体的な仕事内容など端的に求人キャッチコピーに盛り込むことをおすすめします。
未経験の仕事にチャレンジしたい方にアピールするのであれば、「未経験大歓迎・研修制度充実」や「中途入社7割」、「安定企業でじっくり成長」といった文言とプラスしてその理由や制度をセットで求人キャッチコピーに入れると求職者も結論+理由を一覧でみることができるので安心することができます。
他には、その会社にしかない福利厚生などの制度があればアピールポイントとすることができます。
自社の文化や働き方、社員のリアルな声をヒントにすることがおすすめです★
実際のエピソードや成功事例をもとに言葉を組み立てることで、オリジナリティのあるキャッチコピーになります!
「昼寝制度」や「人間ドッグ受診の補助」など世の中には様々な制度がありますが、
ターゲットに合った魅力を入れ込むことで興味を持ってくれるでしょう。
例)以下の例ではどちらが目を引くでしょうか。
A.管理/未経験OK/福利厚生充実
B.管理/未経験OK/有名テーマパークを一望できるホテルへ1泊4,000円~宿泊可
他にも様々な福利厚生があり、Aのようにまとめて記載することもありますが、Bのように会社ならではの魅力があるのであれば盛り込みましょう。
オリジナル風の求人キャッチコピー例
- 「研修回数120回以上人材育成輩出企業」
- 「〇〇大学に入学からスタート」※研修を学校やスクールと表現に変えて訴求
- 「PC入力から学べる研修度」「名刺交換から学べる」
- 「残業代100%支給!有給休暇取得率100%」
※当たり前の内容であっても、他社が訴求していない場合は貴社オリジナルの魅力となることがあります。
「未経験歓迎」などの文言を記載し、採用ターゲットに合った求人キャッチコピーの内容にする
未経験の方へ訴求するのか、経験者の方に訴求するのか、同業界や同職種で転職活動をしている方に訴求するのか、女性か男性か、20代か40代か採用ターゲットによって求人キャッチコピーの内容や文言を変えていく事が重要です。
また、求人広告出稿前に最初の採用ターゲットや採用ペルソナ設定の際に、採用ターゲットはどのような点に興味を持ち、求人原稿を閲覧しようと感じる要素があるのかを考えましょう。
エンジニアの経験者募集といった限定の求人であれば、その業界の専門用語を使用しても問題ありません。
エンジニア未経験の方向けの場合は専門用語を使用すると難しく感じてしまい、興味を持てなくなりますので、求人キャッチコピーには向きません。採用ターゲットに合った求人キャッチコピーで訴求をすることが大切です。
例)エンジニア経験者の募集の場合の求人キャッチコピー例
→AI・Pythonエンジニア/30代活躍中/残業月20時間以内
経験者対象であればこのような専門用語を使用しても問題ありません。
例)エンジニア未経験者の募集の場合の求人キャッチコピー例
→フォロー体制◎IT総合職/問合せサポート事務
求人キャッチコピーを考える前に、採用ターゲットを明確にして、「求人キャッチコピーとPR文章+仕事内容を合致させる」ことが大切です。
募集する仕事内容や採用ターゲットが定まっていない場合、人事や社員間での認識のずれが生じるだけでなく、
曖昧になることで求職者とのミスマッチが起こりやすくなります。
避けるべき広告表現をご紹介!
求人キャッチコピーを作成する際に、求人広告掲載で避けるべきキャッチコピーの特徴をご紹介いたします。
特徴は下記3点です!
✖表演が奇抜・過激すぎている
✖表現に独自性がない
✖誇大広告になってしまっている
一つずつ解説していきます。
表現が奇抜・過激すぎている
キャッチコピーに奇抜さを求めすぎると、注目するどころか求職者に不安をあおり、逆効果になる場合があります。
例えば、受付スタッフのアルバイト募集の求人広告において「世界一の企業を目指しています!」という内容だとどうでしょう?
“積極的な働き方”を求められるような営業職などの職種の広告であれば、やる気にあふれるマッチした方が応募してくれるかもしれませんが、受付スタッフのアルバイトで応募したいと考えるような求職者には訴求できていない広告だと見られてしまいますね。
その内容よりも、職場環境や働き方などをより詳細に伝えることが、求職者にとって価値のある情報となるでしょう!
表現に独自性がない
他者との比較をした際に、あまり差別化が出来ていないキャッチコピーでは、企業の特色や魅力を十分に伝えられず、採用において求める人物像に当てはまる求職者に来てもらえないといった事態になってしまう可能性があります。
他者が多用している内容は避け、どのような表現であれば自社の魅力が伝わるかを考えてみましょう。
また、検索キーワードで効果的な語彙を過度に使用することも注意が必要です。
キャッチコピーにキーワードを詰め込むだけだと、検索には引っ掛かりやすくなっても、自社の魅力を伝えることはできません。
競合他社を分析して、差別化を図り、自社の独自性を前面に出すことで、魅力的な企業だと求職者に印象付けることができます。
誇大広告になってしまっている
記載時の表現内容にも注意が必要です。
過度な誇張や不明瞭な内容では、怪しい印象を与えてしまうと同時に、求職者に応募してもらえないという事態になりかねません…
キャッチコピーだからといって誇大な表現をするのではなく、実際の職場環境と一致していることを大切にし、誇大表現にならないように気を付けることをが大切です。
禁止表現一覧(例文付き)
広告を掲載する際には、法律で禁止されている表現や記載してはいけない項目や表現がありますので、注意しながら作成する必要があります。
1,性差別や年齢差別、特定の人を差別・優遇する表現
→【20代の男性のみ募集!、女性のみ歓迎など‥】
2,応募者の性格や心身の特徴を指定する表現
→【元気で明るい方募集!、コミュニケーションが取れる方など‥】
3,人種や民族・現在の居住地、性格、身体的な特徴や障害についての表現
→【外国籍の方応募不可、○○県在住の方歓迎など‥】
4,他社が所有する図や絵、写真など
→【某テーマパークの画像、有名人の人物写真など‥】
▼詳しくは下記記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
求人広告で使用してはいけない禁止表現・NGワード一覧
訴求ポイントごとの求人キャッチコピー例文一覧
求人を作成する際は、ターゲットを明確にしてから原稿のコンセプトを決めていくとスムーズです。
原稿のコンセプトは、以下の4つに分けられます。
- 企業の規模感
- 職場環境
- 仕事のやりがい
- 条件(給与や福利厚生など)
この4つの中で特にアピールしたい項目を求人内に記載することで、全体的にまとまりのある、求職者に伝わりやすい内容になります。
企業の規模感
1つ目の訴求ポイントとして、社訓や企業理念、業界トップクラスといった企業の規模を表現する方法があります。安定企業で働きたい方などに訴求することが可能です。企業の規模間を訴求するキャッチコピーの例文です。
- 東証プライム上場グループ★前職給与保証★入会祝い金10万円★選べる勤務地★ブランク・経験年数不問
- 年間休日120日以上/土日祝休み/残業月12h程度/前年比250%の成長企業/賞与年4回/国内最大級のグルメ媒体≪Retty≫のWeb広告営業を始めませんか?
- 創業118年の安定老舗企業の営業職/賞与支給実績8ヶ月分/インフレ手当支給
- 年間休日125日/施工スタッフ/業界トップクラス
- 施工管理/取引企業1700社以上/前給保証/50・60代活躍中
「東証プライム上場グループ」の記載があることで、その会社が安定企業であることや信頼性の高い会社であることがわかります。
また、認知度の高いサイト名や取引企業数などを盛り込むことで具体性が増しているのがポイントです。
職場環境
2つ目は、同僚や上司など、実際にはたらく社員や会社の雰囲気についてアピールしたい場合に活用できるキャッチコピーの例文を紹介します。
- 2022年ホワイト企業認定/過去の経験は一切不問/履歴書不要
- 営業未経験93%/2ヶ月マンツーマン研修/定着率93.2%/残業7.8h
- ネットエンジニア/年間休日125日/賞与実績4.8ヵ月/平均勤続年数21年
- データ入力事務/ネイルOK/リモート可/未経験者の受け入れに理解がある職場環境
- ホールスタッフ/20代の店長多数!/年功序列なし
受賞したものについてや、勤続年数など離職率が低い裏付けとなる文言を記載している点がポイントです。
曖昧な表現を避けて、明確かつ具体的な言葉を選ぶことが重要です。
曖昧な言葉は求職者に不明確な印象を与え、興味を抱きにくくなります。
「アットホームな職場です」と書くよりも「20代~40代中心の職場でなんでも相談しやすい環境です」といった方が、風通しのよさが伝わりやすいです。
明確で具体的な表現を用いることで、他社との差別化につながり、興味関心を惹くことができます。
仕事のやりがい
3つ目は、その仕事のやりがいや、その会社だからこそ実現できる仕事のスタイルを伝えるキャッチコピーです。
仕事のやりがいに訴求した求人キャッチコピーの例文を紹介します。
- 宮古島のリゾートで働く!フロントスタッフ/全国各地にホテルを146棟展開する安定企業!語学習得サポート
- 機械電気設計エンジニア/賞与平均120.5万円/大手・優良メーカー取引1200社以上/先人たちのキャリアを参考に自分らしいエンジニア人生を描ける/ロールモデル800通り以上
- 【月給30万円保証】送迎ドライバー/子どもが好きな方歓迎/あなたの気遣いが最高のおもてなしに
- 昇降機の施工管理/定着率98%/年休127日/土日祝休み/東京スカイツリー(R)などの大規模案件多数!
- エンジニア/資格手当月4万円支給!/大手企業の直請け多数
その会社だから実現できる内容を盛り込むと、唯一無二の内容になっていきます。
「宮古島のリゾート」や「東京スカイツリー(R)」で行うといった強みを入れているのがポイントです。
条件(給与や福利厚生など)
数字や実績をキャッチコピーに含めることは応募率アップにつながります。
具体的な数字や実績は、抽象的な表現に比べて自社の強みが伝わりやすくなり、信頼性も高まります!
最後の4つ目では、給与や待遇・福利厚生などをアピールできるキャッチコピー例文です。
条件を受けることによる生活スタイルの変化や将来のキャリアプランを伝えることができます。
◆年収1000万円可能/受賞歴多数の既存営業
◆【ノルマなし】お菓子のパッケージのルート営業!担当は3社ずつ◎<未経験でも月給29万円~><土日祝休み><残業少なめ>
◆プロジェクトアシスタント/年間休日126日/残業月平均16h/土日祝休み/未経験でも年収460万円以上可
◆総合職/定時16時45分/20~30代活躍中/年休120日以上
◆宿泊施設のスタッフ/未経験OK/有名テーマパークを一望できるホテルへ1泊4,000円~宿泊可
上記の例では、数字で具体性を示すことができるものをしっかりアピールできています。
説得力が増し、応募者を惹きつけることができるでしょう。
求職者に避けられやすいキャッチコピーを使用しない
1,アットホームな会社です!
ありきたりで陳腐という見方もそうですが、裏の意味を勘ぐる求職者も中にはいます。
「内輪的なノリがきつい?」「休みの日も社内イベントなどに参加しなければならない?」等のマイナスに解釈される可能性があります。
働き方の自由やプライベートを重視する求職者が増えている昨今、上記のキャッチコピーは避けることをおすすめします。
2,頑張り次第で月収○○万円以上!
あからさまな好条件ゆえに警戒されがちです。
なぜ、そこまで高待遇なのか。ウラがあるのか?
経験豊富な転職者であれば、なおさら敏感になる可能性があります。
特に“頑張り次第”のフレーズは要注意となり、解釈次第では、過酷な労働環境を示唆しているように感じられてしまう場合も考えられます。
どんなところを評価するなどの補足が必要ですので、面接などでフォローすることが重要です。
3,土日祝、20時以降も面接対応します!
20時以降そして休みの日にも面接対応してくれることをありがたいと感じる求職者もいるかもしれません。
ですが冷静に考えると「長時間労働」や「休日出勤」が常設化していることを意味します。
イレギュラーなケースだとしても、不安などを覚える求職者も一定数いる可能性がありますので、面接などでフォローしたりなどの対応が必要になるかもしれません。
4,面接1回、その場ですぐ内定出せます!
スムーズな選考プロセスをアピールしようと「面接1回ですぐ内定」と記載することで逆効果になる恐れがあり、応募者側からすると、誰でもよいから採用する危ない会社にも見えてしまう可能性があります。
転職者目線や心情を考慮することがキャッチコピーには求められますが、同時にそれが表面的なものになってしまわないよう注意が必要です。
求職者が安心して入社できるよう、選考中でもしっかりとしたフォローも大切になってきます。
まとめ
本記事では、求人キャッチコピー作成時のコツとその具体例について紹介しました。
求人キャッチコピーは一覧画面に表示される事が多い為、求職者の目に留まりやすく、クリックしたくなるように作成するのがポイントです。
ターゲット層の価値観を明確にし、【企業の強み+働く魅力+共感できる言葉】の3要素を意識することがポイントです。
ありきたりな表現ではなく、具体性やオリジナリティを加えることも重要になっていきます!
Indeedなどの求人媒体での掲載の仕方によって、求人キャッチコピーの記載の仕方などが変わっていきますので、確認をして作成し、記載するようにしましょう。
売り手市場で多数の求人が掲載される中、求職者の目に留まりやすいキャッチコピーを工夫することで、自社への流入が増えるきっかけにもなります。
自社の魅力を洗い出し、ターゲットに刺さるあなたの会社ならではの魅力を存分に発揮していきましょう。
また、採用成功のお手伝いをさせていただいている株式会社bサーチでは求人制作も行っております。
採用になかなか時間を割けない!という採用担当者様も少なくありません。
お悩みの際やお困りの時は是非、採用のプロにお任せください。
採用コンセプトの作り方4ステップとお手本になる7つの事例
では、採用コンセプトから採用キャッチコピーを作成する方法を解説しています。