「中途採用の面接を受けるけど、どんな質問を受けるか知っておきたい」
「中途採用の面接で、どのような質問をすれば良いか分からない」このようにお悩みではないでしょうか。
それぞれのフェーズで行われる面接質問とその意図、背景を事前知って準備して臨むだけで中途採用の面接結果は大きく変わってきます。
そこで今回は
・中途採用の面接で良い人材か見極めるときにされる面接質問60選
・それぞれの面接質問の意図、背景
を徹底解説します。
中途採用の面接質問の全質問例を一覧で載せた「中途採用_面接質問シート」を無料でご紹介しています。
ぜひダウンロードして中途採用面接の際に質問一覧として活かしていただけますと幸いです。
一般的な中途採用の面接の流れや進め方は以下のとおりです。
▼アイスブレイク
▼自己紹介・経歴
▼性格や人間性を知るための質問
▼前職・今の職場に関する質問
▼志望動機や企業に関する質問
▼その他(経歴別・職務要件別の質問)
▼今後のキャリアや働き方など希望を聞くための質問
▼転職諸条件に関する質問
▼逆質問
目次
アイスブレイクとして行いたい中途採用の面接質問
1つ目はアイスブレイクとして行いたい中途採用の面接質問です。アイスブレイクは人事の方と転職希望者の方が初めて会う面接などで話しをするときに、緊張感のある場を和ませるためのコミュニケーション方法のことです。
アイスブレイク用の面接質問例を6種類を紹介、解説します。
- 今日は電車でいらっしゃいましたか?
- 自宅からオフィスまで何分くらいかかりましたか?
- 今日はお仕事はお休みですか?
- 今お住まいは○○なんですか?
- 面接は何回目ですか?
- (オンラインの場合)私の声は聞こえていますか?画面は見えていますか?
今日は電車でいらっしゃいましたか?
1点目の面接質問は、当日の交通手段に関する質問です。中途採用面接の最初は、対策や準備をしていても緊張されている方も多いので、いきなり難しい話はせず、イエス・ノーで回答ができるクローズド・クエスチョンからスタートすることがオススメです。この質問とあわせて「今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます」と来社のお礼も伝えることで、転職希望者にも良い印象を与えることができるのポイントです。
自宅からオフィスまで何分くらいかかりましたか?
2点目も、交通手段に関する面接質問です。1.1の「今日は電車でいらっしゃいましたか?」の話を展開するオープン・クエスチョンとして中途採用の面接時に質問をすると良いでしょう。質問の回答に対し、「私も○分くらいかかります」、「当社の社員は通勤に○分かかっていますよ」など実際に企業で働いている人事や社員の通勤時間の話をすることで、転職希望者の方も入社後のイメージをすることもできます。
今日はお仕事はお休みですか?
3点目は当日の予定を聞く面接質問です。当日の予定を聞いた後に、「面接後にも予定はあるのですか?」など話を展開することで、普段求職者がプライベートは何をして過ごしているのかなど履歴書には記載のないことを知ることができます。有給休暇をとって中途採用面接に参加してくださっていた場合は「お仕事がお忙しい中、調整いただきありがとうございます」と一言感謝の気持ちを伝えると好印象で良いでしょう。
今お住まいは○○なんですか?
4点目は住まいに関する面接質問です。事前に履歴書を提出してくださっている場合は、履歴書の内容ふまえた質問をするのもおすすめです。「○○、以前行ったことがあります」と転職希望者のお住まいを聞くだけではなく、自分の話をすることもできお互いの自己開示ができ相互理解を深めることができます。
中途採用の面接は何回目ですか?
5点目は中途採用面接の回数に関する質問です。プライベートな話題だけではなく、中途採用の面接そのものに関する質問を行うのも有効的なアイスブレイクのひとつです。回答に対し、「面接は何度やっても緊張してしまいますよね」など緊張や不安に対する気持ちに共感する姿勢を示しましょう。転職希望者の方の採用状況を確認することもできます。
(オンラインの場合)私の声は聞こえていますか?画面は見えていますか?
6点目はネットの接続状況などを確認する面接質問です。年々、対面面接だけでなくオンラインでWeb面接を行う機会が増えています。その中で、ミュートや回線状況などの不具合でスムーズに進行ができなくなるということも。「もし、途中で接続状況が悪くなった場合はすぐにお声がけくださいね」など相手を気遣い、問題なく進行できるか事前に確認すると良いです。
転職希望者が緊張した状態で中途採用面接に臨むと、自分の思いを上手く伝えられない可能性があります。最初は簡単に答えられるような質問からスタートし、面接途中で会社や面接官や人事自身の話もはさむことにより、お互いの自己開示や相互理解にも繋がっていきます。ポイントは、面接官や人事の方、自分自身も話しやすく、場が盛り上がりやすい質問や回答を数点準備しておくと良いでしょう。
経歴・スキルを確認するための中途採用の面接質問
2つ目は転職希望者の経歴やスキルを確認するための面接質問です。質問例を3種類、紹介・解説します。
- ○○さんの自己紹介をお願いします。
- 職務経歴について、教えてください。
- 今までの経験で、弊社で活かせると考える経験やスキルを教えてください。
○○さんの自己紹介をお願いします。
1点目の中途採用の面接質問は求職者の自己紹介です。自己紹介では氏名や略歴、仕事での成果などを簡潔に説明していただきます。分かりやすく伝えようとしているか、話が長くなりすぎていないか、話し方や服装、目の動き、声の大きさなど話の中身以外も確認ポイントです。
職務経歴について、教えてください。
2点目は職務経歴に関する中途採用の面接質問です。こちらは2.1「○○さんの自己紹介をお願いします」の質問よりも、深く掘り下げていきましょう。「具体的にはどのような仕事をしていましたか?」、「実績はありますか?」、「ポジションにはついていましたか?」など転職希望の募集職種にあわせ、必要な情報を得られる工夫を行いましょう。
今までの経験で、弊社で活かせると考える経験やスキルを教えてください。
3つ目はこれまでの経験や身に付けたスキルを自分自身でしっかり理解できているかの面接質問です。募集職種の内容を把握し、これまでの自分の経験とどう転職先の自社で紐づけ活かしていくことができるのか、理解することは非常に重要です。転職希望者の回答に対し、「あなたの営業経験は、当社で○○の場面で活かしていただけそうですね」などその経験やスキルを会社で実際に活かしていくことができるのか返答できると良いです。
転職希望者の回答内容が、記載している履歴書や職務経歴書の内容と相違がないか確認を行いましょう。自社が募集している仕事内容を理解した上で回答できているかどうかがポイントです。職務経歴をただ述べるだけでは、入社後に発揮できるスキルや経験を把握していない可能性があります。
また自己PRしている実績や評価が、今回募集している職種で戦力になるかどうか、転職希望者が仕事内容を理解しているか、事前に会社概要やHPを閲覧して準備しているかどうか見極めることも大切です。
性格や人間性を知るための中途採用の面接質問
3つ目は求職者の性格や人間性など、仕事以外の部分を知るための面接質問です。質問例を4種類、紹介・解説します。
- あなたの長所と短所を教えてください。
- 周りの方はあなたをどのように評価していますか?
- 熱中している趣味はありますか?
- 休日は何をして過ごすことが多いですか?
あなたの長所と短所を教えてください。
1点目は求職者の長所と短所を確認するための面接質問です。求職者が社風に合っているか、仕事において能力を発揮できるかを確認する、重要な判断軸にしましょう。回答内容によっては、「あなたの長所は当社の仕事のどのような場面で活かすことができそうですか?」、「短所をどのようにカバーしていますか?対策はされていますか?」など深堀りする質問を行い、活躍できる人材かどうかを見極めていきます。
周りの方はあなたをどのように評価していますか?
2点目は他者からの評価に関する面接質問です。3.1の「あなたの長所と短所を教えてください」という質問は自己評価ですが、これまで一緒に働いていた上司や同僚、友人などからの他己評価と認識のズレが生じていないかを把握することも大切です。矛盾が起きていないか、そして求める人材とマッチしているかをチェックしましょう。
熱中している趣味はありますか?
3点目は趣味に関する面接質問です。一見仕事とは関係のない質問内容に感じますが、こちらも人間性や適性を見極めるための判断材料となります。「趣味を楽しむ中で、思い出に残っているエピソードはありますか?」、「その趣味はどのくらい続けているのですか?」など+αで質問をしていくことで、新しいことにも臆せずチャレンジできるかどうか、コツコツ努力を続けられるかどうかなど人間性を見ることができます。
休日は何をして過ごすことが多いですか?
4点目の面接質問は休日の過ごし方です。3.3の「熱中している趣味はありますか?」と同様に人間性や適性を見ることができる且つストレス解消法や、しっかり自己管理できるかどうかも確認することができます。さらに緊張している雰囲気の中で、求職者が少しでもリラックスできるようにこのような質問を行うのも有効的です。
転職理由・前職に関する中途採用の面接質問
4つ目は転職をする理由や前職の内容を知るための面接質問です。質問例を4種類、紹介・解説します。
- 転職を考えたきっかけや、経緯を教えてください。
- 今まで仕事をしてきた中で、1番頑張ったことや成果を教えてください。
- 仕事において、目標や課題としていることはありましたか?
- 仕事をする上での、自身の強みや長所を教えてください。
転職を考えたきっかけや、経緯を教えてください。
1点目の面接質問は転職理由、転職の経緯に関する内容です。この質問は採用後にすぐに辞めてしまう(転職検討)がないか、問題が起こることがないかを見極めるために必ず確認しましょう。前向きでない退職理由や転職理由の場合は、自社に入社した場合にもすぐに不満が生じ、早期離職に繋がることがあります。
また短い職務経歴がある場合は、入社後すぐに退職をするリスクも考えられますので「○○株式会社での就業歴が短い理由を教えてください」、さらに転職理由が不自然な場合は「転職理由・退職理由の因果関係を教えてください」と深堀りしていくなど整合性を確認していくことが重要です。
今まで仕事をしてきた中で、1番頑張ったことや成果を教えてください。
2点目は仕事での成功体験に関する面接質問です。求職者がこれまでどんな実績や成果を築いてきたのか、そして何に価値を見出し、仕事や転職において何が重要だと感じているのかを見ることができます。この質問のポイントはより具体的なエピソードを引き出すことです。回答内容が薄いと感じた場合は、「その時の状況について教えてください」、「その出来事を通して得られたものがあれば教えてください」など詳細を聞いていくと良いです。
仕事において、目標や課題としていることはありましたか?
3点目の面接質問は仕事での目標や課題についてです。求職者がこれまで何を目標に仕事をしてきたのか、そして自社でも目標を持って仕事に取り組めるかどうかを確認します。
こちらの面接質問も、4.2の「今まで仕事をしてきた中で、1番頑張ったことや成果を教えてください。」という質問同様、エピソードを引き出すことが重要ですので、「目標達成や課題解決のために、どんな行動をとりましたか?」、「そこから学んだことも教えてください。」など具体的に深堀りをしていきましょう。
仕事をする上での、自身の強みや長所を教えてください。
4点目は仕事における強みや長所に関する面接質問です。3.1で挙げた「あなたの長所と短所を教えてください。」という質問と別途で、仕事においての強みとなる部分を確認するのもおすすめです。その強みを自社で発揮できるのか判断をしていきましょう。「その強みは、今後どのようなシーンで活かせると考えますか」、「弱みや短所だと感じられる点があれば教えてください」な深掘りをしていけると良いです。
面接において大切なのは、ただ求職者の話を聞くだけではなく話に対して反応や共感をすること。目を見たり、適度な相槌を打つことで傾聴してもらえているという安心感を得ることができ求職者も話やすくなります。転職理由や退職理由がマイナスであった場合でも「それは大変でしたね」、「それで転職を決意されたのですね」と共感しながら話を聞くと良いでしょう。
志望動機・企業についての中途採用の面接質問
5つ目は、志望理由や企業に関する面接質問です。質問例6種類を紹介、解説します。
- 弊社を志望した理由を教えてください。
- 転職先を選ぶ上で、何を重視していますか?
- 弊社に入社した際に、どんなことにチャレンジしたいですか?
- 我々の業界は、今後どうなっていくと思いますか?
- 弊社のビジョンのどのような点に共感していただけますか?
- 他に受けている企業はありますか?
弊社を志望した理由を教えてください。
1点目は志望理由に関する面接質問です。求職者が求めていることと、自社が求めている人物像がかけ離れていないか、丁寧に確認を行いましょう。志望理由は転職理由から繋がっていることも多いです。経歴や転職理由を伺った上で志望動機の質問に繋げていくと良いです。
また志望理由の質問では、自社への意欲が本当に高いのかを確認できる場合があります。「同業界には○○社などもありますが、なぜ弊社を志望されたのですか?」など深堀りし、自社への志望度を確かめるのもオススメです。
転職先を選ぶ上で、何を重視していますか?
2点目は転職活動の軸についての面接質問です。スキルや経歴だけを見て選定しても、仕事において重視するポイントや目指す方向性が違う場合は入社後に退職に繋がるリスクは高くなります。ミスマッチはないかを丁寧に判断しましょう。
弊社に入社した際に、どんなことにチャレンジしたいですか?
3点目は入社後のビジョンに関する面接質問です。入社後にどのような目標を持って働きたいと考えているかを知ることは非常に重要です。求職者のやりたいことが、自社で実現できない内容でミスマッチが起きてしまうかもしれません。企業に貢献できる人材を見極めましょう。
我々の業界は、今後どうなっていくと思いますか?
4点目は業界を理解しているかどうかの面接質問です。今後仕事をしていく業界であるため、業界についてアンテナを張っているかどうか、自分の考えを持っているかどうかを確認します。「最近、業界で興味のあるニュースはありますか?」などの質問も業界理解に関する質問になるでしょう。
弊社のビジョンのどのような点に共感していただけますか?
5点目は企業理解に関する面接質問です。志望企業の理念をしっかり理解しているかも、もちろん大切ですがビジョンに共感してもらえるかどうかはさらに重要です。企業理念、ビジョンについてどう考えているのか聞くことで、自社と求職者の相性を見ることができます。
他に受けている企業はありますか?
6点目は選考状況についての面接質問です。自社への志望度の確認や、次回の選考を進めるための材料として質問を行います。さらに「その他の企業はどのような業界を受けていますか?」、「どのような職種を志望していますか?」という深掘りの質問をすることで、志望動機と企業選びに一貫性があるかどうかも確認することができますよ。
志望動機や会社に関する質問は、求職者の仕事に対する考え方や今後のビジョンを探るためにとても重要です。入社後のミスマッチを防ぐためにも、内容をしっかり確認することを心掛けてください。質問に対して長々とまとまりなく回答する求職者はコミュニケーションスキルやプレゼンスキルが劣っている可能性もありますので回答を聞いてチェックしていきましょう。
応募者経歴別の中途採用の面接質問
6つ目は、応募者経歴別の面接質問です。職種未経験、初めての転職者、転職回数が多い方、ブランクがある方の4つの項目に分け、質問例を紹介、解説していきます。
職種未経験の転職希望者の方向けの中途採用面接質問例
なぜ未経験の仕事にチャレンジしようと考えたか教えてください。
- はじめは研修期間からスタートしますが、問題ありませんか?
- 将来、チャレンジしたい仕事や業務はありますか?
なぜ未経験の仕事にチャレンジしようと考えたか教えてください。
1点目の面接質問は、未経験から仕事に挑戦する理由についてです。経験を活かして、同職種の仕事をするのではなくなぜ未経験の新しい仕事にチャレンジしたいのか理由を聞くことは非常に重要です。前職の業界への不満だけで他業界への転職を希望していないか、などの懸念点も払拭できる質問となりますので未経験者の方には積極的に質問を行ってください。
はじめは研修期間からスタートしますが、問題ありませんか?
2点目は、研修に関する面接質問です。未経験入社の場合は専門知識や仕事内容をイチから覚える必要がありますので、研修期間は必須です。入社して次の日には1人でお任せするということは基本ないため、ギャップが生まれないよう研修に関する内容を事前に伝えておくと良いです。
問題ないという回答であれば、「研修について詳しくお伝えしますね」というように、入社後のながれや研修内容を簡潔に説明してあげるとイメージが沸きやすいでしょう。
将来、チャレンジしたい仕事や業務はありますか?
3点目の面接質問は、チャレンジしたい仕事についてです。未経験者の場合、仕事内容を細かく理解できていないことがあります。仕事内容について認識に相違がないかどうか確認を行い、少し内容が異なっていた場合はギャップが生じないよう説明を行ってください。さらに「なぜその仕事にチャレンジしたいんですか?」と理由まで深掘りできると、仕事への意欲度を確かめることもできます。
初めての転職になる転職希望者の方向けの中途採用面接質問例
転職をせず、社内で部署異動などをするなどの方法は検討されましたか?
初めての転職で不安に感じる部分はありますか?
これまで新しい環境にはどのようにフィットされましたか?
転職をせず、社内で部署異動などをするなどの方法は検討されましたか?
1点目は、転職理由に関する面接質問です。求職者が働く上で求めているものが前職では得られないのか、本当に転職をすべきなのか、という意図で質問を行います。ここでは仕事に対する姿勢や思い、責任感が現れやすいため本当に自社に適した人材なのか、同じ理由で退職をしないかなどを判断することができます。
初めての転職で不安に感じる部分はありますか?
2点目は、求職者の不安を払拭できる面接質問です。初めての転職は、分からないことや不安なことが多くあります。自分からは聞きにくいこともあるかもしれません。こちらから質問を投げかけることで話やすい雰囲気を作りましょう。
さらに深掘りする場合は、「新しい会社・社風に溶け込むことへの心配はありますか?」などの質問をすると良いです。不安に感じたまま入社をし、入社後ギャップを感じて離職へ繋がるという事例も多いため、面接の場で求職者の不安を払拭しましょう。
これまで新しい環境にはどのようにフィットされましたか?
3点目はカルチャーフィットに関する面接質問です。企業が持つ文化や風土に対して求職者が上手くフィットするかは非常に重要です。定着する人材を見極めるため、環境の変化にどのように対応していくのか確認を行いましょう。
転職回数が多い方向けの中途採用面接質問例
- 転職回数が多い理由は何ですか?
- ブランク期間は何をされていましたか?
- 仕事がつまらないと感じたときは、どのように乗り越えますか?
転職回数が多い理由は何ですか?
1点目は転職回数についての面接質問です。転職回数が多い=入社後に定着せずやめてしまう可能性が考えられます。アンマッチを防ぐためにも、必ず確認を行いましょう。求職者から「実際に入社をしていたら、ギャップがあった」などの回答があった場合は、「どのような点にギャップを感じましたか?」と深掘りを行うと良いです。入社後に同じようなことが起こらないよう、会社説明や仕事内容、条件面の説明をしっかり行うなど丁寧なフォローを行うと、求職者も安心できるでしょう。
転職する中で、仕事選びで一貫している軸はありますか?
2点目は仕事選びの軸に関する面接質問です。これまで勤務している企業の業種・職種が多岐にわたると飽きっぽい性格なのでは、という印象を受けますよね。会社選びにおける意図がしっかりあり、仕事選びの軸が明確であれば、それがプラス評価となる可能性もあります。
仕事がつまらないと感じたときは、どのように乗り越えますか?
3点目は仕事に対する姿勢への面接質問です。求職者が仕事をどのように捉えているのか、つまらない仕事についてどのような概念があるのか、その仕事に対してどのように向き合っているのか確認することが必要です。
つまらない仕事はやりたくないという考えがある場合は、チームワークを大切にできない可能性もあります。「上司など周囲と上手くいかないときはどのように乗り越えてきましたか?」など深掘りする質問をすると、より求職者の考えや思いを確認することができるでしょう。
ブランクがある方向けの中途採用面接質問例
- 仕事にブランクがありますが、その理由を教えてください。
- このタイミングで再就職しようと思った理由を教えてください。
仕事にブランクがありますが、その理由を教えてください。
1点目はブランク理由について確認する面接質問です。特殊な事情があるのか、体調に懸念はないかなどを確認します。今後就労していく上で、支障がないか確認するために重要な質問ですので、離職期間が長い求職者の方には必ず質問をすると良いでしょう。
ブランク期間は何をされていましたか?
2点目はブランク期間についての面接質問です。6.4.1の「仕事にブランクがありますが、その理由を教えてください。」に付随して確認を行うと良いでしょう。「ブランク期間で経験したこと、努力してきたことはありますか?」、「ブランクの間に取得した資格や、留学経験があれば教えてください。」など深掘りすると求職者のアピールポイントを引き出せるかもしれません。
求められる職務要件別の中途採用の面接質問
7つ目は職務毎に求められる必要スキルや特性を確認する面接質問です。仕事への姿勢・前向きさ、リーダーシップ・マネジメント力、チームワーク、ストレス耐性、イノベーション、グローバル・語学力の6項目に分けて質問例を紹介、解説していきます。
仕事への姿勢・前向きさ
- 仕事をする上で大切にしていることはありますか?
- ○○さんにとって、仕事とは何ですか?
- 仕事の中で感じる喜び・やりがいは何ですか?
仕事をする上で大切にしていることはありますか?
1点目の面接質問は、仕事をする上で大切にしたい価値観に関する内容です。仕事を進めるにあたり、コミュニケーションを大事にする方、人や効率を重視する方など大切にするものは人それぞれですよね。
「何かエピソードがあれば教えてください。」と深掘りを行い具体的なエピソードを聞くことにより、仕事に対する姿勢や企業とのマッチ度の高さを、より深く確認することができるでしょう。
○○さんにとって、仕事とは何ですか?
2点目も仕事への価値観や意欲を見極めるための面接質問です。プライベートの充実、自分自身の成長、経験を活かしたいなど仕事に求めるものは人によって異なります。入社後にどのような姿勢で仕事に取り組んでもらえるのかイメージをし、本質を探りましょう。
仕事の中で感じる喜び・やりがいは何ですか?
3点目は仕事の喜びややりがいに関する面接質問です。この価値観が分かれば、実際に自社で働いたときにどのような部分にやりがいを感じられるか確認ができます。価値観が自社の業務に合わなかった場合は、入社後のモチベーションも保つことができません。具体的なエピソードも聞きながら、話を深掘っていきましょう。
リーダーシップ・マネジメント力
- リーダーとして、プロジェクトや業務に取り組んだ経験はありますか?
リーダーに必要な要件はありますか?
- あなたがリーダーになった場合、チームのモチベーションをどのように維持しますか?
リーダーとして、プロジェクトや業務に取り組んだ経験はありますか?
1点目は、リーダーとしての経験を確認する面接質問です。募集職種や役職により、リーダーや管理職の経験についても確認する必要があります。「リーダーとして活躍していた際、どのようにリーダーシップを発揮していたのか具体的なエピソードを教えてください」と過去の体験、エピソードを聞くと求職者がどのようなリーダーシップを発揮する人物なのかを確認できます。
リーダーに必要な要件はありますか?
2点目は、リーダーシップとは何か価値観を聞く面接質問です。リーダーシップとは何か、マネジメントとは何かについて、どのような価値観を持っているのか深掘りすることで、求職者への深い理解へと繋がります。
さらに深掘りする質問としては、「良いリーダーシップは何だと考えていますか?ご自身の体験を交えて教えてください。」「駄目なリーダーシップとは、どのようなものだと考えていますか?」など。自社でリーダーシップを発揮できる人材かを見極めましょう。
あなたがリーダーになった場合、チームのモチベーションをどのように維持しますか?
3点目はリーダーになった場合の行動に関する面接質問です。リーダーとしてマネジメントを行う場合、チームのメンバーとのコミュニケーションは欠かせません。日頃メンバーとどのようにコミュニケーションをとり、チームの共通理解を深めていけるのか確認する必要があります。
「チームにフィードバックを行う際、気を付けるところはありますか?」などコミュニケーション方法やフィードバック方法を深掘りすると良いでしょう。
チームワーク
- チームワークを発揮したエピソードはありますか?
- チームでの業務をスムーズに進めるためには何が必要だと思いますか?
- チームのモチベーションを上げるために、どのような行動をとりますか?
- これまで一緒に働きにくいと感じた上司やチームメンバーはいますか?
チームワークを発揮したエピソードはありますか?
1点目はチームワークを発揮したエピソードに関する面接質問です。具体的なエピソードを引き出し、求職者の仕事のスタイルや経験が自社のチームにとってプラスになるのかを判断しましょう。
チームでの業務をスムーズに進めるためには何が必要だと思いますか?
2点目の面接質問は、チームワークに対する価値観の確認です。チームワークに対する考えは人それぞれです。企業文化や社風と照らし合わせて判断をすることができます。社内のチーム体制が、求職者に適しているかどうかを見極めましょう。
チームのモチベーションを上げるために、どのような行動をとりますか?
3点目は、チーム内での行動力に関する面接質問です。チームワークはただメンバーと協力をするだけでなく、全員がモチベーション高く仕事に臨めるような配慮も必要となります。チームの中でプラスの効果を生めるような行動ができる人材であるか確認ができると良いです。
これまで一緒に働きにくいと感じた上司やチームメンバーはいますか?
4点目は前職のチーム内での人間関係を確認する面接質問です。苦手なメンバーがいた場合も連携をとって業務に臨むことができるのか、上司からの指導や管理をしっかり受け入れることができるのかを確認することができます。
働きにくいメンバーがいた場合、「その場合、どのように協働していきますか?」と深堀りした質問をすると、困難な状況からの回復や課題を克服したエピソードなどを引き出すことができ、より自社に合う人材なのかを見極めることができるでしょう。
ストレス耐性
- 今まで仕事において1番辛かったことや大変だったことを教えてください。
- 仕事の中で、大きなミスをしたことはありますか?どう乗り越えましたか?
- 逃げたい・避けたいと思う仕事があった場合はどう取り組みますか?
- ストレス発散法や気分転換の方法はありますか?
今まで仕事において1番辛かったことや大変だったことを教えてください。
1点目はストレスを感じた出来事についての面接質問です。自社で募集している業務と関連するような内容で求職者がストレスを感じやすい場合は、同じことが起こりうるため注意が必要です。募集職種の仕事内容において、大変なことや壁に当たるポイントなどがあれば、事前に伝えてあげると入社後のギャップも生まれないためぜひ実践してください。
仕事の中で、大きなミスをしたことはありますか?どう乗り越えましたか?
2点目はストレスの処理能力を確認する面接質問です。ストレスを抱えた場合、どのように処理をするのか確認することは非常に重要です。自分なりのミスの処理方法を明確に説明できた場合は、処理能力が高い方であると考えられます。
逃げたい・避けたいと思う仕事があった場合はどう取り組みますか?
3点目はストレスを受け入れる力があるかどうかを確認する面接質問です。7.4.2の「仕事の中で、大きなミスをしたことはありますか?どう乗り越えましたか?」という質問と同様に、トラブルや問題があった際の乗り越え方を確認すると良いでしょう。求職者にとってマイナスな仕事に対しても、しっかり受け入れポジティブに変換し対応できる方であれば成長性が高い人材であると言えます。
ストレス発散法や気分転換の方法はありますか?
4点目はストレスの転換能力を確認する面接質問です。エピソードを聞きながらストレスをどのように発散しているのかを判断しましょう。この質問に対し、具体的な経験やエピソードをスムーズに答えられた場合は、自覚的にストレス発散ができる方であると分かります。
グローバル・語学力
- 語学レベルを教えてください。
- グローバルで活躍する人材に求められる力は何だと思いますか?
- 海外転勤の機会があればチャレンジしますか?
語学レベルを教えてください。
1点目は語学力を確認する面接質問です。募集職種により、英語・中国語・韓国語などの語学力が必要となる場合はあります。履歴書や職務経歴書の文面だけでは、実際どのくらいの語学力があるのか把握しきれないことが多いです。「語学力はどの程度活かせますか?」など深堀りを行い、読む・書く・聞くそれぞれのスキルレベルを面接時にしっかり確認しましょう。
グローバルで活躍する人材に求められる力は何だと思いますか?
2点目は語学力を活かした働き方をするための価値観を確認する面接質問です。語学力が高い方、留学経験がある方であっても、仕事に対する意識が低い、意欲的ではない人材ではあまり活躍は期待できません。価値観を確認することで、一生懸命働いてくれる人材かどうかを見極めることができます。
海外転勤の機会があればチャレンジしますか?
3点目の面接質問は海外転勤に関する確認です。企業により海外転勤が発生する場合はあります。求職者にもそれぞれのライフスタイルがありますので、転勤が発生する場合は入社後ではなく事前に伝えておく必要があります。転勤の可能性がある行先や、期間など細かく伝えると求職者も海外転勤をイメージしやすくなりますので、できるだけ詳しく伝えておきましょう。
キャリアや働き方など希望を聞くための中途採用の面接質問
8つ目は、入社後のビジョンや働き方に関する内容です。面接質問例を5つ紹介、解説します。
- 数年後(3~5年後)のキャリアビジョンがあれば教えてください。
- 将来、仕事で絶対に成し遂げたいことはありますか?
- 希望年収はありますか?
- 残業や休日出勤は、どの程度許容できますか?
- 懇親会や社内イベントへの参加は大丈夫ですか?
数年後(3~5年後)のキャリアビジョンがあれば教えてください。
1点目は将来のキャリアビジョンについての面接質問です。今後の自分の経歴をどのように積み上げていくか、どんな人生にしていきたいのか考えている求職者が多いです。しかし転職において叶えたいと考えている働き方と、自社で叶う働き方が異なる場合があります。入社後に相違がないよう面接時に照らし合わせ相互理解を深めてください。
将来、仕事で絶対に成し遂げたいことはありますか?
2点目は仕事で成し遂げたいことを確認する面接質問です。この質問を行うことで、募集職種の理解度の高さや仕事に対し、どんな熱意や価値観を持っているのかを知ることができます。志望動機や就職活動の軸などの話をふまえ、仕事に対する価値観に一貫性があるか、そして自社で叶う目標かどうかもあわせて確認すると良いです。
希望年収はありますか?
3点目は希望年収についての面接質問です。企業には採用予算があるため、求職者1人当たりの年収支給額が決まっています。求職者が希望する金額が、自社で定めている年収支給額の範囲内かどうかを確認する必要があります。採用予算とのミスマッチを防ぐために、聞いておきたい質問です。求職者が希望年収をイメージできていない場合は、「前職の年収はどのくらいでしたか?」と質問を行い、話しを広げていくと良いでしょう。
残業や休日出勤は、どの程度許容できますか?
4点目は働き方に関する面接質問です。昨今の転職者は「入社したら過度な残業が多かった」、「休日出勤があるのを知らなかった」などギャップを感じて、退職をする方も非常に多いです、入社後のギャップを防ぐため、残業・休日出勤が発生する場合は事前に伝えておきましょう。もちろん前提として、残業や休日出勤を好む人はほとんどいないことを理解した上で質問を行ってください。
懇親会や社内イベントへの参加は大丈夫ですか?
5点目は社内のイベント毎についての面接質問です。懇親会やイベントなどを定期的に開催し、社員同士の交流を深める企業も多いのではないでしょうか。しかし、人によっては「プライベートとは区別したい」、「育児があるため参加は控えたい」と感じる方もいらっしゃいます。
8.4の「残業や休日出勤は、どの程度許容できますか?」の質問と同様に、入社後のギャップがないように事前に伝えておくと良いでしょう。参加するのが苦手と回答があった場合にも、「自由参加なので大丈夫ですよ」と一言フォローを添えると求職者も安心することができます。
転職時期に関する中途採用の面接質問
9つ目は条件面を確認する面接質問です。質問例を3つ紹介、解説します。
- 入社可能時期はいつになりますか?
- 他に受けている企業はありますか?
入社可能時期はいつになりますか?
1点目は入社できる時期についての面接質問です。企業側が求める希望入社日と、求職者の希望入社日の一致を確かめるために必ずこの質問を行いましょう。すぐに人員が欲しいという場合、求職者がまだ在職中で辞める予定がない場合、企業のニーズに合う採用が実現しません。
求職者の希望により、柔軟な対応を行うことも大切ですが認識の相違がないよう確認を行うと良いです。また、この質問で応募者の入社意欲や転職活動への計画性も確かめることができます。
他に受けている企業はありますか?
2点目は他社の選考状況を確認する面接質問です。転職活動では、1社だけでなく複数の企業を受けている求職者が非常に多いです。自社への志望度の高さや、内定を出した場合に入社をしてもらえるのかなどを判断しましょう。
優秀な人材であれば、他社よりも先に採用をする必要があります。「どのような業界を受けていますか?」、「選考はどこまで進んでいますか?」など具体的に質問をすることで、より判断がしやすくなります。
逆質問
10つ目は求職者に対する逆質問です。質問例を2つご紹介します。
- 最後に、何か質問したいことや確認したいことはありますか?
- 何か言い残したことや、PRしたいことがあればお願いします。
最後に、何か質問したいことや確認したいことはありますか?
1点目は求職者の疑問点や不安点を解消する逆質問です。基本的に面接は企業側の面接担当た人事が質問を行いますが、逆質問では求職者の自発的な発言が求められます。逆質問を通して、求職者が転職において何を重視しているのか深掘りし、会社の魅力づけをできる機会でもあります。求職者の疑問や不安を解消し、安心して入社を迎えられるよう、丁寧に対応を行いましょう。
何か言い残したことや、PRしたいことがあればお願いします。
2点目は面接における最後の逆質問です。面接は求職者にとって緊張する場ですので、上手く自分を出せなかった、言い残したことがあると感じている求職者もいるかもしれません。また、言葉は面接担当にとっても印象に残りやすい場面です。熱意や入社意欲をしっかり受け止め、自社に合う人材なのかを最後まで見極めましょう。
面接が終了した後は、「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」と感謝の言葉で締めましょう。合否をいつまでに連絡するのかなど面接後のフローについても伝えてあげると丁寧です。
中途採用面接において、気を付けたい面接質問
これまで60個の面接質問例をあげてきましたが、中途採用の面接において法律違反となるNG質問があります。
あくまで面接は、求職者の持つ「適性・能力」を基準に選考をしなければいけません。
これを違反した企業は、行政指導や改善命令などの対象になり、その命令にも応じない場合6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金刑が科されることもあります。アイスブレイク時の質問としてもNGですので、気を付けましょう。
NGとなる質問は下記です。
■思想・信条・出生地・家族の職業などに関わる質問
■男女雇用機会均等法に抵触する可能性がある質問
思想・信条・出生地・家族の職業などに関わる質問
- 尊敬している人物は誰ですか?
- 信仰している宗教は?
- 選挙には行きましたか?
- 出身地はどちらですか。
- 家族構成を教えてください。
男女雇用機会均等法に抵触する可能性がある質問
- 結婚や出産後も働き続けようと思っていますか?
- 身長や体重を教えてください。
思想・信条・出生地・家族の職業などに関わる面接質問
尊敬している人物は誰ですか?
1点目は、尊敬する人物についての質問です。人生観・生活信条、尊敬する人物など思想に関する質問は「思想の自由(第19条)」に違反するため、NGです。
信仰している宗教は?
2点目の質問は、宗派に関する確認です。宗教に関する質問は「信教の自由(第20条)」などの規定に反するためNGな質問となります。
選挙には行きましたか?
3点目は選挙についての質問です。選挙での投票行動など、政治的な活動に関する質問は思想・信条の把握に繋がる可能性が高いため、不適切にあたります。その他、「支持政党はどこですか?」などの質問もNGですので注意しましょう。
出身地はどちらですか。
4点目は出生地に関する質問です。出生地の確認は被差別集落であることを理由とした差別に用いられるおそれがあります。これらの情報は求職者の適性や能力と一切関係はありません。求職者に不安を与えてしまう可能性もありますので注意が必要です。
家族構成を教えてください。
5点目は家族に関する質問です。家族の情報は、求職者の適性や能力と何の関係もないため、不適切な質問と言えます。家族構成だけではなく、家族の病歴、収入、住宅状況、資産などについての質問もNGです。アイスブレイクなどで家族や住居の話題は質問しがちになりますので、十分に注意しましょう。
男女雇用機会均等法に抵触する可能性がある面接質問
結婚や出産後も働き続けようと思っていますか?
1点目は、入社後の結婚・出産予定の確認に関する質問です。性別を理由とした質問は、男女雇用機会均等法の趣旨に違反する可能性があります。また、男女ともに同じ質問をした場合でも性の違いで採用、不採用の判断に影響がでる場合は、性別を理由として差別していることになりますので注意が必要です。
身長や体重を教えてください。
2点目は容姿に関わる質問です。容姿の情報は、差別的な評価に繋がるという理由から原則として情報収集が認められていません。セクシュアルハラスメントと捉えられてしまう可能性もあるため、容姿に関する質問は避けるようにしましょう。
中途採用における面接の質問のまとめ
この記事では、中途採用における面接の質問例についてご紹介しました。
ぜひ自社の採用ニーズにあわせて、アレンジを行ってみてください。
中途採用の面接質問では、尋問のようになってしまう可能性もありますので、適宜選択したり、自社にとって重要な質問項目をピックアップするなどの工夫も必要です。
また、中途採用面接の質問と回答だけで、人を判断するのは難しいのも事実です。
中途採用の面接質問に対する回答も人により異なりますし、回答の良しあしの判断も面接官や人事より異なるようでは困りますので、自社の中で想定回答やベストな回答を予め準備しておくことも良いと思います。
話し方や目線、服装、靴、所作振る舞いなど総合的な観点も含めて、中途採用面接に臨んで頂ければと思います。
役員・社長の役員面接や最終面接などは、自社のこだわりなどオリジナルの質問を用意して中途採用の面接を行うことも大切です。有名な質問で、松下幸之助さんは、面接の最後に「あなたは運がよろしいですか?」と聞いていたといいます。
中途採用面接の目的は、大きく分けて2つあります。1つ目が人を見抜く判断すること(中途採用質問)2つ目が自社の魅力を伝える事、です。
中途採用の面接では転職希望者の方も自社を面接しているという意識を持って相互理解の場になり、より長くしっかり活躍してくれる転職者の方が増えることを期待しています。
求人広告代理店である株式会社bサーチは、中途採用の広告支援(dodaやマイナビ、リクナビNEXT)の取り扱いだけでなく、面接時における課題解決もサポートします。
これまでの実績、ノウハウを駆使し採用のお手伝いをさせていただきます。
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