「Indeed(インディード)のクリック単価はどうやって決まるのか?」、「最適なクリック単価にIndeed(インディード)で設定するには?」「上限クリック単価撤廃と聞いたけど?」、といった疑問をお持ちではありませんか?
これらは、自社でIndeed(インディード)に広告を出稿するにあたり把握しておきたいポイントかもしれません。
クリック単価は、原稿の出し方などいくつかのポイントを抑えることで最適なものに近づけることが可能です。
これからIndeed(インディード)に有料出稿予定の方、改めて設定方法や運用・設定対策を見直したいという方も参考にしてみてください。
目次
Indeedのクリック単価で知っておくべき3つのこと
まずは初心者が知っておくべきIndeedのクリック単価に関する下記3つのことをお伝えします。
1-2 Indeedのクリック単価と表示順位の仕組み
1-3 Indeedのクリック単価が高すぎても良くない
Indeedのクリック単価の決まり方
2023年現在はIndeedのクリック単価の手動設定が廃止(上限クリック単価も廃止)され、2023年4月からAIによる自動調整で、原稿の露出度やクリック回数を元に、Indeedのクリック単価は決まるようになりました。
上限クリック単価の廃止及び手動設定廃止後は、以下の目標設定型キャンペーンが追加されています。
以下の図解のように、「バランス」、「応募数最大化」、「目標応募数」、「目標応募単価」の4つの中から選び予算を設定することで、最適な運用をすることが可能になります。
Indeedの自動調整では、あらかじめ設定された予算を参考に、クリック単価の調整をしていきます。
●バランス型
掲載中の全ての求人がバランスよく応募獲得できるように予算を調整していきます。
よって、まんべんなく応募を集めることが可能なため、各求人で同じくらいの応募数が必要な場合に最適なプランです。
●応募数最大化型
応募数を均等に分けるバランス型と異なり、キャンペーン内で応募が最大になるように調整されます。
求人の中で人気の職種にクリックが集中しやすくなります。
とにかく沢山の応募を獲得したい場合に向いています。
●目標応募数型
目標となる応募数が明確なため、予算配分が効率的に行えます。
求人ごとに応募数が決まっている場合におすすめのプランです。
●目標応募単価型
応募1件あたりの単価を調整したい場合に最適です。目標値を応募単価とするため、設定した予算からの応募数を検討しやすくなります。
Indeedのクリック単価と表示順位の仕組み
Indeedの表示順位が上がりやすい条件として、新着求人であることやクリック単価が高いことなどが挙げられます。その中でIndeedの自動調整でクリックされにくい原稿(競合が多い原稿)に関しては、クリック数を得るために表示順位を上げていく傾向があるため、有料出稿時にクリック単価が上昇していく傾向にあります。
Indeedの基本として、指定した運用期間の間に設定した予算を使い切るために応募を獲得しようとします。
そのため、応募数やクリック数が少ない場合に、前述のようなクリック単価の上昇が発生しますので注意が必要です。
【Indeedクリック単価の変動要因】採用難易度と競合の数に影響を受けます。
- 職種、業界
- エリア
しかし、なるべくクリック単価は下げたいものですよね。
同職種で勤務地が複数ある場合や複数職種がある場合は原稿を分けることで、原稿が増え表示回数を増やすことができクリック単価を抑える運用をすることが可能です。
Indeedのクリック単価が高すぎても良くない
“高いクリック単価“が上位表示になる要因としては大きいですが、ただ高くしてしまった場合、掲載費用が高くなり費用対効果が低くなってしまうことも考えられます。
そのため、職種、エリアごとの相場を見極めながら運用することが重要です。
ターゲットが検索するキーワードを予想しながら原稿に盛り込むことで、クリック単価を下げることは可能です。クリック単価を最適なものに設定する方法は、4章でも紹介、解説します。
Indeedクリック単価の相場
募集する地域や企業の知名度、給与等により平均相場は変わります。
Indeedにおけるクリック単価の相場を、職種と地域別に紹介します。
職種別 クリック単価相場
事務職は市場に関係なく人気の高い職種のため、クリック単価は他の職種に比べ安くなる傾向があります。営業職は他職種に比べ求職者数が少ない傾向があり、クリック単価は高めに設定されることが多くなります。
●営業 150円~400円
●接客・販売 100円~400円
●医療・介護 50円~500円
●保育 40円~400円
●教育 20円~140円
●観光 140円~200円
●建築 40円~300円
●人材派遣 30円~150円
●飲食 100円~300円
●運送スタッフ 50円~200円
●エンジニア 100円~400円
●コールスタッフ 200円~350円
●ドライバー 50円~300円
地域別 クリック単価相場
事務職が人気が高くクリック単価も安くなること、営業職は採用が難しくクリック単価が高くなりやすいことは職種別相場と同じことがいえます。
運送スタッフに関しては、地方では需要が高いといった理由で地域により差が出やすい傾向があります。
●事務 30円~60円
●営業 150円~200円
●運送スタッフ 50円~90円
【東北】
●事務 70円~100円
●営業 200円~300円
●運送スタッフ 70円~100円
【関東・関西】
●事務 70円~150円
●営業 200円~450円
●運送スタッフ 100円~250円
【中部】
●事務 50円~80円
●営業 150円~300円
●運送スタッフ 100円~170円
【九州】
●事務 40円~60円
●営業 150円~200円
●運送スタッフ 130円~200円
最適なクリック単価に近づけるためにIndeedでするべき3つのこと
Indeedのクリック単価は指定した金額により、適切な単価に自動調整されます。
尚、地域や条件によってクリック単価は変わってきます。
3-2クリック単価は常にチェックする
3-3照らし合わせて都度予算を調整する
目標と予算を照らし合わせる
自社のクリック単価を最適に設定するには、採用の目標時期に合わせて運用期間を決定します。明確な期間は決めることが難しいですが、長く掲載すると効果が出やすくなります。応募目標に合わせて期間と予算を設定していきましょう。
過去の求人原稿を参考にするのもひとつの手です。過去に50万円で掲載した際、応募10名のうち1名採用の場合、採用単価は5万円となりますので、まずは予算5万円で設定するとよいでしょう。
また他の例として、予算50万円で1000PVの場合、クリック単価は500円となるので、
こちらもひとつの指標にすることが可能です。クリック単価を500円以内に収められると平均的といわれます。
クリック単価はIndeedアナリティクスで常にチェックする
Indeedの管理画面にある「アナリティクス」では、求職傾向を把握することができます。人気の求人傾向や、逆に見られていない求人を把握できるので、自社の求人原稿を改善する際に役立ちます。以下に実際の画面を掲載から、設定方法を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
① Indeed管理画面を開き、左側の黒いバーからアナリティクスは確認できます。
②掲載中の表示回数、クリック数、クリック率、応募開始率、応募開始数、応募完了率、応募数を確認できます。どこに課題があるのか、把握することができるようになります。(こちらの記事では数値を隠しております。)
③ 「費用のサマリー」では、平均単価の他、掲載中の求人でどの求人のクリック単価が高い、あるいは低いのか等確認できます。また、「エンゲージメント」では現時点でのクリック率や応募開始数、応募率の確認が可能です。画像右下の「PCとモバイルのクリック数の比較」では、求人がモバイル向けに需要があるといったことが数値を見て分かります。
④ 「ランク上位の求人とランク下位の求人」では、掲載中の中でどの求人がよく見られているか参考にすることが可能です。ランク付けの基準で、クリック率、応募開始率、応募完了率、応募率を選択できます。
照らし合わせて都度予算を調整する
閲覧数やクリック数が少ない場合、予算の見直しを行いましょう。
応募数が多いほど採用獲得の確率は上がります。
採用獲得のために一定の閲覧数を獲得できる分の予算に設定し、少しでも多くの求職者に見てもらえるように工夫しましょう。
また、クリック数が少ないと、競合よりクリック単価が低く上位表示されない可能性があります。単価を見直し、クリック数が増えるかチェックしてみてください。
予算をすぐに消化してしまいそうな場合も見直すことがおすすめです。設定した期間よりも早く消化してしまった場合、以降求人が掲載されなくなるためです。
クリック単価を下げるためにできる3つのこと【図解説】
4-2勤務地は全て出す
4-3検索回数が少ないキーワードも原稿にいれておく
求人検索エンジンの広告の特性を活かして、求人を勤務地別、職種別に作成。
表示回数とクリック数を最大化させて応募しやすい原稿によりより多くの応募数を獲得。
求人原稿を複数全て出す
求人が複数ある場合は、全ての求人を複数職種に分けて出稿することによって、欲しいターゲットに訴求しやすくなります。
元の原稿を複製するということではなく、分けることで求職者に伝わりやすい原稿を作成することが目的です。
「営業とインサイドセールスで分ける」といったように、求人数・職種を明確に細分化して数を増やすことが表示回数の増加に繋がります。
他にも、広報と一口にいってもプレスリリースやブランディング、取材などに分かれていたり、人事職でも採用担当や労務などで部署が細分化されていたりします。
何の職種を求めているのか具体的に書くことで求職者とのマッチ度も向上しやすくなります。
複数原稿を掲載することで、1原稿のみで沢山表示させなければならないところを複数で表示回数を稼ぐことができるため、1原稿あたりのクリック単価も下がりやすくなります。
勤務地は全て出す
都道府県、市区町村、駅名まで詳細に入れることで、欲しいターゲットに訴求しやすくなります。全国の中で同じ地名がある場合、該当する地名はすべて検索にひっかかります。例として、「港区」は愛知県にもあるため、勤務地を入力する際は都道府県から入れることをおすすめします。
Indeedでは、1職種1勤務地で分ける必要があります。こちらも原稿を複数出すことに繋がりますが、同職種でも勤務地の違う原稿を作成することで表示回数の向上に繋がります。
検索回数が少ないキーワードも原稿に入れておく
競争相手の少ないキーワードを予想し原稿に入れることで、クリック単価は下がりやすい傾向になります。
検索回数が少ないキーワードは、競争率が低いため上位表示されやすいキーワードです。
Indeedでは、自社の求人を求職者の検索にひっかかるようにする必要があります。
そのためには少しでも多く、求職者が検索する可能性のあるキーワードを適切に入れることが大切です。
例えば、「営業 東京都」といった検索では表示範囲が広いため、ターゲットは多いもののマッチ率が低く、応募率も下がります。
しかし、「営業 東京都 港区」と細かくした場合ピンポイントで欲しい層へアピールすることが可能です。
求職者が仕事を探す際は、最初は職種名と勤務地を入力することがほとんどです。
職種名に関するキーワードを入れる際は、「大手フィットネスジムの清掃業務」など求職者が仕事をイメージしやすいものを入れるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、Indeedにおけるクリック単価の仕組みや相場、最適なクリック単価で運用するためのポイントを記載しました。自社の募集職種はどのくらいが相場なのか、少しでも多くのマッチした人材を獲得するためにどのような工夫をすれば良いのか、こちらの記事で参考にしてみてください。
また、求人広告代理店である株式会社bサーチはIndeed正規認定シルバーパートナーです。Indeedに関する疑問や採用活動でお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。