「採用コンセプトとは?コンセプトってなに?」
「採用コンセプトって必要なの?作り方は?」
こう思ったことはありませんか?
採用は重要な経営課題、求人広告を出稿したり、面接をしたり、内定を出したり、採用した方が活躍してくれるか。成長、成功している企業と同じような採用成功を掴むためには、なにかが足りないんじゃないかと不安に思っていたものです。
なぜなのかと自分で考えても、中々答えは見つかりません。
たどり着いたのは「そもそも採用の事って、何を軸にするか決まっていない、コンセプトがあるようで実はない」という事でした。
採用コンセプトを設定すると、「採用全体がブレないような一貫した考え方」が持てるようになりますし、
就活生や転職希望者に対して自社の採用に対する想いが伝わりやすくなります。
さらに、採用コンセプトは人事や採用関係者の採用指針にもなるので大切です。
まずは自社の特徴や強みをリストアップし、誰に届けたいかを設定して、競合他社との違いも並べ挙げた上で、採用コンセプトと求職者に向けた採用キャッチコピーも考えてみましょう。
採用コンセプトとは
採用で利用されることが多い、「採用コンセプト」。
コンセプトは非常に大切な意味がありますので、採用コンセプトの意味について解説します。
コンセプト(concept)とは、1、概念。2、企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
補足すると「採用全体がブレないような一貫した考え方」になります。
採用コンセプトの例を説明していきます。
採用コンセプトの例
たとえば、レストランで「小さいこどもと一緒に楽しめる、子育て家族にやさしいレストラン」というコンセプトのお店であれば、お店の内容は、子供用メニューがある、ソファー席がある、授乳室があるなどのお店作りになると思います。
同じように、採用コンセプトは、「子供が好きで仕事にすることを諦めていた方」が日々楽しく接客をし、お客様と喜びを分かち合い『多くの子育て家族に利用してもらえる繁盛店を目指す』などの採用コンセプトになり、子供好きなスタッフを採用する方向性になると思います。
お店のコンセプト、採用のコンセプトを踏まえて、採用キャッチコピーは、「人が子供が好き、優しい空間を共に作り成長する」、などが採用キャッチコピーになります。
求人広告に記載する内容は、子育て家族を応援するなどが、仕事内容になりますし、
面接時に確認する項目は、過去の経験だけでなく、人が好きか、子供が好きか、笑顔が素敵か、お店の空間を一緒につくっていけそうかなど、採用コンセプトに沿って進めていく形になります。
この採用コンセプトにも関わらず、「不愛想な方」や「子供が苦手な方」「騒がしいのが嫌いな方」を採用してしまうと、その採用は採用コンセプトから大きく外れてしまうことになります。ここで良くあるのが、過去の経験や採用条件は十分に満たしているケースがあることです。
飲食店の経験、マネジメント経験があるが、子供が苦手など、採用条件を満たしており、採用したい人物に出会えた際にも採用コンセプトに立ち返ることで、不採用の判断や原稿改善の判断ができるようになります。
このように「終始一貫した考え方」のことをコンセプトや採用コンセプトといいます。
採用コンプトの位置づけ
ビジョン・ミッション
↓
事業コンセプト・お店のコンセプト
↓
採用コンセプト
↓
採用キャッチコピー
上記のような関係性になります。
採用コンセプトが不要な場合もある
採用コンセプトを明確に策定せずに採用活動を行う企業もあります。
企業の理念やビジョン・ミッション・バリューをそのまま採用コンセプトにしている、事業コンセプトやお店のコンセプトがそのまま採用コンセプトになる、
またはSNSやオウンドメデア、採用サイト等で常日頃から企業で活躍する人の姿や欲しい人材を発信している企業など。「終始一貫した考え方」が採用にすでに反映されている場合、採用コンセプトが必要ないケースもあります。
それ以外でコンセプトが不明確であれば、採用コンセプトを固めることをおすすめします。
採用コンセプトの設定が重要な4つの理由
採用コンセプトの設定が重要な4つの理由は以下になります。
- 採用として成り立つのかが明確になる。
- 採用過程でブレが起きない。
- 採用コンセプトが強力なキャッチコピーになることがある。
- 採用の質・マッチングの向上、入社後の動機付け(内定辞退・早期退職の予防)
採用コンセプトの作り方、ヒントの前に、そもそも採用コンセプトの重要性、必要性について説明します。
採用コンセプトなんて必要ないよ、採用できたらなんでもいいよという人事や採用関係者の方もいらっしゃるでしょう。
事実、採用においては、採用コンセプトなど考えずに、「人気職種やトレンドに乗る」や「パクリ」で採用が成り立つときがあります。
コロナの時には、リモートワーク、テレワークが流行り、導入していた企業には多くの求職者の応募が集まりました。この「人気職種やトレンドに乗る」はひとつの勝ちパターンではあるものの、長く、継続的に採用を成功させるものではありません。
一方で人気がない職種での採用を考えるときに必要なのが、「採用を成功させるための戦略(採用戦略)」であり、そのうちの一つが、「採用コンセプト作り」でしょう。
採用として成り立つのかが明確になる。
採用コンセプトを作るうえで、「誰に」「何を」「なぜ」「どのように」「いつ」「どこで」を考えて採用が成り立つかを考えます。
飲食店の事例でいえば、若者に人気こってりラーメン屋を作る!となっても、若者がほとんどいない場所ではなかなか、ビジネスとしては難しいように、需要と供給を確認して、ビジネスを組み立てていきます。
同じように、採用においても、需要と供給(対象者がいるか、ニーズはあるか)を確認しながら、進めていく形になり、採用が成り立つのかを確認する形になります。
極端な例を出すと、地方で即戦力の欲しい企業が、「私たちは営業経験が5年以上あって、マネジメントもできる営業を採用するんだ」と意気込んでも、その地域や業界に「ほとんど対象者がいない状態」であれば、採用として成立しない可能性が高いです。
採用は「需要と供給」で成り立ちますので、まずは需要(対象者)があるのかを知る必要があります。
さらに対象者がいたとしても、他社と同じ給料や条件しか提供できないのであれば、給与や条件など待遇競争に巻き込まれます。
そのため、採用コンセプトを作るうえで、「強み・独自性」を明確にしていきます。
採用コンセプト作りでは、これらの過程を踏まえるため、「採用として成り立つのか」の再確認ができます。
採用過程でブレが起きない。
採用コンセプトは「終始一貫した考え方」です。
つまり、採用でも面接でも、採用、面接過程で起こりえる「ブレや迷い」が発生しにくくなります。
採用コンセプトがあると、「どんな人を採用すればいいのか」がはっきりとしてきます。
例えば、さきほどの飲食店の採用コンセプト「子供が好きで仕事にすることを諦めていた方」が日々楽しく接客をし、お客様と喜びを分かち合い『多くの子育て家族に利用してもらえる繁盛店を目指す』。
採用キャッチコピー「人が子供が好き、優しい空間を共に作り成長する」の場合、求人原稿の写真に、子供の写真や子育て主婦(夫)の写真を使ったりした方がいいですよね。
採用コンセプトがあると、子供が好きな人が原稿を閲覧してもらえる可能性が高くなるように求人原稿を作ることができます。
つまり、求人原稿、採用戦略を考える段階から、「子供が好き」という前提で考えて、作り込みをするため、
後戻りをすることが少なくなります。
このように企業が採用を行う上で、発生する様々な物事に関して、「終始一貫した考え方」を導入することで、余計なブレを回避することができるようになります。
採用コンセプトが強力なキャッチコピーになることがある。
「私たちの採用コンセプトは●●です!」と社外に明示する必要はありません。
また、採用コンセプトは社内の人(関係者)でしっかりと理解、共有され、行動に移せるものであることが理想です。
つまり、「キャッチコピー」にする必要はありません。キャッチコピーとは別物になります。
しかし、採用コンセプトがあれば、企業の「強み」が見えてきますので、それは、採用時の強みにつながります。
採用コンセプト:社内(関係者)に向けたものであり、方向性を示しつつアイデアを広げるもの。
採用の質・マッチングの向上、入社後の動機付け(内定辞退・早期退職の予防)
採用コンセプトに基づき企業のブランドイメージや社風を反映します。
終始一貫した考え方に基づき、適切な採用手法や選考プロセスの改善、求職者とのコミュニケーションの充実などを行っています。これにより、求職者と企業の相互理解を深め、採用の質やマッチングの向上を図ることができます。
採用コンセプトを作る4ステップ
採用コンセプトの作り方に正解はありませんが、採用コンセプトを作る際の考え方や重要な要素について説明します。
ステップ2 価値を提供する「なぜ」「負の要素」を考える
ステップ3 企業が提供できる魅力・メリットを徹底的に考える
ステップ4 「採用コンセプト」を言語化する
採用コンセプトを作る4ステップに、今回の飲食店の設定事例、「小さいこどもと一緒に楽しめる、子育て家族にやさしいレストラン」というコンセプトのお店がすでに存在しており、スタッフを募集する際の採用コンセプトの作るステップを考えていきます。
ステップ1「誰に」「何を」届けるかを決める
自社で採用したい人物像(誰に)について考えます。
採用コンセプトは自社(関係者)に伝えるものですが、その先には、「誰に、何を、どのように提供」するのかを明確にするものです。
特に採用コンセプトでは「誰に」の部分が重要になります。
誰に向けて採用情報を提供するのか、が明確にならなければ、誰にも刺さらないものになります。
誰でもいい=幅広く集めるの設定は誰にも刺さらない。
●●に届ける=●●向けに情報発信は●●に刺さる。
そのため、ターゲットの母数が下がっても、できるだけ明確絞る方が良いです。
「誰にも選ばれる採用コンセプト」では誰に向けての訴求が分かりにくくなり、結果として、「誰にも選ばれない企業」になります。
◆想定採用スペック 年齢/性別/学歴/職歴/スキル/経験/人柄etc…
どういう理由で転職を考えている層なのか。仕事に対する価値観。企業との相性。
現在企業で活躍している人材はどんな人なんだろう…あれも、これもと欲張らず、一点集中して、採用したい人物に向けて、採用コンセプトを作りましょう。
飲食店の設定事例:◇「誰の、誰に」を定義する。
ここで誰でもよいと想定してしまうと、誰にも刺さらない状態になりますので、まず、誰に働いて欲しいかを定義していきます。
小さいこどもと子育て家族にやさしい雰囲気を支えるスタッフですので、
1、 子供が好きな方 2、女性(男性・可だが女性へ向ける)3、20代(年代も不問ではあるが絞る)
「誰の、誰に」をまとめると、子供が好きな20代女性に向けてまとめていきます。
確かに、子供が嫌いな方や一人で作業したい方など広く広げた場合に比べると母数は狭まりますが、その分、少ないターゲットには刺さりやすくなり、自社に応募してもらえる可能性は高くなります。
ステップ2 価値を提供する「なぜ」「負の要素」を考える
「誰に価値提供するのか」を考えるときには、合わせて「なぜ」提供するのか、「負の要素」を一緒に考えましょう。
「負の要素」とは転職や新卒で就職先を探すときや現在勤務中の会社で想定できる不満点。
例の飲食店の採用コンセプト「子供が好きで仕事にすることを諦めていた方」が日々楽しく接客をし、お客様と喜びを分かち合い『多くの子育て家族に利用してもらえる繁盛店を目指す』。
採用キャッチコピー「人が子供が好き、優しい空間を共に作り成長する」は、
子供は好きだけど、働ける場所が保育士や学校の先生しか思い当たらない。人手不足で稼働時間が長く責任感が重すぎるなど、子供好きな方が働いている環境において、不満があると仮定して採用コンセプトにしています。
「もっとこんな働き方」ができればいいのに、という、負の要素を調べて採用コンセプトに盛り込むことができれば、他社との差別化が図れるでしょう。
他社と差別化できるポイントを一つでいいので見つけ出してみてください
飲食店の設定事例:◇「負の要素」を定義する。
子供が好きな20代の女性が抱える負の要素を定義していきます。
- 子供むけの資格を保有していない。(保母さんや保育士さんにはなれない)
- 子供に関する仕事についてはいるが、人手不足もあり労働環境が良くない(給与、勤務時間)
- キャリアも築きたいし、給料も欲しい、友達とも遊びたいが専門職だとなかなか難しい。
- 飲食店(居酒屋)で働いているが、客層が理想と異なる、夜遅くまで働くことが多い。
ステップ3 企業が提供できる魅力・メリットを徹底的に考える
負の要素を解決できる自社の魅力やメリットを掛け合わせてみてください。
【会社軸】会社の安定性、将来性、ブランド力は?
【仕事軸】仕事のやりがい、社会貢献性、憧れは?
【環境軸】待遇、給与、福利厚生、休日休暇は?
【キャリア軸】成長の機会、資格取得、キャリア設計は?
【社風軸】働く人、先輩、イベント、行事
【価値観軸】大切にしていること、ビジョン、ミッション など
飲食店の設定事例:◇企業(仕事)が提供できる何かから解決できることを考える
企業、仕事の魅力や強みから解決できることを定義していきます。
「小さいこどもと一緒に楽しめる、子育て家族にやさしいレストラン」というコンセプトのお店の場合
- お客様に子供ずれの家族が多い→子供が好きな人、人が好きな人は良い環境を提供できる。
- 飲食店なので、子供や保育に関する資格は不要→未経験からでも資格も不要で働ける
- 子育て家族向きなので、営業時間が通常居酒屋と比べて早く終わる→シフト調整や終電前に終わる。
- 店長やそのうえのエリアマネージャーなど役職もある→キャリアパスや給与面も向上が見込める
- 社会保険完備→育児休暇や介護休暇も提供できる。
などが仕事の魅力や強みから解決できることになります。
ステップ4 「採用コンセプト」を言語化する
採用コンセプトに正解はありませんが、上記の定義をもとに、社内(関係者)に向けて、終始一貫した考え方ができるように作成していきます。
採用コンセプト・採用キャッチコピー例
採用コンセプト例①:「子供が好きで仕事にすることを諦めていた方」が日々楽しく接客をし、お客様と喜びを分かち合い『多くの子育て家族に利用してもらえる繁盛店を目指す』などが採用コンセプトになります。
採用キャッチコピー例①:「人が子供が好き、優しい空間を共に作り成長する」
※職種により強みや解決できることが異なる場合は、採用コンセプトも異なる形が望ましいです。
仕事や事業のコンセプトが異なるのであれば、当然採用コンセプトも異なるからです。
採用コンセプト・採用キャッチコピーの大手有名企業事例一覧
2023年集計|新卒向け採用コンセプト・採用キャッチコピー事例一覧
株式会社電通
採用キャッチコピー:キミはどんな先駆者になる?
採用メッセージ:仕事が旅だとしたら、その旅の目的地を、キミはどこにするだろう。
一人ひとりに答えがあって、それぞれ違っていいけれど。
「誰も見たことがない景色」そこを目的地にするのはどうだろう。
小さくてもいい。何かの先駆者であるために。その先に、より良い社会をつくるために。
電通は、広告の先駆者にとどまらず、社員一人ひとりが先駆者になることで、今、新しい景色を目指して歩きはじめています。キミが見たい景色も、ぜひ聞かせてください。仕事を考えることは、生き方を考えることだから。
企業理念:an invitation to the never before.(これまでにないものへの招待状。)
企業理念an invitation to the never before.と採用キャッチコピーキミはどんな先駆者になる?
を両方見てみると表にはでない、採用コンセプトや採用する際に求めている人物像が見えてきます。
一貫して、先駆者や開拓、新しい景色など、これまでにないものを推し進めていく、人柄、考え方、行動力を持っている人物像が浮かび上がります。採用全体の一貫した考え方が採用活動、組織づくりに活かされていることがわかります。
https://www.career.dentsu.jp/recruit/2024/
サントリーホールディングス株式会社
採用キャッチコピー:やってみなはれ
採用メッセージ:サントリーグループは自然とその恵みである「水」に生かされる企業として、
「人と自然と響き合い、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命の輝き』をめざす。」というOur Purposeの実現に向けて自然の恵みをものづくりに活かし、事業に取り組んでいます。
それを支える大事な価値観のひとつが「やってみなはれ」。
https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/
※サントリーの企業理念 価値観のひとつに「やってみなはれ」があります。
企業理念がそのまま、採用コンセプトや採用キャッチコピーに利用されています。
株式会社リクルート
採用キャッチコピー:PLAY RECRUIT, PLAY OPPORTUNITIES.(プレイ採用、プレイ機会)
採用メッセージ:知らないことだらけの世界。変わり続ける自分。同じ色なんてない、無限大の仲間たち。
その出会いのすべてが、機会を創り出す。
青い好奇心に、最強のチームが集う。地図にない冒険が、素晴らしい挫折を生む。時間を忘れるほどの情熱と今が、きっと未来を変えていく。夢中にはかなわない。
https://www.recruit.co.jp/employment/students/
企業理念:私たちは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。
ビジョン:Follow Your Heart
一人ひとりが、自分に素直に、自分で決める、自分らしい人生。本当に大切なことに夢中になれるとき、人や組織は、より良い未来を生み出せると信じています。
企業理念、ビジョン、採用キャッチコピーから、自分の意見や考え方を尊重しながら、仕事や困難を楽しむ姿勢やチームワークの良さなどが想像できます。
採用においても自分も組織も大切に夢中になれる情熱的な方が求められているのかもしれません。
株式会社マイナビ
採用キャッチコピー:みらいを、らしく、いこう。
採用メッセージ:拝啓 今そこにいるあなた そこから、どんな未来が見えるだろう。
それは、ワクワクする未来か?それとも、少し不安な未来か?
どんな未来にも、あなたの可能性は広がっている。
きっかけの可能性を信じるマイナビは、あなたの可能性を誰より信じる会社でありたい。
あなただから、できる仕事で、あなただから、もてる視点で、未来をもっといい方へ。
みらいを、
らしく、
いこう。
https://www.mynavi.jp/saiyou/
2024年新卒にむけた採用キャッチコピー、未来に向かって一歩踏み出す、新社会人に向けて、期待と不安が入り混じっているそんな就活生の気持ちを汲んだ採用キャッチコピーになっています。新卒向けのメディアを運営している求人メディア企業マイナビならではの事業コンセプトにもマッチした採用キャッチコピーです。
野村證券株式会社
採用キャッチコピー:わたしの成長を、社会の成長に。
採用メッセージ:90年以上、日本の経済を中心で支えてきた野村證券。
激変する時代に突入した今だからこそ、ここで得られる経験は、これまで以上に大きい。
証券業界のリーディングカンパニーとしての誇りを胸に、日々変わりゆく環境に対応し、努力をつづける姿勢。
思い描く理想をカタチにしていく向上心。一生枯れない、成長力の土台をその手に。
知恵を絞り、走り続けよう。逆境さえも進む力に変わっていく。
君の成長が、社会の成長だ。
https://www.nomura-recruit.jp/graduate/
コーポレート・スローガン:目指すのは、”今”以上の”未来”。
証券、株式など社会や経済と密接にかかわる事業だからこそ、会社の成長ではなく、社会の成長にと使命感を感じることができる採用キャッチコピーです。変化も激しい時代であり、オンライン化が進むなど逆境や変化もありながら、成長することが社会の成長になるというリーディングカンパニーらしい採用キャッチコピーだと思います。
パーソルキャリア株式会社
採用キャッチコピー:その違和感がビジネスになる。Challenge to change
採用メッセージ:世の中に感じる小さな違和感。
時にそれが、新しい時代の価値観に応えるビジネスの種になる。
パーソルキャリアのフィールドは、人の生き方やはたらき方に関わるあらゆる分野。
だからこそ、できることは無限だ。
変化を眺めるだけの傍観者ではなく、世の中を変える主体者であり続けよう。
ビジョン:はたらいて、笑おう。
ミッション:人々に「はたらく」を自分のものにする力を
新規事業のテーマ:「はたらく×●●」
はたらくに関わる領域は学び、お金、健康、育児など、数えきれないほどたくさんあります。人材サービス=企業と個人のマッチング、 という既存の枠を超え、事業戦略実現のため「はたらく×●●」をテーマにさまざまな新規事業の立ち上げに注力しています。
株式会社キャリアデザインセンター
採用キャッチコピー:BELIEVE IN YOURSELF CDC
採用メッセージ:あなたが憧れていたもの。あなたが欲しかったもの。それはぜんぶ、あなた次第で手に入る。なりたい自分になるために、環境を選べばいい。キャリアデザインセンターは実力を純粋に評価する。
キャリアも、年齢も、性別も、関係ない。仕事に真正面から向き合った分だけ、自分に返ってくる。
その繰り返しこそが、あなたの力になる。さあ、手をのばそう。あなたは自分を信じればいい。
BELIEVE IN YOURSELF
https://recruit.type.jp/
さいごに、採用コンセプトについて
採用コンセプトに正解はありません。難しく考えて動けないよりも、シンプルに誰に、何を伝えるか。
採用において、「採用全体がブレないような一貫した考え方」であることを思い出しましょう。
採用コンセプトをもとに採用フローを構築したり、採用サイトに採用キャッチコピーやメッセージとして掲載したりと採用ブランディングにも活用できます。
100%完璧を目指さずにまずは行動に移せるようにしましょう。