「indeed(インディード)のクローリング掲載について知りたい」「indeedに自社採用HPを掲載申請したい!」「クローリング掲載される条件や仕組みは?」と、疑問や興味を持たれている企業様は少なくありません。
この記事では、indeedにおけるクローリング掲載についてとその掲載条件や申請方法とクローリング掲載がオススメな事例についてもご説明ご紹介させていただきます。自社サイトが連携されない理由や求人サイトの企画段階で連携される仕様になるか、完全に理解できるようにしっかり解説いたします。
Indeedのクローリング掲載についての理解を深め、ご利用の際に問題なくスムーズな対応を行っていくためにも、事前にindeedのクローリング掲載の条件と方法についてこの記事で確認をしていきましょう!
目次
indeedにおけるクローリング掲載とその仕組み
indeed(インディード)におけるクローリングとは自社の求人をIndeed上に掲載するための方法の一つです。
indeedに求人情報を掲載する方法は2種類存在し(直接投稿とクローリング掲載)、そのうちの一つが「クローリング掲載」と呼ばれるものになっています。
「クローリング」とは、検索媒体(indeedや求人ボックス、スタンバイなど)が作成したプログラムをインターネット上のサイトに巡回させ、情報を複製、保存することを指します。このWeb上を巡回するプログラムは、「bot」や「クローラー」などと呼ばれることもあります。
この「bot」や「クローラー」にクローリングされることによって初めて複製・保存した情報が検索エンジン上(indeedや求人ボックス、スタンバイ)に表示されるようになるのです!
そのためindeedではクローリングを定期的に行う事でWeb上の新しい求人情報の複製、保存し、求人検索の結果として企業の独自の採用HPの求人情報のリンクを検索結果として反映しています。
そんなクローリングをされるためには、自社の採用HPが掲載条件を満たしている必要があります。
次章では、その掲載基準となる条件を確認していきましょう!
indeedにクローリング掲載するための7つの条件
indeedに採用HPが「クローリング掲載」されるには以下の掲載条件が存在します。
- 自社サイトに採用ページが設置されている(他社運営サイトに掲載の求人情報はクローリングできません)
- 求人情報が画像ではなくテキストで記載されている
- 職種名がシンプルで明確に記載されている(キャッチや見出し、文章はNG)
- 勤務地が市区町村レベル以下まで詳細に明記されている
- 業務内容がひとつひとつ詳細まで明記されている
- 応募方法が明記されている (応募フォームの場合は、他ドメインに遷移せず、同じドメイン下で応募完了まで行うことができる)
- 1職種×1勤務地ごとに固有のURLが設置されている
この条件を認識していないと採用HPの改修が必要となり、「クローリング掲載」を開始できないという事もあるため、まずは自社の採用HPが掲載条件を満たしているかを確認してみましょう。
ここからは掲載条件を弊社の自社採用ページの例も交えてご紹介していきます!!
自社サイトに採用ページが設置されている
他社の運営サイトに掲載されている求人情報のリンクを自社採用サイトに乗せている(リンク設定や完全流用)場合、そちらはindeedのクローリング対象にはなりません。
もし他社で載せている求人情報を採用HPに掲載する場合は、求人情報をコピペするのではなく文面は書き換えて掲載を行いましょう。参考にするのは構いませんが、文面は書き換える必要性がありますので、注意しましょう。
求人情報が画像ではなくテキストで記載されている
indeedのクローリングはテキスト情報のみを取得します。そのため、求人情報がPDFや画像で採用HPに掲載されている場合は、それらの情報が正しく取得できないため、クローリングの対象にはなりません。
ですので、HTML形式のテキストベースで求人情報を掲載し採用サイトを作ることを心がけましょう。
※違法な求人情報や最低賃金違反などは掲載されません。
職種名がシンプルで明確に記載されている
indeedでは職種名・仕事内容の書き方について「簡潔に仕事内容が伝わるような表記を心がける」といったガイドラインが設定されています。
そのため、他の求人媒体に比べ一覧画面も下記の画像のようにシンプルなものになっています。
ですので、indeedでのクローリング掲載を目指すのであれば職種名は極力シンプルなものを心がけましょう。
また、職種名だけでは仕事内容が連想しづらい場合は業務内容についての説明を付け足すと良いでしょう、その場合も、簡潔に一言で表す表現で記載することが大切です。※職種名はガイドライン違反の多い事例です。
勤務地が市区町村レベル以下まで詳細に明記されている
indeedの求人検索画面は求職者が「キーワード」と「勤務地」で検索できるようになっています。
indeedは求職者ファーストのサイトであることを最重要視しているため、求人を掲載する際に勤務地を市区町村レベル以下までの記載をすることが求められます。
「キーワード(職種)」×勤務地で検索する求職者も多くいるので、この点は採用HPだけでなく求人原稿を作る際にも意識すると良いでしょう。
業務内容がひとつひとつ詳細まで明記されている
先ほど申し上げたようにindeedは求職者ファーストであることを最重要視しています。
そのため、求職者にとって不親切な求人原稿は、掲載されないような仕組みになっています。
一覧画面の職種名は【シンプルに】、求人原稿の業務内容は【詳細に】の2点を意識するのが大切です!
また、求人情報の中心部分である「仕事内容」「勤務地」「募集条件」の3つは明確でなければ掲載はかないません。求人情報に盛り込むと良い内容を下記にまとめておりますので併せてご確認ください。
- 仕事内容(業務内容で詳細に)
- 雇用形態
- 給与
- 勤務時間・曜日
- 休日
- 職種名(本文中に明記)
- 勤務地(市区町村レベルまで細かく)
- 最寄り駅
応募方法が明記されている
求職者が無料で応募可能か、会員登録不要で応募できるかも掲載の基準となります。
求職者が応募をする際に、ユーザー登録を求められたり、また応募をする際に費用が発生したりするようなサイトは、indeedにクローリングされません。誰もが無料で応募ができることが条件です。
しかし、採用に際して必要な情報については下記のようなエントリーフォームを作成し、求職者の応募の方法や導線を明確にすることを意識しましょう!
一職種、一勤務地ごとにURLが設定されている
自社の採用HP上で求人ごとにURLが指定されていて別ページとして存在する必要があります。
一つの求人ページに複数の職種や勤務地が記載されている場合、indeedにはクローリングされません。
求職者が探している情報を明確にするため、一つの職種や勤務地ごとにページを分けることが求められます。
【NG表記例】
勤務地:本社、佐賀営業所
職種:(1)採用コンサルタント (2)カスタマーサクセス (3)コーポレート
NG表記例ですと勤務地や職種を1つのページ内にひとまとめにして掲載しているため、indeedにクローリングされません。採用コンサルタント、カスタマーサクセス、コーポレートは別々のページで募集しなければいけないという事です。
また、勤務地が複数ある場合は、本社の営業、〇〇営業所の営業と、同じ職種であっても、勤務地ごとにページをわける必要があります。
【OK表記例】
勤務地:東京オフィス 東京都中央区日本橋箱崎町20−1 アンソレイエ・オオタ 4階
↑勤務地が1つ
職種:カスタマーサクセス(進行管理・採用代行・制作)
↑職種が1つ
Indeedにクローリング掲載のための申請方法3step
上記の通り、自社採用HPをindeedに「クローリング掲載」するには様々条件を満たすことは必要となります。
しかし、自社採用HPが掲載条件を満たしていれば自動で求人情報が「クローリング掲載」されるわけではありません。indeedにクローリング依頼を申請しなければなりません。
クローリング掲載の基準に合わせて採用HPを作成したのに申請が漏れてしまっては非常にもったいないので忘れずにindeedにクローリング依頼を行いましょう!
以下で、Indeedへのクローリング依頼の申請方法を3stepでご紹介させていただきます!
【step1】Indeedへのクローリング依頼の申請方法
indeedのサイトトップページの右上にある「求人広告掲載」をクリックする。
【step2】Indeedへのクローリング依頼の申請方法
画面遷移後に「ログイン」または「アカウント作成のご相談はこちら」のどちらかを選びクリック。
ログイン完了後、ページ内にある「今すぐ掲載をはじめる」をクリック。
【step3】Indeedへのクローリング依頼の申請方法
画面左端の「indeed」をクリックしHOME画面を呼び出し、①リソース→②お問い合わせ→③メッセージを送信の順番に選択。
メッセージ画面の件名に「自社求人サイトのクローリング依頼」、本文に自社の求人情報のURLを記載し送信。
以上の手順で申請を行い、審査が通ればindeedに自社の求人情報が反映され、無事にクローリングでの掲載が可能となります!
Indeedの掲載は基本的にはクローリングよりも直接投稿がおすすめ!
indeedに「クローリング掲載」でするためには自社採用HPが厳しい掲載条件をクリアしなければなりません。
採用HPを持っていない、素早く簡単に掲載を行いたい、採用HPが古く条件を満たした新しいページの作成にコストを割きたくないと言った企業様には「直接投稿」での掲載がおすすめです!
「直接投稿」は、indeedに登録を行い会社情報と求人概要を入力する事で採用HPを持っていない企業様でも簡単に求人を掲載出来る方法となっております。
登録後に求人を投稿し、審査を通過した後、最大72時間で掲載が開始されます。加えて、投稿した求人情報の内容は、タイムリーに何度でも変更することが可能です。
次章で紹介するクローリング掲載がおすすめの5つの事例に当てはまらない企業様の場合は「直接投稿」もご検討してみてください!
Indeedへクローリング掲載がオススメの事例5選
ここでは、Indeedへ「クローリング掲載」がおすすめの事例を5つ紹介させていただきます。
【事例1】大量の求人を掲載したい!
求人を一件ずつindeedに登録していくのは大変です。求人ページ一つに対して勤務地と職種をそれぞれ一つずつ記載するのがindeedの求人掲載ルールとなっており、直接投稿を利用し多くの求人を掲載する場合は1つずつ作成する必要があります。
クローリングであれば、既に自社サイトにある求人内容を自動で取り込んでもらえるので、入力の手間はかかりません。既存の採用HPに記載している求人内容をクローリングのプログラムが自動で取り込んでくれるため大きな手間をかけずに、多くの求人を出すことができるのはクローリング掲載の大きなメリットの一つです。
【事例2】使い慣れた応募者管理システムが利用したい!
クローリングを使わず、直接投稿で掲載する場合は、indeedが発行する管理画面を使うことになります。
しかし、クローリング掲載を利用すれば、これまで通り自社サイトを通じて応募が入ってくるため、新たな管理画面を増やすことなく、これまで通りの応募者管理の方法が可能です。
【事例3】独自の応募フォームを設けたい!
indeedのクローリング掲載では、自社サイトの応募フォームをそのまま使用できるというのもメリットの一つです。直接投稿では、応募フォームのカスタマイズに限りがあるため、取得したい応募者情報が取得できず、選考がしづらいといったネックも存在します。
企業様独自に応募の際に入力していただきたい項目がある場合は、クローリング掲載がオススメになります。
【事例4】写真等を活用し自由度の高い求人を掲載したい!
直接投稿の場合、入力項目が決まっているために写真や動画を掲載することはできません。
クローリング掲載であれば、採用HPに紐づくため、自社サイトを求職者に見てもらう機会が増えます。
自社サイトであれば求人情報に加えて、自社が求職者に伝えたい情報を求職者がイメージしやすい写真や動画とともに掲載することができるため、より自社の魅力を伝えることができます。
クローリング掲載であれば、これらの要素を活かした自由度の高い求人情報作成が可能になります。
自社の採用HPを利用して、文字だけでは伝わらない自社の魅力を求職者にアピールするのであればクローリング掲載はオススメだといえます。
【事例5】より詳細なアクセス分析を行いたい!
indeedには、求職者がindeedを経由して求人ページを見た行動を分析することができる「コンバージョン・トラッキングコード」をサイトに埋め込む機能が存在します。
その他にもグーグルアナリティクスなどのWeb解析ツールを使うことで、indeed経由で求人ページを見た人の行動を分析することができます。求人ページを見たあとに、先輩社員紹介のページが見られており、その後、もう一度、求人ページに戻って応募している。といったような、求職者の行動を可視化することも可能となります。
求職者の行動パターンを可視化し分析できると、どのページに惹かれて応募しているかなどの予測や詳しい分析ができ、自社サイトの改善につなげることもできます。
さいごに
今回の記事は主に「indeedのクローリング掲載」についてご説明させていただきました。
Indeedでクローリング掲載をされるためには、自社の採用HPが掲載条件を満たしている必要がございます。
ご紹介した7つの条件を改めてご確認いただき採用活動に是非お役立てください。
株式会社bサーチは求人広告代理店であり、Indeed(インディード)と同様の求人検索エンジン関連のサービスも多数取り扱いがございます。(求人ボックス、スタンバイ、キャリアジェットなど)求人サイトと異なる表示がされている、気づけば転載されていた、掲載停止されていたなど困りのことがございましたら、indeed正規認定シルバーパートナーのbサーチへ。indeedに関する疑問や有料課金・無料出稿のご相談など無料でプラン作成やご相談承りますので、お気軽にお問い合わせください。